わたしは、こどもの世界は、ある一面で、おとなよりずっと冷酷で取り留めのないものをもっているように感じます。
どうにもできない大きな力をイメージして、即興演奏しました。
この音楽は、2010.5.5に発表した、YaYb作品、【コドモノクニ】をイメージして弾いたものです。
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【コドモノクニ 2010.5.5発表】
クラッシュアイスをぎっしり詰めたカクテルグラスのように美しい海。
その海に囲まれた島は「チャプカンバ島」といった。
銀の粉を撒き散らしたような砂浜はこの世のものとは思えない煌めきだったし、
海面は陽光をミラーボールのように七色に交錯させた。
全ての素材が美しいこの島は、別名『キラキラ島』と言われた。
けれど、この島のこの美しい景観は、全て人工的に造り出されたものだ。
西暦2321年―――人々を取り囲むものは全て、人の手による物だった。
循環を阻まれた地球上の自然という自然は既に壊滅していた。
大地、海―――そして空気。
もともと地球に存在していた“自然”と呼ばれる物は全て、高濃度の危険物質に汚染されていた。
何の対策も無しに屋外に出れば、10分足らずで皮膚が溶け始めるくらいに。
地球は既に生物が存在できる環境に無かった。…
〈YaYb作品、written by SatoYoko & Nagatsuka Yuusuke〉
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