名将会ブログ (旧 名南将棋大会ブログ)

名古屋で将棋大会を開いています。
みなさんの棋力向上のための記事を毎日投稿しています。

大山将棋問題集 20171126

2017-11-26 | 大山将棋研究
先手番青野先生の手を考えます。

第1問


攻めの筋を広げます。
A 63香成 B 65銀 C 54歩

第2問


どうやって攻め続けますか?
A 96香 B 77桂 C 24歩

第3問


攻撃続行です。
A 65銀 B 73角成 C 64角

第4問


攻め駒の数が大事です。
A 21角 B 64金 C 22金

第5問


軽い手がありました。
A 56歩 B 63歩 C 53歩
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大山将棋研究(715);四間飛車に中央位取り(青野照市)

2017-11-26 | 大山将棋研究
今日の棋譜20171126
昭和58年4月、青野照市先生と第24期王位戦です。

大山先生の四間飛車に青野先生は中央位取りです。急戦ではないんですね。

大山先生は石田流を目指しますが、青野先生の46歩は突かないほうが良いと思います。

さらに15の位も取って1歩交換して、というのはかなり欲張っています。大丈夫でしょうか。

大山先生から動きました。54歩から1歩持って24歩同歩25歩、というくらいが普通だと思いますが。

端から攻めると先に香を渡すのが気がかりです。

青野先生は端角です。大山先生は73角とか45歩とか受けるのもあったのですが

端を突き64香を打たせます。

この54歩が良い手なんです。その意味は

金で取らせて61の金を取り

1歩手に入れて55歩。これで手が続きます。大山先生としては84香54歩86香のほうが難しかったかも。本譜は55同金で

64角から金を取られました。香2枚と金2枚の交換です。

角を追われた青野先生は思い切って切ってしまい

銀を出て攻めを続けます。

角を取って

ここに角を打てるので寄せが見えてきました。

駒損なしで4枚で攻めています。中段玉なので寄せが見えにくいですが

この歩が軽手です。63同香には56歩か56香で寄せられます。

大山先生は香を見捨てて受けますが

55の地点も受けなければいけなくて、53の銀を64に移動したのですが、金を打つほうが粘れました。

受けが無くなって投了図です。

青野先生が欲張った駒組なので、大山先生が強気に反応しすぎた感じです。64香と打たれないようにしておくこともできたのですが。中段玉でごまかすのが得意のパターンなので、これくらいなら大丈夫だと見たのかもしれません。でも反撃筋がないと攻められるだけでした。

#KIF version=2.0 encoding=Shift_JIS
# ---- Kifu for Windows V7 V7.31 棋譜ファイル ----
手合割:平手  
先手:青野照市8段
後手:大山十五世名人
手数----指手--
1 7六歩(77)
2 3四歩(33)
3 2六歩(27)
4 4四歩(43)
5 4八銀(39)
6 3二銀(31)
7 5八金(49)
8 4二飛(82)
9 6八玉(59)
10 6二玉(51)
11 7八玉(68)
12 7二玉(62)
13 5六歩(57)
14 8二玉(72)
15 6八銀(79)
16 7二銀(71)
17 9六歩(97)
18 9四歩(93)
19 5七銀(48)
20 4三銀(32)
21 5五歩(56)
22 3五歩(34)
23 2五歩(26)
24 3三角(22)
25 5六銀(57)
26 3二飛(42)
27 4六歩(47)
28 5二金(41)
29 1六歩(17)
30 6四歩(63)
31 6六歩(67)
32 5一角(33)
33 2六飛(28)
34 3四飛(32)
35 1五歩(16)
36 3三桂(21)
37 6七金(58)
38 6三金(52)
39 6五歩(66)
40 同 歩(64)
41 同 銀(56)
42 6四歩打
43 5六銀(65)
44 7四歩(73)
45 5七銀(68)
46 1四歩(13)
47 同 歩(15)
48 同 香(11)
49 1五歩打
50 同 香(14)
51 同 香(19)
52 1四歩打
53 6五歩打
54 同 歩(64)
55 9七角(88)
56 9五歩(94)
57 6四香打
58 9六歩(95)
59 8六角(97)
60 5二銀(43)
61 5四歩(55)
62 同 金(63)
63 6一香成(64)
64 同 銀(72)
65 9六香(99)
66 同 香(91)
67 5五歩打
68 同 金(54)
69 6四角(86)
70 7三香打
71 5五角(64)
72 1五歩(14)
73 7五歩(76)
74 5四歩(53)
75 7三角成(55)
76 同 玉(82)
77 6五銀(56)
78 6四歩打
79 7四歩(75)
80 6三玉(73)
81 7三歩成(74)
82 同 角(51)
83 7四金打
84 5三玉(63)
85 7三金(74)
86 6五歩(64)
87 7四金(73)
88 4三玉(53)
89 6四金(74)
90 6二香打
91 2一角打
92 3二香打
93 5四金(64)
94 同 玉(43)
95 3二角成(21)
96 4三銀打
97 4二馬(32)
98 5五歩打
99 6三歩打
100 5三銀(52)
101 5一馬(42)
102 5二銀(43)
103 6二歩成(63)
104 同 銀(53)
105 4二馬(51)
106 5三銀(62)
107 3二馬(42)
108 4三銀(52)
109 2一馬(32)
110 6四銀(53)
111 4二金打
112 5二金打
113 4三金(42)
114 同 金(52)
115 6三銀打
116 同 玉(54)
117 4三馬(21)
118 投了
まで117手で先手の勝ち

