


2016年8月5日の山陽新聞に、さしこう岡山大福店で開催中の
「夏のギャッベ展」ご案内を掲載いただきました。
夏にこそ上質なウールのギャッベで、快適にお過ごしいただけます。
ぜひご来店いただき、体感してください!
ギャッベで過ごす心地よい夏 「夏のギャッベフェア」
8月5日(金)~14日(日) 10:30~18:30
【連載】 「イラン・大自然の絨毯に出会う旅2016」第四回
3日目(前半)
遊牧民たちとの宴が明けて早朝、ザクロス山脈の日の出を見る為、
ひとり早起きをしました。広大な土地にそびえ立つザクロスの山々と日の出は
さぞ美しいことだろうとわくわくしながら、準備をしていざ出発!
日中は40度を超える猛暑ですが、明け方は10度前後にまで下がり、
朝はダウンがないと外に出られないほどです。少し歩くと開けた場所に到着。
地平線に響き渡る鳥のさえずりを聞きながら、
もうすぐ日の出を迎えるうっすらと明るくなった山に向かいカメラをセット。
もうすぐ夜明けです。
日の出が間近にに迫ったその時!
運よく羊の遊牧が目の前を通り過ぎようとしています。
これは願ってもないチャンスとばかりにシャッターを切り続けます。
朝焼けの中、羊飼いと共にゆっくりと進む羊の群れ。美しい光景です。
羊の歩みと共に夜が明けてきました。
羊の群れが通り過ぎるまでの10分間、無我夢中でシャッターを押し続けました。
あっという間の出来事でした。
朝焼け色に染まった羊は、なんとも神秘的で、神々しさまで感じました。
生命の営み、大自然の雄大さ、脈々と続く伝統、、、様々な言葉が頭をよぎりますが、
どれもしっくりと来るはずもなく、唯々ひたすらに言葉にできない感動が溢れます。
イランの、大地の、「鼓動」を目の当たりにした瞬間でした。
日が昇るにしたがって、植物や動物たちも目を覚まします。
この犬は追いかけてきて、すごい怖かったです。汗
この旅が始まってから初めてのひとり行動で、充分に楽しんだあと
ムサビさんの家に帰ろうとしましたが、ん?? ここはどこだっけ??
美しい景色や動物たちを夢中で撮っているうちにちゃっかりと迷いました。笑
右を見ても左を見てもどこまでも同じようなレンガ造りの家がずらり。
ここでもまた違う犬がよそ者を睨みつけています。汗汗 (写真右側)
怖い犬に追いかけられるし、帰る家はわからないし、ちょっと一人で泣きそうでした。笑
やっとの思いでムサビ邸に到着した後、朝ご飯をいただき、ムサビさんとはここでお別れ。
別れを惜しみつつもまた会える日を約束して、いざ次の目的地へ。
シーラーズを出発し、次なる目的地はイスファハン!
マイクロバスに乗り込み、乾いた大地と抜けるような青空を走ること8時間。
朝から出発し、ようやく目的地のイスファハンに到着したのは、16時でした。
イスファハンではいよいよペルシャ絨毯の工房を数件巡ります。
伝説的な工房へもお邪魔する予定で、ここでもまた素晴らしい逸品との出会いがありました!
つづく
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