次は後手の変化で、94歩や84飛を省略したらどうか。
先手は74歩同歩同飛と動きたくなります。西川先生は53銀以下互角だというのですが、AIによると86歩があって
86同歩は88歩77桂89歩成
この図の評価値は-224の後手良しです。先手から厳しい攻めがないと駒損が響きます。
戻って
86同角のほうは73銀 (54飛は86飛同歩87角が両取りなので) 79飛64銀
この図の評価値は-214の後手良し。はっきり先手が指しにくくはなさそうですが、攻める手もないのです。
ということで7筋の歩を交換するのはやめたほうが良いです。
76飛53銀77桂42角
64銀~75銀をねらっているので、先手は65歩しかなく、64歩66銀65歩同銀64銀
AIによると64同銀同角66飛62飛67歩のほうがましみたいですが、西川先生は54銀75銀46飛66歩のほうを採用して
この66歩が急所なのです。58金左に51金右65桂86歩
53桂成24角を先手不満 (評価値は-137) としていますが、桂を成らずに86同歩とすれば互角です。それよりも
58金左には52金右65桂32金
しっかり受けられて、評価値は-147の後手ペースです。(なお52金右に43銀成と攻めると、同金同飛成67歩成同金66歩が痛いです。)
先手は何か工夫をしなければいけません。
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