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第73回東海団体リーグA級3R結果

2017-11-26 | 東海団体リーグ
先週11/19は東海団体リーグ戦の3日目でした。
ここまでチームは2-1で暫定4位です。

4回戦はリーグ2位の ちーむきゅるきゅるに1-4負け。
5回戦はリーグ1位の 豊田けやき支部Aに2-3負け。
6回戦でリーグ5位の 名古屋と金クラブ支部Aに3-2勝ち。

当日チームは1勝2敗で、トータル3-3の暫定5位です。

成績表


個人成績


速報



これで上位チームとの対戦が終了しています。
最終日12/10に3-0ならば展開次第で3位があるか。
2-1ならば残留。
1-2は少し寒いです。0-3はほぼ陥落。

今回から名南将棋大会に来てくれる男の子たちが1枠参加しています。
K君は1-2でした。結果は気にしなくてよいですが、実力向上に役立ててください。
彼は感覚派でやや読みの苦手な受け将棋。こういうタイプは(私と似ていて)形勢判断から大局観を身につけ、広く浅く読む習慣をつければ伸びます。だからこのブログをしっかり読んでくださいね。
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大山将棋問題集 20171125

2017-11-25 | 大山将棋研究
後手番福崎先生の手を考えます。

第1問


どう守りますか?
A 22銀 B 51角 C 55歩

第2問


チャンスです。
A 44銀 B 55歩 C 86歩

第3問


軽く手を出しておきます。
A 67銀 B 55銀 C 45歩

第4問


踏み込みます。
A 59角成 B 77歩成 C 42角

第5問


いろいろ利かせたので
A 47銀 B 36歩 C 67銀

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大山将棋研究(714);四間飛車に居飛車穴熊(福崎文吾)

2017-11-25 | 大山将棋研究
今日の棋譜20171125
昭和58年3月、福崎文吾先生と第42期棋聖戦です。

大山先生の四間飛車に福崎先生は居飛車穴熊です。

大山先生が変わったことをしました。右銀で3筋を攻めます。

やっては見たけれど、袖飛車にしても効果がないとわかったのでしょう、歩を交換しただけで駒組みです。

角を覗かれて、45銀と出たのは組み替えを目指したのだと思います。これに福崎先生の44銀が好手です。

銀交換から45歩で嫌な形です。

大山先生は角を追いますが

86角に26角とかわしたら、角を捨てられました。

大山先生は銀を打って守るしかないですが

銀を打たれて困っています。

3筋から反撃しますが

福崎先生の快勝です。

福崎先生の穴熊はうまいです。今の目で見ると当たり前に見えますが、当時にこの感覚を持っている人はいなかったでしょう。どうやって身につけたんでしょうね。
居飛車穴熊に3筋を攻めても効果がない、というのは覚えておきましょう他の囲いとは違うところです。

