春に尾瀬に行ったメンバーで紅葉の武甲山に行ってきました。
7時10分の電車に乗り、川越線、八高線、西武線と乗り継ぎ横瀬駅からは登山口の生川、1の鳥居まで昨日の内にメンバーがタクシーを手配して下さっていたので、そこからが登山の始まりでした。

入り口には10月に熊出没の看板がありましたが途中にも熊の看板があちこちで見られました。
15丁目から歩き始めて30分もしないうちに、暑くて休憩がてら服を脱いでまた歩き始めました。
途中の小さな滝の水が涼しげでしたが、景色を見る余裕も無く登り続けました。

初心者の私は頑張って登っても遅れるので、後から来られる方達に道を譲りながら、やっと52丁目の神社まで登りましたが、山は霧でした。

神社の裏にある展望台に行きましたが、すべては霧の中でなにも見えません。

神社まで戻って横の避難小屋で昼食休憩をしました。
この辺りまで鹿が来ているらしく、転がっている糞が光っていました。
帰り道は横瀬駅に戻らず、秩父線の浦山口駅への道を進みました。
しばらくは尾根の緩い山道で唐松の黄色が続き気持ちよく歩けました。

山の紅葉も霧の晴れている所は見頃でとても綺麗でした。

それから下りに入り昨日までの雨上がりの道は、登りよりも滑りやすくステッキを付きながらも大変でした。
下り3時間のコースでしたが、山を下りきって歩いている内に暗くなって来ました。
駅までの道がどれくらいあるのか、地図で見る余裕も無く急ぎましたが途中で暗闇になってしまい、Tさんは熊避けの笛を吹きながらライトで道案内をしてくれました。
暗くなった道は車も人も通らず、黙々と歩き、里の明かりがチラチラと見えた時はホッとしました。
橋立鍾乳洞の周りの人家でした。
そこから10分あまりで駅に着きましたが、すでに5時半、さすがに疲れました。
電車の連絡も悪くて途中で食事をして家に帰り着いたのは10時20分でした。
今までで一番歩きましたが、遅れながらも何とか無事に登れてメンバーの皆さんに感謝の一日でした。