よつばのクローバー

「寸子さ～ん、わたし先日、荒川の土手でよつばのクローバーを見つけたんですよ～！」


「あら、それはよかったわね、佐藤さん。よつばのクローバーは幸せになるのよー」


「…、ですよね…、ふつうは…。寸子さん、聞いてくださいよー。そのあと、なにがあったと思います？自転車パンクした上に、財布紛失ですよ！幸せどころか大不幸ですよ～」


「佐藤さん、それ、よつばのクローバーじゃなかったんじゃない？最近は夕方ともなると暗いしね～」