一ヶ月前、綱島地区センターの活動記録を報告しました。今回は、菊名地区センターの活動記録です。というのは、半分いいワケで、修理記録をしっかり撮影している余裕がなく、断片的な修理記録しかないからです。。。
この日、10時の開始時には「GW明けだから、お客さんくるかなぁ」などとドクター同士でヨタ話をできるゆっくりとしたスタートでした。しかし、11時を過ぎると、予約されたお客さまが次々とこられ、しかもほとんどの方が修理するおもちゃを複数持って来られました。ということで、お昼をゆっくり取る時間もありませんでした。商売繁盛!商売繁盛!
まず、一つ目。子供に人気のアンパンマン玩具の修理です。これは、アンパンマンのパソコンでしょうか。壊れていなければ、キーボードのところを押すと様々な音が出ます。
ところで、アンパンマンって、赤ちゃんが最初に覚える言葉の一つだって知ってました? ランキングとしては、「(いないいない)ばぁ」が第一位だそうですが、パパやママに並んで上位にランクインしています。赤ちゃんや子供は、あのキャラクターが大好きなのもありますが、名前を発音しやすいのだそうです。道理で子供に人気なワケです。
このアンパンマンのパソコンは、キーボードを押しても何も音が出ないとのこと。キーボードと基板をつなぐ接点を疑いましたが、基板に電圧がきていないことを見つけました。そうとわかれば、簡単です。電池ボックスを調べていると、抵抗型ヒューズが切れていることがわかりました。これを取り替え、完了。念のため、キーボードと基板をつなぐ接点には薄いスポンジを入れて、しっかり接触させるようにしました。
二つ目は、ラジコンロボットです。
持ってきたお子さんに聞いてみると、コントローラを左右に傾けると、ロボットは体を傾けて左右に移動するはずなのに、動かないとのこと。ガングリップタイプのコントローラで、引き金を引くとロボットが銃を打つ動作音が出ます。これは正常でした。お父さんによると、足につけられている車輪を回すギヤの組み方が悪いのではとのこと。お父さん、頑張って修理を試みたのだそうです。車輪のところを開け、モータやギヤの組み付けを確認しましたが、問題なさそう。電池から確認をしてみると、入っているのは充電式乾電池。もしかしたらと思い、通常のアルカリ乾電池を入れたら、動作は正常になりました。アルカリやマンガンの乾電池電圧は1.5Vですが、充電式の乾電池電圧は1.2V。わずか、0.3Vの差ですが、3本直列であれば、0.9Vも不足することになります。大電流を流すことができ、再利用できるとても便利な充電式乾電池ですが、おもちゃによっては正常動作しないこともあるのです。お父さんに、事情を説明して完了。
三つ目は、四駆のラジコン。全く動かないとのこと。
本体かコントローラかを見分ける必要があります。ラジコンチェッカーを使って、コントローラ側から電波の出ていることを確認できたので、故障は本体側に絞り込みました。先ほどの件もあるので、電池ボックスを開けると、やはり充電式の乾電池。それも6本も入っています。取扱説明書もお持ちいただいたので、確認すると案の定、「充電式乾電池は使用できません」の注意書きがありました。お客様に、先ほどと同様の説明をすると、電圧が違うことにびっくりされていました。しかし、直前まで動いていたとのことなので、今回の問題は電池ではありません。ラジコンカーの中を開け、基板を注意深く見ていると、見つけました。モータへの電線が基板から外れていました。
あとはハンダ付けして完了。
4つ目は(本当はもっとありましたが、写真をとったのは4つだけでした)、古いプラレールのような(?)機関車です。すみません、全体の写真を撮り忘れました。お持ちになったお客様は、昔お子様の為に買ったのだけど、今度はお孫さんにあげたいとのこと。大きさは、プラレールそのものですが、全く違うおもちゃです。下側から中をみると、凝った作りになっていて、センタのレバーを左右に動かすと、そのレバーによってギヤが左右に動かされ、モータのピニオンにかみ合うギヤが変化し、前進と後進を切り替えます。
故障状況としては、全く動かないとのこと。数十年は経っているせいか、モータが固着していました。モータを取り外し、接点復活スプレーをモータ内部に吹き付け、外部電源で動かしてみます。最初、変な音でしたが、次第にいい音(どんな音だ?)になりましたので、組み付けました。お子さん、お孫さんが同じおもちゃで遊ぶ姿を想像し、修理完了。
忙しい、菊名地区センタの一日でした。
この日、10時の開始時には「GW明けだから、お客さんくるかなぁ」などとドクター同士でヨタ話をできるゆっくりとしたスタートでした。しかし、11時を過ぎると、予約されたお客さまが次々とこられ、しかもほとんどの方が修理するおもちゃを複数持って来られました。ということで、お昼をゆっくり取る時間もありませんでした。商売繁盛!商売繁盛!
