◇さしこう本店◇
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是非ご覧ください😊 ⭐!
こんにちは。
さしこう本店のyuです。
今回はイラン紀行のvol.4 世界遺産ペルセポリスとカシュガイ族と~編です。
前回は、イラン南部シラーズと夜の風景についてで、絨毯に関することがほぼ無かったのですが、今回はギャッベを織っているカシュガイ族の生活について触れていきたいと思います。
まずは3日目、ホテルからシラーズ近郊にある世界遺産ペルセポリスを訪問しました。
まずは四駆に揺られて約1時間、シラーズからペルセポリスに向かいます。
ちょっと郊外に出ると岩山とSAIPA社 SABAセダンだらけ。
建設中なのでしょうか?
ちょっとゴーストタウン感があります。
ぺルセポリスに近づくにつれ、糸杉も増えてきました。
さて着きました。
向こうに見える石の壁と塔がぺルセポリス。
イランの歴史を語るうえで、外せないのがこのペルセポリスなのですが、その歴史は紀元前520年にさかのぼります。
時はイランがアケメネス朝ペルシア帝国の時代。
ダレイオス1世によって建設が開始され、その後彼の子であるクセルクセス1世に、またその孫にあたるアルタクセルクセス1世にまで建設は受け継がれました。
その後、紀元前330年にマケドニアのアレキサンドロス大王によって破壊されるまで、ペルシア帝国の祭祀都市として栄えたのです。
このペルセポリスという名は、ギリシャ語に由来し、「ペルシア人の都」という意味を持っています。
現代ではタフテ・ジャムシード「ジャムシードの玉座」の意で呼ばれています。
逆光で見にくいですが、ここがペルセポリスの基壇と謁見の間への入り口です。
古代遺跡と言うにふさわしい姿です。
この111段の階段を上ると、、
西側は人面無翼獣身像、東側は人面有翼獣身像があります。
ここをくぐり抜けると、
2頭の鳥獣像ですが、どういった意味なのかは忘れました...
なお、この下の土の中にも未発掘のレリーフが埋まっているとかいないとか。
柱は崩れてますが、ここから先に進むと、アパダーナー(謁見の間)があり、かつては6柱6本列計36本の柱で建物を支えていました。
高さは約20M。
個人的にエジプトのピラミッド、マヤ文明、アステカ文明など古代遺跡が絡む歴史は昔から好きでした。
世界各地、いまだに解明されていないものばかりで、探検心をくすぐられます。
荒廃しても、歴史の重みを感じますね。
こちらは朝貢のレリーフです。
画像では非常に見にくいですが、ギャッベにもよく織られる「糸杉」はこのレリーフにも表されていて、最も古典的な図柄と言われています。
糸杉は、健康・長寿という意を表します。
高台からの眺めです。
清々しさとペルシャ大帝国を感じて.... ペルセポリスを後にします。
お次は、シラーズ郊外のカシュガイ族のテントがある、ザクロース山脈に向かいます。
SUVとピックアップトラックに乗って、富士の7分目の標高まで約2時間のドライブです。
その途中、なんとSUVのドライブベルトが粉砕するというトラブルが発生!
これでは、いくらなんでも自走できません。。
部品ディーラーにて足止めです。
これも旅あるあるですね。 運転手さん、お疲れ様です。
約1時間足止めですが、走れる車に荷物を積みかえていざ、ザクロス山脈へ。
シラーズ郊外のストリート。
近づくにつれ、緑も増えてきました。
この雰囲気好きです。
森になってきました。
土獏に緑、きれいですねえ。
ペルセポリスから約3時間、悪路を突破しながら着きました、カシュガイのテントです。
ここで早速、絨毯が!
素晴らしい柄がそろってます。
織り職人の女性達。
熟練の技で170X240のパルデサイズぐらいを織られています。
ギャッベは織る家族単位ごとにトルコ結びか、ペルシャ結びかで分かれるのですが、この家族の場合はペルシャ結び(開放型左右非均等結び)で織っていました。
この方は糸紡ぎをしているお母さんです。
羊毛をふわふわの綿のようにしてから、均一な太さに紡績していくのは熟練の技といったところ。
テントの中にあるのは、織り上がり後シャーリング(刈り取り)を行っていない状態のもの。
シャーリングを行うことで絨毯の厚みが決まり、図柄がより鮮明になり、皆さまにお届けするギャッベの状態になります。
さて1つめのテントにお邪魔した後は、近隣にあるテント数軒を訪ねます。
どれも小高い丘の上に設営されていて、高原風が気持ちの良い場所です。
vol.5に続く...
こんにちは。
本店のyuです。
さしこうイベント情報です!!
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さしこう岡山大福店
『ゾランヴァリギャッベ・800枚展』
2022年9月23日(金)~10月2日(日)
※9月28日(水)は定休日です。
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また10月7日(金)より、さしこう本店での秋の絨毯祭り「ゾランヴァリギャッベ800枚展」を開催いたします!
