横浜港北おもちゃ病院の活動記録

ドクターの一人であるYoshi61が代表して記録しています

本型のドライブおもちゃ

2016-10-19 23:48:28 | 活動の記録
今回は、大変忙しいおもちゃ病院でした。5人の少数精鋭(?)ドクターにより、15件の修理を行いました。その中のひとつ、本型のドライブおもちゃの修理です。

最近、本屋さんへ行くと、電池によって音のなる楽しいおもちゃ(本?)が売っています。このおもちゃも絵本の前に、ハンドルがついていて、アクセルを押すとエンジン音がなり、ブレーキを押すとエンジン音が止まります。ハンドルの左側にある車の種類を選ぶと、音が変わります(パトカーならサイレン)。ハンドルを回すと回した側のウインカーが点滅します。なかなか凝っています。


このハンドルを支えているプラスチックの台を引き起こして遊ぶのですが、この台のヒンジのピンが完全に破損し、ハンドル部分がブラブラ状態です。また、手前に出したハンドル部を固定するラッチも片側が破損して欠落しています。


配線が切れているようで、片方のウインカーが光りません。配線切れは配線を取り替えて簡単に修理できましたが、ヒンジピンはどうしたものかと工具箱をゴソゴソしていたら木のダボの直径がピッタリなのを発見、長さをそろえてタッピングビスをねじ込みそのタッピングビスをケースに挟み込んでバッチリでした。プラスチックのおもちゃを木のダボで直すなんて、おもちゃドクターしかやりませんよね。


また、左右にあるラッチのうち、左側のラッチが折れています。


これも、プラスチック以外で修理してしまいました。折れたラッチに丸頭のタッピングビスをねじ込みました。
これで、修理完了です。


今日のように忙しいときに限って、結構手間のかかるのが多くみんな苦戦でした。
おかげでドクター同士の雑談は「昼ご飯だよー」ぐらいでした。