のほほんとしててもいいですか

ソプラノ歌手 佐藤容子のブログです。よろしくお願いいたします!

夜風が

2008-08-23 | 『毎日のこと』






窓を開けていると夜風がきもちいいですね!

1年中こんなだったらいいのに…


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えびぷり

2008-08-17 | 『毎日のこと』


いろんな種類の餃子を食べたのでランキング!



1位、えびぷり餃子
2位、シソ餃子
3位、手羽先餃子
4位、湯葉チーズ餃子
5位、カレー味の餃子



1位になったのはえびぷりでした。
ミソダレみたいので食べました。






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創作:不死鳥の悩み

2008-08-16 | 『創作・短いお話』









不死鳥は悩んでいた。




長いこと生きてきた。







時を超えて、時を超えて。






いろんなものを見た。






いろんなことを聞いた。






いいこともあった。






悪いこともあった。






あまりにも多くを知って、多少手一杯になっていた。








だからシナイ山からたくさんの香木を運び火を付けた。







そしてその中に飛び込み自らを焼失した。








火中からは再生した幼鳥が現れた。







不死鳥は知っていた。






終焉は再生そのものであることを。







同時に果てしなく続く輪廻を、ぼんやりともどかしく感じてもいた。








《おわり》












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ピースキャンドル

2008-08-14 | 『毎日のこと』



秦野市では、今年6月の市議会で平和の日が制定され、8月15日が≪秦野市平和の日≫となったそうです。

今日14日の平和啓発パネル展を皮切りとして、制定記念植樹、記念式典、などが17日までの期間に行われるそうです。



その中の16日に行われるピースキャンドルナイトのお話をいただきました。

当日は手作りのたくさんのキャンドルを灯し、文化会館市民広場で舞踏とコンサートが行われます。

舞踏は、ゆふがほきららさんと言う舞踏家の方で、コンサートは私がやらせていただきます。




普段、平和と言う言葉は荷が重くて使う事は無いのですが、これを機に少し考えてみました。

自分なりに、平和とは、今日が健やかに過ごせる、ということをスタート地点として考えを深めたいと思いました。



土曜日はもしかしたら雨のようで、その場合は日曜日に行われるようです。

市民の皆さんが作ったたくさんのキャンドルが、広場にきれいに灯るのが楽しみです。





雨天の予報のため、17日日曜日午後7時からに順延されました。

   お出かけをご予定下さっていたお客様方はお気をつけください。












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創作:ダブルハート

2008-08-08 | 『創作・短いお話』










『わたし、自分の心を探してるの』



その女の子は冷えたリンゴジュースをゴクリと一口飲むと、そう言った。



そう言われて、ただそこに居合わせただけの猫は、よくわからないと言うように体をくねらせると、のそのそ歩いて行った。



夏のジリジリした暑さの中、この広場だけは特別な避暑地のように爽やかな風が通り過ぎていた。





その女の子の名前は幸と言った。



まだ小さい。




今日も自分の心を探して、てくてくと歩いてきた。




今日は家の裏の崖を降りて、小さく拓けた広場の方に来てみた。




去年の夏に海で溺れて一命をとりとめ、今は知らない誰かの心臓が入っている。




その日から、幸は自分以外の誰かの心臓の働きで生かされていた。



手術の後、気付くと新しい心臓が自分に話しかけて来た。


『幸ちゃん、こんにちは。これからは私が幸ちゃんの新しい心臓として働きます』




幸は、ありがとう、と答えた。



同時に自分の心臓がなくなったことに気づいた。



どうしよう、と急に思った。



なぜなら、生まれてから今までの間にたまった、心に大切にしまっておいた物が入っていたからだ。



楽しかった思い出、秘密など、いろいろ。



幸はママから聞いたことがあった。


心臓にはね、心が入っているのよ、だから、うれしい時とか悲しい時とか、胸のところがドキドキしたり、キュ~っとしたりするのよ、と。




幸は慌てて病院の先生に聞いた。



『先生、私の心臓はどこにいきましたか?大切な物が入っているんです』




先生はにっこりして、もう大丈夫だよ、と言っただけだった。





仕方なく幸はそれから自分で自分の心を探しに出かけることにしたのだった。




あちこちあちこち一年間探し続けて、見つからないまま今日が来た。



幸は最近不思議に思っていた。




自分の心臓はなくなってしまったはずなのに、心にしまっていたものはまだ残っている気がしていた。



悲しかったこと、うれしかったこと、その他いろいろ。




幸は他の誰かの心臓が自分の身体に入って来た時、心にぽっかり穴が空いた気がした。




もう自分は終わって、他の誰かが始まってしまった気がした。




でも他の誰かの心臓は自分の中に来たが、他の誰かの心は自分にはわからなかった。




幸は心臓の中に心はいないのかもしれない、と思った。



幸は今日で自分の心を探しに出かけるのを止めることにした。




心は、たぶんまだ自分の中にある、と思った。



幸の中には心が二つだな、と思った。



幸はぬるくなったリンゴジュースを飲み干すと、日影を選びながら広場の出口へと向かった。




さっき会った猫も、涼しそうな大木の下で、ひとしごと終えたような満足そうな顔で昼寝を始めていた。





<おわり>







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