11月19日のコンサートで歌う曲のなかに
中田喜直作曲・鎌田忠良作詞の「霧と話した」
という曲がある。
次のような歌詞からはじまる。
わたしの頬は ぬれやすい
わたしの頬が さむいとき
あの日あなたが かいたのは
なんの文字だか しらないが
そこはいまでも いたむまま
・・・・・・・・・・・・・・・・・
内容としては、直接的ではない表現で、愛しい気持ちや喪失が歌われている。
ピアニストに曲の解説を説明するときに、たまたま今回出演する他の楽器の方々3名も加わるグループラインへ解説を送った。
すると、この歌詞に対していろいろな感想が聞けて、とてもおもしろかった。
『純愛なら青空の下ではないか?霧というところに訳ありな関係を感じる』
『霧という表現が儚いですね。
行く末の見えない、いつ消えるかもわからない、夢現のような日々だったんですね。そして霧って少しあたたかいようなきがするんですよね。禁断の恋なのかな、と、思いました』
『この歌を初めて聞いた時は高校生で、その時から印象的で大好きな歌ですが、曲調も相まって当時はもっと抒情的で幻想のような掴みどころのない内容だなと思っていたのですが、容子さんに解説して頂いて、もっと生々しい感情が隠れているんだなと😳😳
ダメ男にひっかかっちゃったんですかね🥲
でも相手のことを嘆いているというよりは、そんな恋をした自分自身や、それでもどうしようもない孤独感を抱えながら生きている女性が見えてきて、より心に響くなあと思いました。
中間部の、段落最後の一文が次の段落の最初の一文になる構成が、気持ちがぐるぐる抜け出せない感じが出ていて面白いですね。』
『すごく深い歌詞ですね‥
外国の有名な曲とかの歌詞に対抗してみたのかな?😅』
みんなの感想がおもしろい。
禁断の恋とは、思っていなかった。
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