のほほんとしててもいいですか

ソプラノ歌手 佐藤容子のブログです。よろしくお願いいたします!

ピアノの進化

2006-12-13 | 『毎日のこと』
「ピアノヒストリー」というCDを貸してもらったので聴いてみた。

16世紀の、作者不明:パッサ・メッツォ、ファコリ:テデースカ[プロフィーチャ]、ルツァスキ:第四旋法のトッカータ、と言った曲から、ベートーヴェン:ピアノソナタ14番 [月光]op.27‐2、リスト:ラ・カンパネラ~パガニーニによる超絶技巧練習曲、涙そうそう、や、冬のソナタ、のようなものまで4種類のピアノ(ピアノの前身楽器のチェンバロも混じっている)で弾かれている。

その4種類は、
1580年頃製作のピサ・チェンバロ、
1680年頃製作のボローニャ・チェンバロ
1795年頃製作のアントン・ワルター
1899年頃製作のエラール・ピアノ

プレイヤーは中野振一郎さん(チェンバロ)、山田武彦さん(チェンバロ・ピアノ)。

チェンバロの音は乾いた輝きできれいですが、種類が違うとまた違った美しさです。
いまのピアノを昔の人が聴いたら驚くだろうなあ。

チェンバロの音域は狭いものは4オクターブ弱、最も広いものは5オクターヴと2音だそうで、時代とともに音域が拡大していったようです。
ピアノの7オクターブと3音に比べると狭いですが、チェンバロは倍音が豊かなんだそうです。



水族館に行って癒されようかと思いました。
きれいでしたが、それ以上にグロテスクなかえるや亀の甲羅が気になりました。




透き通ってる。横になって泳いでた。




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江戸東京博物館

2006-12-11 | 『毎日のこと』
両国の駅前の江戸東京博物館に行ってきました。

展示品はスケールも大きく見応えのあるものでした。

江戸の人々は火災をとても恐れていたこともわかりました。

火災対策の品々も火への畏敬の念が伺えました。

建築物の木の組み方などから文化の高さがわかりました。

日常用品も手先器用にさまざまな工夫が施されて創作されていました。

籠に乗ってみたら、乗り心地が良くて驚きました。座る場所は畳でできていました。

千両箱は重くて持てませんでした。泥棒も体力です。

普段は昔の世俗には興味はないけど、古きを知るのもたまにはいいですね。



日本橋。北側半分の復元だったような・・・。太い立派な材木。



当時の街の様子。にぎやかさが伝わってくるよう。



江戸より後の時代の建物の再現も。




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塔守の歌(ゲーテ)

2006-12-10 | 『歌あれこれ』
見るために生まれ
眺めるのが天職だ
わたしは望桜に立っている
世界はすばらしい
遠くを見わたし
近くをながめる
月を星を
森を小鹿を
そうして わたしは万象に
神のよそおいを見る
すべてのものがおもしろく
われとわが身も気に入った
幸せだ
わたしの目が見たものは
なんであろうと
すべては まったく美しかった

Lynkeus der Tu¨rmer


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1曲5円

2006-12-09 | 『音楽のはなし』
「箱根八里」 鳥居忱作詞 滝廉太郎作曲

箱根の山は天下の険
函谷関(かんこくかん)も物ならず
万丈(ばんじょう)の山
千仞(せんじん)の谷
前にそびえ後(しりえ)に支う(さそう)
雲は山をめぐり
霧は谷をとざす
昼なお暗き杉の並木
羊腸(ようちょう)の小径は苔滑らか
一夫関(いっぷかん)に当たるや万夫(ばんぷ)も開くなし
天下に旅する剛毅の武士(もののふ)
大刀(だいとう)腰に足駄(あしだ)がけ
八里の岩ね踏み鳴す
かくこそありしか往時の武士



明治34年文部省は「中学唱歌」に載せる作品を公募した。
滝はこの「箱根八里」と「荒城の月」「豊太閤」の3曲を応募して、3曲とも入選した!
賞金は1曲5円。
15円の大金を得て滝は友達にふるまったそうです。
当時の5円はいまのいくらくらいだろう?


この特急もなかなかかわいい色です。今日の箱根行き。


ロマンスカーカフェ、このあいだなかったパンがありました。






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なんとかよかったです。

2006-12-04 | 『コンサート』


温かく支えてくださった多くのお客様に感謝します。




2nd.ステージでご登場くださった、ヴァイオリンの吉田直矢さんは、ご自分のヴァイオリンについてもお話をしてくださいました。

吉田さんはストラディバリウスの繊細で甘い音に比べて、ガルネリデルジェスの力強い激しい音がお好き、ということでした。

ヴァイオリンがジプシーに由来していることから、そのような色合いの濃い、カルメン幻想曲を弾いてくださいました。

カルメン幻想曲はビゼーのオペラ、カルメンの中の魅力的なメロディーを集めて編曲したものですが、サラサーテはじめ、多くの編曲があり、昨日はドルドラのカルメン幻想曲でした。

情熱を高い技術で音に還元して、温度の高い演奏でお客様を魅了していました。
ともあれ、なごやかな会になりました。


ゲスト:吉田直矢さん(ヴァイオリン:桐朋学園大学卒業 。レオポルド・ベランコンクール第1位。バッハ国際コンクール最優秀賞)

ピアノ:藤川志保さん(国立音楽大学卒業・モスクワ音楽院修了)
















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