#KIF version=2.0 encoding=Shift_JIS
# ---- Kifu for Windows V7 V7.31 棋譜ファイル ----
手合割:平手  
先手:大山十五世名人
後手:福崎文吾7段
手数----指手--
1 7六歩(77)
2 3四歩(33)
3 6六歩(67)
4 8四歩(83)
5 7八銀(79)
6 6二銀(71)
7 6八飛(28)
8 4二玉(51)
9 4八玉(59)
10 3二玉(42)
11 3八銀(39)
12 5四歩(53)
13 3九玉(48)
14 3三角(22)
15 6七銀(78)
16 5三銀(62)
17 4六歩(47)
18 2二玉(32)
19 3六歩(37)
20 8五歩(84)
21 7七角(88)
22 1二香(11)
23 3七銀(38)
24 1一玉(22)
25 2六銀(37)
26 5一角(33)
27 5六銀(67)
28 2二銀(31)
29 3五歩(36)
30 同 歩(34)
31 同 銀(26)
32 5二金(61)
33 5八金(69)
34 3一金(41)
35 4七金(58)
36 7四歩(73)
37 7八飛(68)
38 4二金(52)
39 2八玉(39)
40 3二金(42)
41 3八金(49)
42 9四歩(93)
43 9六歩(97)
44 7三角(51)
45 4五銀(56)
46 4四銀(53)
47 同 銀(45)
48 同 歩(43)
49 7五歩(76)
50 同 歩(74)
51 4四銀(35)
52 8六歩(85)
53 同 歩(87)
54 7六歩(75)
55 5九角(77)
56 4五歩打
57 7四歩打
58 6四角(73)
59 6五歩(66)
60 8六角(64)
61 2六角(59)
62 5九角成(86)
63 同 角(26)
64 8九飛成(82)
65 3三歩打
66 同 桂(21)
67 7九銀打
68 4六歩(45)
69 同 金(47)
70 3四桂打
71 4七金(46)
72 4六歩打
73 4八金(47)
74 3七歩打
75 同 金(38)
76 6七銀打
77 3五歩打
78 7八銀成(67)
79 3四歩(35)
80 7九龍(89)
81 3三歩成(34)
82 5九龍(79)
83 2二と(33)
84 同 金(32)
85 4九歩打
86 4七銀打
87 投了
まで86手で後手の勝ち

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20171125今日の一手(その607);玉の堅さを生かす

2017-11-25 | 今日の一手

20171125今日の一手

8月6日の名南将棋大会から、KさんとIさんの対局です。形勢判断と次の一手を考えてください。


一昨日の一手の回答

☆ 形勢判断をします。
駒の損得はありません。
玉の堅さは先手のほうが堅いです。
先手の攻め駒は26飛77角の2枚。
後手の攻め駒は64角1枚。

総合すれば先手が指しやすいです。

☆ 大局観として
後手の片ツノ銀の中飛車と先手の左美濃という対抗は玉の堅さが違うので先手が勝ちやすいはずです。中飛車側が抑え込めれば完封勝ちではありますが。
問題図では先手が3歩持っていて桂頭に手がついている状態ですから、上手く指せば攻撃続行できそうです。先手玉が堅いので銀取りにも構わないで攻める手が成立しているかもしれません。「駒は取られる寸前が一番働いている」などどいわれるのですが、問題図がそれに当たります。銀を逃げる一手ではありません。