こちらも是非!
今回はイラン紀行vol.3 南部シラーズと夜の街編です。
テヘランから国内線に乗り南部の街シラーズへ。
シラーズはイラン南西部の都市で、ファールス州の州都にあたります。人口は約125万人ほど。
ギャッベはこのシラーズにあるザクロス山脈で織られています。
名所でいうと、ハーフェズ廟、シャー・チェラーグ廟、マスジェデ・ジャミイ寺院などの歴史的旧蹟が多く存在し、王朝時代からの歴史を感じることができます。
機内で晩御飯を兼ねた機内食を頂き、約2時間のフライト。
テヘラン出発が1時間半ほど遅れたこともあって、シラーズ国際空港に着くころには日が暮れました。砂埃も多め(笑)
この現地感、非常に良きです。
手前には2頭の獅子像?らしきレリーフも。
ヤシもあって、何だかリゾート感があり、私個人的に好きな1枚です。
この日は、もうホテルに向かうのみです。イランに上陸して1日目の夜、思いのほか心地いい疲労感です。
1日目の宿の道中、シラーズの夜の街並みを車窓から
空港から少し離れると、熱気あふれる商店が連なります。
飲食店、ガソリンスタンド、電気屋...市民の生活の要となっているようです。
こういった果物屋さんもイランでは多いですし、トラックの移動式屋台でスイカやメロンを売っていたりします。
ペルシャ文字がもっと読めたら、理解も深まって楽しみも倍増するだろうなあ..と思いながら
イランのストリートを感じることができました。
空港から約30分.. 着きました、1日目のホテルです。
キレイで近代的なホテルです。
今回は移動と街の話で絨毯ネタがありませんでした...すみません..
いよいよ明日からは、アケメネス朝の祭祀都市ペルセポリスとカシュガイ族の遊牧テントの訪問です。
vol.4へ続く~
こんにちは。
本店のyuです。
vol.1より始まったyuのイラン紀行、今回はvol.2ゾランヴァリ社~ホメイニー朝~絨毯博物館へ編 です。
前回は、日本→ドバイ→テヘランまでの旅路をご紹介しました。
1日目は、世界最高峰の手織り絨毯を扱う「ゾランヴァリ社」とテヘランの絨毯にまつわる名所を訪問。
まずはテヘラン国際空港より約40分... 着きましたゾランヴァリ社です。
すごく立派なお庭ですね。
さしこうのギャッベは、この「ゾランヴァリ社」から仕入れています。
上質なギャッベだけを取り扱い、ここから日本へ来ているのは、日本に流通するギャッベの中の8%ほど。
誰でも直接買い付けを許される会社ではありません。
またカーペットオスカー賞を2度受賞しており、「世界最高品質のギャッベ」として名を馳せています。
右の方は、「ゴラムレザー・ゾランヴァリ」さんで、ギャッベの世界的ブームの礎を築いた方です。
ギャッベを織るカシュガイの人々は彼を「ギャッベの育ての親」と呼び、遊牧民が自由に織る絨毯を”アートに変えた逸話があります。
それは1956年、ゾランヴァリさんが23歳の時。
カシュガイ遊牧民から買い付けた156枚のギャッベの売れ行きが芳しくなく、苦渋に立たされていました。
そんな最中、ある日スイス人絨毯商がイラン人通訳を連れて彼の店にやって来て、156枚全部の絨毯を買い占めていったというエピソードです。
その後、そのスイス人は同じような絨毯を1000枚欲しいと言って、ゾランヴァリさんの元を訪れたそうです。
これが「ゾランヴァリ社」の始まりです。
ゾランヴァリ社の中を見させていただくと
ユニークな柄のギャッベがありました。
櫛のような図柄は「シャーネ」と言って、絨毯を折る工程でパイルを締めるために使う道具です。
緯打具と呼ばれたりもして、面白い柄です。
こちらは糸の染色に使う草木のサンプルです。
ゾランヴァリ社のギャッベはすべて草木染めなのも魅力ですね。
発色が自然で嫌味がないです。
そして経年変化はきれいで渋みを増してきます。
大きな倉庫です。入口上部のライオンレリーフが良い味出してます!
