2025年あけましておめでとうございます。
あっという間に年末年始も終わり、2025年が始まりました。今年も「横浜港北おもちゃ病院」は元気よく活動していきます。さて、新年最初は1月11日(土)に菊名地区センターで活動しました。この日、持ち込まれたおもちゃはプラレールの車両、犬のぬいぐるみ、子供用カメラなど16件。結構忙しい活動日となりました。
この日、簡単そうで意外に時間がかかってしまったのが、これ。ラジコンカーの修理でした。
リモコンのボタンを押すと、前輪は左右に動きますが後輪は全く動きません。それに前輪も時々動かなくなります(後々、これが苦労しました)。ラジコン用の電波チェッカーでリモコン側を調べると、電波は出ています。それなら車体側の故障ということで、まずは電池電圧をチェック。どの電池も正常でした。
次に車体を開けてみます。すると、前進時に発光する車体の前についているLEDの線が切れています。また、後輪を駆動するモータは全く動きません。
LEDの線は、基板のどこかについていたものが外れたようです。LEDのグランド側は、後進時に発光するLEDと共通と考えました。さて、もう一つの線がどこに繋がっていたのか、わかりません。基板上で、半田付けが取れた部分を探してみましたが見当たりません。そこでリモコンの前進ボタンを押し、電圧が発生する端子をテスターで手当たり次第に探しました。
後輪のモータは、モータボックスを開け、モータに直接電圧を欠けてみましたが、動きません。モータの故障のようです。手で車軸を回すと、かなり重いです。モーターを分解してみると、汚れで真っ黒になっていました。
ブラシは破損していなかったので、清掃すると、回り始めました。
LEDの配線外れとモータの固着を直したので、修理完了のはず・・・でした。全て組み上げてみると、動いたり、動かなかったりします。再度、車体を分解し、チェックをしてみましたが異常ありません。しばらく色々なところをみていましたが、基板にかかる電圧が時々低いことに気がつきました。電池電圧は正常なので、電池ボックスからのリード線を変えてみましたが治りません。答えは、電池ボックスのプラス側電極がわずかに凹んでいたのでした。電池ボックスでは、マイナス側電極はスプリングなので、電池のマイナス側が必ず接触します。しかし、プラス側電極が凹むと、マイナス側のスプリングで電池を押し出しても、電池のプラス側の肩の部分が電池ケースにあたり、接触不良となってしまうのでした。
原因がわかれば、プラス側の電極に半田を盛って修理完了。確実に動作するラジコンとなって、お返しできました。苦労したけど、よかった。