沖縄の日常

日々変わり行く沖縄と自然とつれづれなるままに

普天間基地移設問題

2010年01月08日 | 日々のこと

 これまでに何度も、何度もいろいろな偉い方が来て、視察して、
 「民間地に近接し危険なへり基地だ」と認識しては帰っていった。

 今、普天間移設問題がマスコミをにぎわせている。全国的な報道のまな板に上ったのは初めてではないだろうか。なので、何をしていても、TVで「普天間移設・・」というアナウンサーの声がすると、耳を大きくして聞き入る。

 でも、報道関係者のいうことに疑問を感じる。

 「普天間か?辺野古か?早く結論を出せ」だの
 「アメリカが怒っている」?だの
 「早く結論を出さないと、アメリカとの同盟関係がおかしくなる」?

 今、一体だれが、それを気にしているのだろうか。今、議論に上ったばかりなのに。
  だから「下地島」となるのか。 それもおかしい。

 また、「沖縄の県民でも賛成も、反対もいるだろうし」というのもおかしいと思う。

 もっと、早めに沖縄の「助けて」という声に耳を傾けてくれたのであれば問題はなかった。半世紀にもわたる基地依存を強いられてきた県民にしてみれば、両手を挙げて賛成ということにはならないのが心情。50年も居座られたら、それは生活の一部になってしまうのだよ。

 こんな簡単なこともわからないのか。

 50年もかかって築きあげてきた基地依存経済で成り立ってきた沖縄に対しては、50年を掛けて基地経済から脱却できるよう手助けするのが本当だと思う。

 基地からたくさんのお金が落ちてきます。戦争は人間の尊厳を奪ってしまいます。それと同じように、近隣で起る事件事故も、日米地位協定の下で、人間の尊厳が踏みにじられています。

 だから 誰だって、基地が自分の村に来るのは嫌でしょう!
 だから本土移設とはならないのでしょう!?

 ちょっと、このところのニュースに激昂してしまいました。あ~血圧が上る~。

 


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