後手としては問題図の前に35同歩

と丁寧に指す必要がありました。玉が薄い方は強い指し方が危険を呼びます。35歩と取る前に46歩同銀45歩を決めようとしたのが問題図でした。


△ 実戦ではおとなしく37銀と引いたのですが

これは後手の言い分が通りました。35歩44歩34銀

と進んで、ちょっと失敗したかなあ?と思うところでしょう。ここで55歩が疑問手で、55同歩66歩56歩同金25銀

飛車を取られること自体は構わなくても、26同銀と取り返した形がひどいです。そのまま押し切られてしまいました。

55歩ではなく単に66歩

から角を追えばまあまあこれからでした。66同歩同金53角65金63銀64歩

という調子です。守りの金を使って攻めているのであまり良い指し方ではないのですが。


○ 34銀とかわせない時なので、先に44歩を入れたいです。

52銀に37銀

とすると違いがわかりますね。後手は桂頭を受けられません。

46歩と銀を取り合えば

43歩成同金23飛成47歩成34歩

と金の作り合いでも駒を取れる先手の方が優勢になります。

とすれば後手は44歩に同銀しかなく

44同角46歩34歩

41飛77角66歩

ここで66同金と取って53角36飛35銀39飛45桂65金

という指し方か、

66同角65銀77角66歩同金同銀同角65金33歩成

という指し方かの選択です。どちらもまあまあ先手が指せていると思います。


△ 34歩と取り込むと

34同銀37銀25銀27飛41飛47歩36歩28銀

ずいぶん押し込まれましたが、35歩で銀はさみがありますから、それほどひどくはないです。これはほぼ互角です。


○ 思い切って57銀としてみると

19角成44歩52銀34歩

桂馬を取れます。24香にも33歩成26香32と

で42と が残っていますから先手有利というより優勢です。

57銀にも35歩が仕方ないようです。

24歩同歩44歩34銀24飛

先手玉がさらに堅くなったので、飛車を切るつもりです。23銀には43歩成


23金でも同飛成同銀43歩成

と強攻して先手有利です。


△ 36飛は

46歩34歩45銀

33歩成36銀32と同銀22角成21銀

先手の駒損も指せないことはないですね。

あるいは46歩に44歩として

52銀34歩45桂33歩成47歩成

32と57と同金同桂成75金

後手は19角成か75同角同歩67銀か。これも形勢不明です。


× 45同銀同桂

ではさすがにまずいでしょう。銀を取らせて桂馬を攻めるという当てが外れています。46歩にも15銀から46角を狙われます。


△ 24歩同歩

は大体いつでも入る利かしで、これから44歩を選べばよいのですが、途中で25桂とか


25歩とか

(これは36飛で問題ないですが)余計な変化を与えるかもしれません。


△ 95歩は

95同歩なら先手は33桂を取りやすくて後手は29桂を取りにくい位置にあるので、後の端攻めは先手の方が分があるかも。
後手が手抜いて46歩44歩52銀34歩45桂94歩

銀損でも後手の歩切れですから先手が悪いことはなさそうです。


☆ まとめ

玉の堅さが違うと乱暴が利くものです。後手としては玉が薄いので慎重に指さねばなりませんでした。

先手はチャンスで、銀を逃げないで44歩が有力です。
ちょっとひねって57銀というのも好手でした。後手は自然な19角成がうまくないのです。

そのほかの手も(45同銀はだめですが)先手が指せないことはないです。


形勢判断では先手が玉の堅さで明らかに優っていましたから、それを最大限に生かした指し方で有利が広がっていきます。

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大山将棋問題集 20171124

2017-11-24 | 大山将棋研究
後手番大山先生の手を考えます。

第1問


気が付きにくい手ですが。
A 53金 B 45歩 C 35歩

第2問


1本は手筋です。
A 84桂 B 46歩 C 54歩

第3問


落ち着いた良い手です。
A 95歩 B 66歩 C 64銀

第4問


手順で狙いがあります。
A 67歩 B 68歩 C 56歩

第5問


決め手になりました。
A 68歩 B 56歩 C 45金

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大山将棋研究(713);四間飛車に中央位取り(内藤国雄)

2017-11-24 | 大山将棋研究
今日の棋譜20171124
昭和58年3月、内藤国雄先生と第41期名人挑戦者リーグです。

大山先生の四間飛車に内藤先生は急戦ですが

46歩というのが見ない手です。

どうなるかと思ったら中央位取りに落ち着きました。

3筋の歩を交換するのは少数派でしょう。

桂馬を跳ねて4筋の歩も交換に行きます。

大山先生も5筋の歩を交換して

26飛に45歩というのが気が付かないです。45同銀に33桂56銀44金、26飛が近いのをとがめているのでしょう。

内藤先生は桂を跳ねて22歩で取り返しに行くのですが、ひねった感じです。

桂の取り合いで84桂を打たれては失敗でしょう。

22と~23と も35角で飛に当たります。端を攻めるのが桂を取り合った狙いの手ですが

端を詰めても角を追われて銀を使われているので後手玉の懐が広いです。さかのぼって45桂と跳ねる前に95歩と突くべきでした。

と金を使っても効果がなければ角を使うしかありません。

でも角を追われるのではうまくないです。

大山先生は歩の手筋を使って先手陣を乱し

金を使い飛車をかわして

51角や63飛も利かし

銀を僻地に追いやります。

と金を作れば優勢で

中押し勝ちになりました。

内藤先生の浮き飛車が災いして苦しい展開になりました。右桂を跳ねるのは魅力的ですが、中央位取りで角筋が止めっているので、振り飛車の石田流(左右対称で考えてみてください)みたいにはいきませんでした。
58手目45歩に同銀とするか、95歩同歩を入れてから45桂ではないかと思います。
大山先生に好手が多くて、後手をもって楽しく並べるのが良いです。あるいは画面をひっくり返して眺めてみてください。

