3月28日は、篠原地区センターで活動しました。この日も予約して頂いたお客様が様々なおもちゃを持ってきました。
ちょっと苦労したけど、うまく直ったおもちゃがこれ、ラジコンです。このラジコン、お父さんと男の子が持ってきたのですが、前輪が曲がっていて真っ直ぐ走らないのと、コントローラのロッドアンテナが折れてしまった2点を直してほしいとのこと。
車体の裏側から見てみると、左右の前輪を押したり引いたりするシャフトが曲がっています。本物の自動車では、ステアリング(ハンドル)の動きと左右の車輪を結びつける棒をタイロッドと言います。ネクタイは首(ネック)に結ぶ(タイ)という意味がありますが、タイロッドは左右の前輪に結ぶ(タイ)棒(ロッド)という意味です。
ラジコンのタイロッドは、太めの針金でしたので、分解してペンチで直して簡単に修理完了。
折れてしまったロッドアンテナは使えないので、代わりのロッドアンテナをつけることにしました。手持ちの部品に代わりのロッドアンテナがあったのですが、このロッドアンテナのエンド部分(ネジの向き)はオリジナルロッドアンテナとは異なっていました。代わりのロッドアンテナをエポキシ系接着剤で固定することを考えましたが、すぐに外れてしまうだろうと想像しました。なぜなら、ラジコンで遊ぶ子供にとって見れば、ロッドアンテナを引っ張り上げる行為は、カッコよく(楽しく)、勢いよく引っ張り出すに違いありませんから。同じようように、縮める際も勢いが良いはずです。接着剤でないとすれば、コントローラ内部構造に合わせて、治具を作って嵌め込むしかありません。
L型のアルミから現物に合わせて切ったり、削ったりしながら、治具を作り上げました。これなら、元気よく引っ張り出しても大丈夫なはずです。
この日の修理件数は13件で、ラジコンの他にもたくさん修理しましたが、プラレールが6件もありました。
写真以外にもトーマスもあったはず。写真を取り損ねました。そのトーマスは、電池ボックスが連結器でつながっているタイプで、そこの線が切れていました。
断線の修理は簡単でしたが、組み上げてみると、内部の重り(3個)がうまく入りません。このプラレール、持ってこられたお客様が、自分で直そうとして、分解した部品を持ち込んだのですが、他のプラレールの重りが混じっていたのでした。つまり、重りは2個で十分でした。結構、悩んだ。。。
他のプラレールでは、すっかりモータ内部のブラシが摩耗していました。
これは、あるドクターがモータのブラシを持っていたので、交換しました。なんで、そんな物持ってるのかって? おもちゃドクターは、修理に役立ちそうと思うと、色々な部品を持っています。持っていても、なかなか、役に立つことは多くないのですが、今回はバッチリでした。
おもちゃ修理は壊れたものを直すだけでなく、直した後に、おもちゃがどう扱われるかを想像しておかねばなりません。その意味では、おもちゃが大好きな私達は、子供たちがおもちゃでどうやって遊ぶかもよく知っていることがちょっとした自慢です。
ちょっと苦労したけど、うまく直ったおもちゃがこれ、ラジコンです。このラジコン、お父さんと男の子が持ってきたのですが、前輪が曲がっていて真っ直ぐ走らないのと、コントローラのロッドアンテナが折れてしまった2点を直してほしいとのこと。
車体の裏側から見てみると、左右の前輪を押したり引いたりするシャフトが曲がっています。本物の自動車では、ステアリング(ハンドル)の動きと左右の車輪を結びつける棒をタイロッドと言います。ネクタイは首(ネック)に結ぶ(タイ)という意味がありますが、タイロッドは左右の前輪に結ぶ(タイ)棒(ロッド)という意味です。
ラジコンのタイロッドは、太めの針金でしたので、分解してペンチで直して簡単に修理完了。
折れてしまったロッドアンテナは使えないので、代わりのロッドアンテナをつけることにしました。手持ちの部品に代わりのロッドアンテナがあったのですが、このロッドアンテナのエンド部分(ネジの向き)はオリジナルロッドアンテナとは異なっていました。代わりのロッドアンテナをエポキシ系接着剤で固定することを考えましたが、すぐに外れてしまうだろうと想像しました。なぜなら、ラジコンで遊ぶ子供にとって見れば、ロッドアンテナを引っ張り上げる行為は、カッコよく(楽しく)、勢いよく引っ張り出すに違いありませんから。同じようように、縮める際も勢いが良いはずです。接着剤でないとすれば、コントローラ内部構造に合わせて、治具を作って嵌め込むしかありません。
L型のアルミから現物に合わせて切ったり、削ったりしながら、治具を作り上げました。これなら、元気よく引っ張り出しても大丈夫なはずです。
この日の修理件数は13件で、ラジコンの他にもたくさん修理しましたが、プラレールが6件もありました。
写真以外にもトーマスもあったはず。写真を取り損ねました。そのトーマスは、電池ボックスが連結器でつながっているタイプで、そこの線が切れていました。
断線の修理は簡単でしたが、組み上げてみると、内部の重り(3個)がうまく入りません。このプラレール、持ってこられたお客様が、自分で直そうとして、分解した部品を持ち込んだのですが、他のプラレールの重りが混じっていたのでした。つまり、重りは2個で十分でした。結構、悩んだ。。。
他のプラレールでは、すっかりモータ内部のブラシが摩耗していました。
これは、あるドクターがモータのブラシを持っていたので、交換しました。なんで、そんな物持ってるのかって? おもちゃドクターは、修理に役立ちそうと思うと、色々な部品を持っています。持っていても、なかなか、役に立つことは多くないのですが、今回はバッチリでした。
おもちゃ修理は壊れたものを直すだけでなく、直した後に、おもちゃがどう扱われるかを想像しておかねばなりません。その意味では、おもちゃが大好きな私達は、子供たちがおもちゃでどうやって遊ぶかもよく知っていることがちょっとした自慢です。