ともだち

「佐藤せんぱーい、佐藤先輩ってともだちいるんですか？？」


イマダさんがいった。

「いやー、変わりもんだからね、ともだちいないのよ」

「あはは、やっぱり～。あたしなんてたーくさんいますよー」

イマダさんがそう思っているだけだー

その態度のでかさでいっぱいいたらかなり寛大なともだちだね…

「佐藤先輩、よかったら、ともだちになってあげましょうか？」


いいえ、けっこーです…

川あそび

「佐藤くん、今日は天気もいいし、ヒヨウコ事業部で秋川渓谷にいこう！！中央線でぱ～っと行くだけだよ。」

ナギツキヒヨウコ事業部長から電話があった


「了解しましたー！お弁当、作っていきますねー。みんななんのおにぎりが好きかな？」


そこに新人のオキさんからメールが着信！

「佐藤先輩、ヒヨウコ事業部の好きなおにぎり一覧を提出致します。」



オキさんはなぜか察知しているのだった。




オキさんが調査したヒヨウコ事業部の好きなおにぎり一覧

ナギツキ部長：鮭
顧問のタコノカースケ氏：筋子
寸子さん：紀州の梅
イマダさん：五目
新人のオキさん：ツナ
佐藤さん：こんぶ

いつものいつも

よいパフォーマンスは緊張と弛緩のバランスが絶妙だ。


力が入り過ぎていない日常のようにパフォーマンスをするには、やはり日常自体が神経の行き届いたものでなければならない。


どんなものも、小さな小さな点で構成されている。


どこまで関わりを持てるかが、鍵だと思う。

おもちゃ

「ナギツキ部長、好きなおもちゃってありました？」

「おー、そうだねー。めんことか楽しかったなー。佐藤くんはなんのおもちゃで遊んだ世代？」

「ファミコンとかですかねー。あとはりかちゃんとか。」

「おもちゃでだいたい年齢がわかっちゃうのは悲しいね…佐藤くん…」


うるさい…

ミネラルウォーター

「佐藤さん、なんのお水が好き？」

寸子さんが言った。

「そうですねー、秦野の水ですかねー。秦野盆地湧水群は名水100選に選ばれてるんですよ。」

「そうじゃなくて、ペットボトルでは？」

そこに新人のオキさんがきた。

「寸子さん、ヒヨウコ事業部の好きな水、リストできてます！」


またまた、オキさんは仕事以外はさらに早い。



オキさんが調査したヒヨウコ事業部の好きな水一覧

ナギツキ部長：天城深層水「健」
顧問のタコノカースケ氏：エビアン
寸子さん：阿蘇のメイスイ
イマダさん：コントレックス
新人のオキさん：バナジウム天然水
佐藤さん：箱根の森から