まず、一つ目。子供に人気のアンパンマン玩具の修理です。これは、アンパンマンのパソコンでしょうか。壊れていなければ、キーボードのところを押すと様々な音が出ます。
ところで、アンパンマンって、赤ちゃんが最初に覚える言葉の一つだって知ってました? ランキングとしては、「(いないいない)ばぁ」が第一位だそうですが、パパやママに並んで上位にランクインしています。赤ちゃんや子供は、あのキャラクターが大好きなのもありますが、名前を発音しやすいのだそうです。道理で子供に人気なワケです。
このアンパンマンのパソコンは、キーボードを押しても何も音が出ないとのこと。キーボードと基板をつなぐ接点を疑いましたが、基板に電圧がきていないことを見つけました。そうとわかれば、簡単です。電池ボックスを調べていると、抵抗型ヒューズが切れていることがわかりました。これを取り替え、完了。念のため、キーボードと基板をつなぐ接点には薄いスポンジを入れて、しっかり接触させるようにしました。
二つ目は、ラジコンロボットです。
持ってきたお子さんに聞いてみると、コントローラを左右に傾けると、ロボットは体を傾けて左右に移動するはずなのに、動かないとのこと。ガングリップタイプのコントローラで、引き金を引くとロボットが銃を打つ動作音が出ます。これは正常でした。お父さんによると、足につけられている車輪を回すギヤの組み方が悪いのではとのこと。お父さん、頑張って修理を試みたのだそうです。車輪のところを開け、モータやギヤの組み付けを確認しましたが、問題なさそう。電池から確認をしてみると、入っているのは充電式乾電池。もしかしたらと思い、通常のアルカリ乾電池を入れたら、動作は正常になりました。アルカリやマンガンの乾電池電圧は1.5Vですが、充電式の乾電池電圧は1.2V。わずか、0.3Vの差ですが、3本直列であれば、0.9Vも不足することになります。大電流を流すことができ、再利用できるとても便利な充電式乾電池ですが、おもちゃによっては正常動作しないこともあるのです。お父さんに、事情を説明して完了。
三つ目は、四駆のラジコン。全く動かないとのこと。
本体かコントローラかを見分ける必要があります。ラジコンチェッカーを使って、コントローラ側から電波の出ていることを確認できたので、故障は本体側に絞り込みました。先ほどの件もあるので、電池ボックスを開けると、やはり充電式の乾電池。それも6本も入っています。取扱説明書もお持ちいただいたので、確認すると案の定、「充電式乾電池は使用できません」の注意書きがありました。お客様に、先ほどと同様の説明をすると、電圧が違うことにびっくりされていました。しかし、直前まで動いていたとのことなので、今回の問題は電池ではありません。ラジコンカーの中を開け、基板を注意深く見ていると、見つけました。モータへの電線が基板から外れていました。
あとはハンダ付けして完了。
4つ目は(本当はもっとありましたが、写真をとったのは4つだけでした)、古いプラレールのような(?)機関車です。すみません、全体の写真を撮り忘れました。お持ちになったお客様は、昔お子様の為に買ったのだけど、今度はお孫さんにあげたいとのこと。大きさは、プラレールそのものですが、全く違うおもちゃです。下側から中をみると、凝った作りになっていて、センタのレバーを左右に動かすと、そのレバーによってギヤが左右に動かされ、モータのピニオンにかみ合うギヤが変化し、前進と後進を切り替えます。
故障状況としては、全く動かないとのこと。数十年は経っているせいか、モータが固着していました。モータを取り外し、接点復活スプレーをモータ内部に吹き付け、外部電源で動かしてみます。最初、変な音でしたが、次第にいい音(どんな音だ?)になりましたので、組み付けました。お子さん、お孫さんが同じおもちゃで遊ぶ姿を想像し、修理完了。
忙しい、菊名地区センタの一日でした。