横浜港北おもちゃ病院の活動記録

ドクターの一人であるYoshi61が代表して記録しています

プラレール、プラレール!

2016-11-27 00:41:40 | 活動の記録
今日のおもちゃ病院は、日吉地区センターと篠原地区センターの同時開催でした。ドクターは、二手に別れましたので、篠原地区センターでは、4人で対応しました。

今日の修理おもちゃは何かなと待っていると、プラレールがやってきました。だいたいプラレールをお持ちになるお客様は、一台という事はなく、数台まとめて持ち込まれます。
さて、4人で分業してやり始めると、次のお客さんもプラレール!、また次のお客様もプラレール!。ということで、ドクターの人数が少ないときに限って大量に持ち込まれる、プラレールの修理を楽しみました。


プラレールの修理をしていて気になるのは、外見から見ると色々な電車や機関車、トーマスがあるのはもちろん、中身の構造もタイプが色々あることです。電池の出し入れでは、車体カバーを外すだけのものもあれば、裏のネジを緩めるのもあります。車体裏にあるネジは、普通のプラスチック用ネジだけでなく、三角ネジもあります。内部にある重りは、汎用の円筒重りを数本入れているものが多いのですが、金属プレスで作成した特定車種専用の重りもあります。これらは、年代によって進化しているものもありますが、いくつかの異なる工場で作っているのかななどと想像しています。

さて、プラレールの故障原因は、1)電池の消耗、2)電極の腐食、3)電極の接触不良、4)スイッチの故障、5)車輪ゴムの損傷、6)モータの固着、7)ピニオンギアの破損、8)電源線の断線(連結型の場合)、9)連結器部品の損傷などがあります。今日も単に電池が消耗しているだけのプラレールがありました。電池が動いて接触不良になっていたプラレールは、電池を押さえるように、車体裏側にウレタンをつけました。また、電極が腐食し、折れてしまっているので、他のおもちゃ用電極を使って再生したプラレールもありました。

お客様の中には、三角ネジのドライバーをインターネットで入手し、ご自身でモータユニットを開けたお母さんがいらっしゃいました。結局、ご自身では修理できなっかったのですが、お子さんの喜ぶ顔がみたかったのでしょうね。


やっとの事で、プラレールが片付いたと思うと、小さなプラレール相当のおもちゃが3台も(ありがたや)入ってきました。


この手の小さな電動のおもちゃは、モータユニットが精密で分解できないものもあります。この機関車も分担して修理を始めると、一人のドクターが故障内容を発見しました。
電池やモータの故障ではなく、車輪ゴムが外れて内側に入り込み負荷となっていたのです。あーあ、分解して損した。おもちゃ修理は、いきなり分解するのでなく、よく観察することが必要だと痛感しました。


それにしても、プラレールがたくさんやってきた日でした。