一通りゾランヴァリ社を見終えると、今度はホメイニー廟へ向かいます。
ホメイニー廟とは、イランの初代最高指導者(1979~1989年)のルーホッラー・ホメイニー師の墓廟で、1989年に建築が開始されました。
場所としてはテヘラン南部の郊外にあります。
入る前から壮観です。真っ青な空と金色のドームがゴージャスさを一層引き立てます。
王宮という表現が思い浮かびますが、ペルシャ建築の凄みを感じることができました。
またこの中にホメイニー師のお墓があります。
中は一面ペルシャ絨毯が敷き詰められ、厳かな空間でした。※中は写真NGのため掲載不可です。
この後は、現地1発目のイラン料理です。
この建物の中に食堂がありました。
右のは、現地のヨーグルト?的なもの..(こう言ってはなんだが苦手な部類でした(笑))
こちらはイランの食堂の定番飯、サフランライスとケバブ。焼きトマト。
味は単調ですが、おいしいですし、日本人の口にも合いやすいかと。
お米はパラパラしています。
食事を終えると次はテヘランの絨毯博物館へ。
ここでは16~17世紀のサファヴィー朝時代の名作絨毯や、100年前の絨毯も見ることができます。
いざ潜入です!
現地ガイドのダラビさんが解説してくれています。
イランの絨毯産地は各所点在していて、北東はマシュハド、北西はタブリーズ、中央はカシャーン、クム、ナイーン、
南西はイスファハン、南はシラーズなど各地の特色を持ちながら発展してきました。
こちらの楕円形の絨毯は現地では「ベイズィー」と呼ばれます。
なかなかお目にかかれない珍しい形の絨毯です。
外周のボーダー部には花柄を書かれていて、水への感謝を表しています。
中央に見えるのは、メヘラーブ「壁龕(へきがん)」と言って、聖地メッカの礼拝の方向を表す文様です。
これはイスラームの伝統的文様で古くから継承されてきていて、各地のモスクにも壁龕があります。
他にも様々な銘品が展示されていました。
さて絨毯博物館を出ると、今度は南部シラーズへ行くためにテヘラン国際空港へ
移動が半端ない...
テヘランの街を車窓から眺めながら...
今度は国内線でテヘラン→シラーズへ約2時間。
この日の晩から明日にかけて、いよいよギャッベの織り子さんたちが住むシラーズです。
vol.3へ続く~
こんにちは。
本店のyuです。
2週間後の10月7日(金)より、さしこう本店での秋の絨毯祭り「ゾランヴァリギャッベ800枚展」を開催いたします!
それに先駆けまして、私が今年7月にイランに渡った時の模様を全14回に渡ってお伝えしようかと思います!
イランの歴史と現地の暮らしぶり、カシュガイ族が織る手織りギャッベ、見る者を否応なしに惹きつけるモスクなどなど..
かなり貴重な経験をしてきました。
まずはvol.1 日本→ドバイ→イラン(テヘラン)へ編です!
7/20 (水) 23:45 関西国際空港出発までしばし待機
さよならJAPAN
私自身、海外は3年前に行ったバックパッカー1人旅での香港以来。
そして中東は初めてです。
もちろんコロナ陰性の上、体調管理は万全で行きます。
空港で待ちぼうけ、そして23:45一路ドバイへ。約9時間です。
時差があるので当然ですが、機内食という名の夜食?朝食?を頂き、7/21(木)AM4:10ドバイ国際空港へ到着。
英語は良いですが、アラビア語...読めませぬ。。
この広大なドバイ国際空港、見どころたくさんあります。
24時間営業のカフェ、ブティック、免税店、ショップ、飲食店などなど。
経済発展具合を感じさせてくれます。
空港でステイすること約3時間、国際線に乗り換え、いよいよイランの首都テヘランへ
ドバイ国際空港からテヘランまでは約2時間ちょっと。
空路の眼下に広がる砂漠地帯も私が好きな情景の一つ。
ただただ水平線に続く地球の広漠を感じられるこの感じ、冒険心が疼く疼く(笑)
砂漠とペルシャ湾を眺めめているとあっという間にテヘラン国際空港へ。
降り立ってみますと中東らしい日差しで暑い! ただ湿度がないので快適です。
空港の建築からも、イスラム感を感じます。
そして現地メーカー・生産の車も。 プジョーPARSとイラン・ホドロ SAIPA社のSABAですね。
イランにはこういった小型~ミドルセダンが大量に走っています。
さて、空港を出ると今度は、テヘランの「ゾランヴァリ社」へ向かいます。
さしこうで取り扱うギャッベを仕入れさせてもらっている会社です。
バスの中でイランのミネラルウォーター。
このほかにも色んなデザインがあります。
道中、イランのストリートペイント。個人的にこのようなアウトレイジな雰囲気は好きです(笑)
右側はペルシャ数字が書いていて、右から読んで58112190と書かれてますね。
因みにイランは右から左に向かって文字を読みます。
さていよいよゾランヴァリ社到着です。
vol.2へ続く~
さて、9月23日㊎から、岡山大福店では・・・
今年もイランから届いたばかりのギャッベをご紹介!
色とりどりの美しくて使い心地のよいギャッベが勢揃いします!
中四国最大級800枚・大展示!!
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さしこう岡山大福店
『ゾランヴァリギャッベ・800枚展』
2022年9月23日(金)~10月2日(日)
※9月28日(水)は定休日です。
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を開催!こちらもぜひお越しください~!!