横浜港北おもちゃ病院の活動記録

ドクターの一人であるYoshi61が代表して記録しています

自作シート式電子オルゴール

2016-09-24 11:55:18 | おまけ!
雨が続きますね。
今日、9月末のおもちゃ病院は、天気がわるいせいか、開店休業状態です。

そこで、おもちゃドクターMさんが自作したシート式の電子オルゴールを紹介します。


古いオルゴールを展示しているのをご覧になったことのある方は、シート式オルゴールをご存知でしょう。 一般的なオルゴールは、小さな突起のあるドラムをゼンマイの力で回し、その突起で小さな金属鍵盤を弾きます。ドラムの突起位置が音階であるドレミの音を決めています。シート式オルゴールは、紙のテープに穴を開け、その穴が突起を引き起こして、金属鍵盤を弾きます。紙のシートそれぞれが個々の楽曲ですから、通常のオルゴールと違い、シートを変えることで、オルゴールの演奏する曲を変更することができます。

Mさんが自作したオルゴールは、シート式オルゴールによく似ていますが仕組みは電子式です。なんでも、秋葉原の某電子部品屋さんで電子ピアノのキットを買ってきたので、家の中にある電子部品と、箱やギヤ等を駆使してつくってしまったとのこと。

原理は、電子ピアノの音を出すスイッチを反射型フォトインタラプタという部品に変更しています。反射型フォトインタラプタは、発光するLEDと光受信するフォトデテクタが一体化されている部品で、物体にLED光をあて、その反射光を検出することができます。長いシートに、ドレミの音を表す黒い四角が見えますよね。この黒い四角に、反射型フォトインタラプタのLEDが光をあてると、反射しないので、何の音を鳴らすか制御できるわけです。


電子回路の設計から、専用シートの作成はたまた、木箱の作成とおもちゃドクターのノウハウを総動員して作成したとのこと。大変楽しかった様子が伝わってきますね。

家電のリモコン

2016-06-26 00:11:49 | おまけ!
おもちゃドクターは、自宅の”モノ”も直します。当然、DIYは大好きです。

ということで、よくある家の”モノ”修理記録です。テレビのリモコン、ステレオのリモコン、照明のリモコン等家の中にはたくさんのリモコンがあります。これらリモコンは、単三電池か単四電池を裏側のふたを開けて、セットするのが普通です。

このリモコン、電池交換のとき、裏ぶたの爪を折ってしまうことがあります。爪を折ってしまうと、ふたがしまりません。簡易の対応として、輪ゴムで裏ぶたを止めておくこともできますが、かっこわるいですよね。


折れた爪を接着材でつけるのは、強度的に無理があります。そこで、爪をあきらめ、別な方法で裏ぶたが固定される方法を考えます。よく考えれば、ほとんどのおもちゃは、プラスチックのケースをタッピングネジで止めています。おもちゃ用のタッピングビス(右)は、木工用のタッピングビス(左)と異なり、繰返し使用してもネジがばかになりません。


ということで、裏ぶたの底の部分に、穴をあけ、プラスチック用のタッピングネジで固定しました。1年に1回ぐらい開け閉めするぐらいなら、問題ないでしょう。