横浜港北おもちゃ病院の活動記録

ドクターの一人であるYoshi61が代表して記録しています

犬と折り紙

2019-05-25 23:18:06 | 活動の記録
今日は篠原地区センターでの活動日です。

今日は小学校で運動会をしているらしく、お客さんはパラパラ。昔の運動会といえば、秋だったのですが、最近は春にやることも多くなりましたね。なんでも、春に移したのは、暑い夏に練習すると、熱射病になるからだとか。でも今日は、5月としては異常な30℃です。日本が暑くなっていくと、運動会はいつやればいいんですかね。

さて、今日の第一号で持ち込まれたのは、犬のぬいぐるみ。最近本当に多いです。


故障状況は、鳴きもせず、歩きもしないとのこと。電池は新しく、うんともすんとも言わないので、断線かなぁと思ってお預かりしました。一応、モータ音に耳を傾けてみるも音はなし。次に、電流が流れているか確認しました。電池電圧は、テスターで簡単に測れますが、電流は工夫がいります。配線の一部を切って、テスターを割り込ませねばならないからです。でも、おもちゃドクターの七つ道具があれば、大丈夫。電池と電極の間に、このツールを差し込めば、OKです。


測ってみると、なんと電流が流れている! モータ音はしないわけですから、なんらかの理由でモータは回りたくとも回れない状況になっているわけです。そうとなれば、ぬいぐるみを剥がし、モータユニットを調べるしかありません。開けてみると、やっぱり、足を動かすリンクが折れていました。


このような部品は、接着では強度が出ないので、いつものように溶着しました


このリンク部品は、引っ張られるので、溶着でも不安。そこで、小さな穴を開け、細い針金で縛り上げました。


これで無事、修理完了しました。

PS
おもちゃ病院のドクターは、皆器用で一芸に秀でていますが、折り紙の先生もいます。おもちゃ修理の横で、子供達相手にミニ折り紙教室を開催しました。折り紙を折っている子供達、良い顔してましたよ。