東京文化会館でウクライナ国立バレエのジゼルを観ました。
ジゼルは死装束で踊られます。
ジゼルの墓がある森のなか。
ジゼルは、夜になると通りかかった男を誘って死ぬまで踊らせると言われている妖精ウィリとなる。
ウィリたちは、墓参りに来たヒラリオンを殺し、次にアルブレヒトを手にかけようとする。
原作は、ジゼルによって命を救われたアルブレヒトと別れ、再び墓の中へ戻っていくが、
ウクライナ国立バレエでは、アルブレヒトはジゼルの墓の前で死んでしまう。
ジゼル菅井円加さんはとても手足が長く可憐な印象。
ジゼルにピッタリ。
豊かな表現力
完璧なテクニック、ジャンプ。
ジゼル 菅井円加
アルブレヒト アレクサンドル・トルーシュ
ミルタ ウィリの女王 アナスタシア・シェフチェンコ
ハンス ヴォロディミール・クツーゾフ
ペザント・パ・ド・ドゥ カリーナ・テルヴァル、ダニール・パクチューク







わたしは中学生からバレエを習っていたが、大して踊れない。
どうしてもやりたくて、通っていた。
その後は劇団四季時代に半年は1日4時間、踊らせてくれて、クラシック2時間、ジャズ2時間。
9時から13時だった、たしか。
あとは、現代舞踊家の廖英昭(りょう ひであき)氏が四季でモダンバレエを教えてくれて、ハマり、池袋のレッスンに通っていた。
池袋ダンスセンターはなんでも勉強できたので、クラシックバレエ、ジャスダンス、モダンバレエ、カポエラをしていた。
池袋ダンスセンターはコロナのあと閉まってしまい、残念だ。
で、わたしが書きたかったのは、ロシアンワルツを見ていて思い出したことがあった。
四季でも、わたしのような初心者もプロも同じフロアで同じ時間にレッスンしていた。
何人も何人もみていると、だんだん好みの人を男女問わず目で追い始める。
そして、見ているうちに気づいたこと。
うまいかたがたは圧倒的に顔の方角のセンスが違う。
首から上。
ポーズは長くやっていれば、なんとなくわかる。
しかし、首から上のセンスは天性のものと信じて疑わない。
好みは人それぞれだろうが、わたしは、身体の動きに首から上がセンスよくついてくるダンサーが好きです。
モダンバレエは楽しい、自分の性格に合っている。
わたしが思うに、クラシックバレエは、身体の中心を点として同じ力で上下左右に引き合っているイメージ。
引っ張り合うというか。
緊張。
モダンバレエは全部外に向かってエネルギーを投げていいので、楽しい。
解放。
クリスマスゴスペルコンサートに行ってきました。
高校生のときの友人が、ゴスペル指導をしています。
彼女は高校は違うのですが、不思議なご縁で出会いました。
いまの秦野イオンの近くに青少年会館かあり、勉強したり、音楽室でピアノを弾いたりできました。
ある日、受験勉強をしていると、近くの席にいて、わたし音楽大学受験なんだ、というので、わたしもだよ、となり、友達になりました。
彼女は洗足音楽大学大学院ピアノ科を出ています。
彼女のお母さまはもう他界されていますが、秦野女性コールのメンバーでした。
わたしの親戚が秦野女性コールの指導者だったり、秦野マンドリンクラブと秦野女性コールとの共演を繰り返したので、お母さまともお友達でした。
今日のクリスマスコンサートでは、わかりやすい解説を加えながら全7曲披露してくださいました。
ゴスペルの澄んだ歌声に心か洗われて、涙がでました。
友人が活躍する様子を見ることができるのは、とても幸せです。
牧師さまのお話もあり(とても面白い方)、楽しかったです。
本当の話、彼女は歌がとてもうまく、フォロワーがたくさんいます。
また、その青少年会館音楽室で、狂ったようにうまい即興演奏をたくさん見せてくれて、わたしもまねしてみました。
その即興演奏、指の動きも凄いのですが、身体の動きも演劇的でおもしろく、おそらくコメディアン向きかと思っています。
しかし、今日の指揮の姿はカッコよかったです。
各声部への指示出しや、みんなの気持ちを引き出すテクニックが半端なかったです。
とても勉強になりました。
そうだ、ピアノの方、凄いピアニストで!!!
ジャズもべらぼう上手くて、コーラスが歌っているときも、ピアニストを凝視してしまうくらい、破格な魅力でした。
また、トーク中もBGMを弾いたり、コーラス伴奏中もコーラスの状態を見ながらが音色を変えたり、芸が細かくて、もう本当に魅力的でした。



