両国にある両国門天ホールで若林顕さんのピアノを聴きました。
プログラムはリストです!
超絶技巧を味わいました♪
大きな体で演奏される、天使の会話のような柔らかで甘いピアニッシモ、大砲の連射のような湧き出るフォルテッシモの雨…
繊細できめ細やかな建設の音楽…
す…凄い…
プレイヤーから近い距離で聴くことができ、息遣いや熱気も味わいました。
そういえば、最後の曲は「リスト/イゾルデの愛の死:Liszt/Isoldes Liebestod S.447 R.280」でした。
「リスト/イゾルデの愛の死」は、ワーグナーの楽劇「トリスタンとイゾルデ」第3幕から「イゾルデの愛の死」のアレンジです。
若林さんはオーケストラの音の色々な楽器の表情、遠近感、ドラマ性を繊細さとパワフルな音で再現していて、ピアノで弾いていることを忘れさせるような演奏でした。
2014年12月21日にも、第一生命ホール、14:00開演で、リスト編曲ピアノ版交響曲、ベートーヴェン交響曲第9番『合唱』を弾くそうです。
いいですね、聴いてみたいです
(ご存知のように、フランツ・リストはオペラを編曲したり、たくさんのピアノ向けの編曲があります。サール番号と呼ばれる作品番号、S.351 - S.999は編曲の作品のようなので、編曲は648曲、でしょうか。多い作品数ですね。)
2014.11.24 両国門天ホールプログラム
【若林 顕 ~ ピアノの魔術師 フランツ・リストを中心として~ 】
〔プログラム〕
・ハンガリー狂詩曲第2番
・コンソレーション第3番
・オーベルマンの谷《巡礼の年第1年:スイス》より
・メフィストワルツ第1番「村の居酒屋での踊り」
・愛の夢第3番
他3曲
〔アンコール〕
ラヴェル作曲 「ソナチネ」 第2楽章
若林 顕さんプロフィール
東京芸術大学で田村宏氏に、ザルツブルク・モーツァルテウムやベルリン芸術大学でハンス・ライグラフ氏らに学ぶ。
第51回日本音楽コンクールピアノ部門第2位、第37回ブゾーニ国際ピアノ コンクール第2位入賞、22歳でエリーザベト王妃国際コンクール第2位受賞。
ニューヨーク・カーネギーホール(ワイル・リサイタル・ホール)でリサイタル・デビュー。
共演したオーケストラは、NHK交響楽団をはじめとする国内の主要なオーケストラのほか、ベルリン交響楽団、サンクトペテルブルク交響楽団、ロシア・ナショナル交響楽団、エーテボリ交響楽団、ノールショピング交響楽団、リンブルク交響楽団、パドゥルー管弦楽団、スコットランド室内管弦楽団。
出光音楽賞、モービル音楽賞奨励賞、ホテルオークラ賞受賞。
桐朋学園大学院大学教授、桐朋学園大学特任教授、国立音楽大学招聘教授。
※プロフィールは若林 顕さんホームページより引用させていただきました。
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