#KIF version=2.0 encoding=Shift_JIS
# ---- Kifu for Windows V7 V7.31 棋譜ファイル ----
手合割:平手  
先手:内藤国雄王位
後手:大山十五世名人
手数----指手--
1 7六歩(77)
2 3四歩(33)
3 2六歩(27)
4 4四歩(43)
5 4八銀(39)
6 3二銀(31)
7 6八玉(59)
8 4二飛(82)
9 7八玉(68)
10 6二玉(51)
11 9六歩(97)
12 9四歩(93)
13 5六歩(57)
14 7二銀(71)
15 5七銀(48)
16 7一玉(62)
17 6八銀(79)
18 4三銀(32)
19 5八金(49)
20 6四歩(63)
21 2五歩(26)
22 3三角(22)
23 3六歩(37)
24 8二玉(71)
25 1六歩(17)
26 1四歩(13)
27 4六歩(47)
28 5四銀(43)
29 4七金(58)
30 5二金(41)
31 5五歩(56)
32 6三銀(54)
33 5六銀(57)
34 1三香(11)
35 3五歩(36)
36 同 歩(34)
37 3八飛(28)
38 4三金(52)
39 3五飛(38)
40 3四歩打
41 3六飛(35)
42 7四歩(73)
43 3七桂(29)
44 4一飛(42)
45 4五歩(46)
46 5一角(33)
47 4六飛(36)
48 4五歩(44)
49 同 銀(56)
50 4四歩打
51 5六銀(45)
52 5四歩(53)
53 同 歩(55)
54 同 銀(63)
55 5五歩打
56 6三銀(54)
57 2六飛(46)
58 4五歩(44)
59 2四歩(25)
60 同 角(51)
61 4五桂(37)
62 4四歩打
63 2二歩打
64 4五歩(44)
65 2一歩成(22)
66 8四桂打
67 6六角(88)
68 5三金(43)
69 4八金(47)
70 4六歩(45)
71 9五歩(96)
72 6五歩(64)
73 7七角(66)
74 7六桂(84)
75 7九銀(68)
76 6四銀(63)
77 9四歩(95)
78 9二歩打
79 4五歩打
80 5四歩打
81 8六角(77)
82 5一飛(41)
83 4四歩(45)
84 5五歩(54)
85 4五銀(56)
86 7五銀(64)
87 9五角(86)
88 6六歩(65)
89 同 歩(67)
90 6七歩打
91 同 玉(78)
92 5四金(53)
93 3六銀(45)
94 5三飛(51)
95 7八玉(67)
96 5一角(24)
97 5九角(95)
98 6三飛(53)
99 5八桂打
100 4四金(54)
101 5七金(48)
102 3五歩(34)
103 2七銀(36)
104 5六歩(55)
105 同 金(57)
106 4七歩成(46)
107 7七歩打
108 5七歩打
109 7六歩(77)
110 同 銀(75)
111 8六桂打
112 7三銀(72)
113 7七歩打
114 8五銀(76)
115 投了
まで114手で後手の勝ち


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大山将棋問題集 20171123

2017-11-23 | 大山将棋研究
後手番大山先生の手です。

第1問


まずは基本手筋。
A 45歩 B 43金 C 36歩

第2問


これがあるので結構大変です。
A 64角 B 46歩 C 24同歩


ここからは先手番米長先生の手を考えます。
第3問


大切な手です。
A 79香 B 86香 C 66桂

第4問


好手でした。
A 56桂 B 12角 C 47角

第5問


勝ちを読み切りましょう。
A 75金 B 74角 C 76飛
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大山将棋研究(712);四間飛車に左46銀急戦(米長邦雄)

2017-11-23 | 大山将棋研究
今日の棋譜20171123
昭和58年3月、米長邦雄先生と第8期棋王戦第3局です。

大山先生は大野流(兄弟子の大野源一先生のことです)53銀からの四間飛車です。これは珍しい組み合わせで、三間飛車ならバランスが良いのですが。

米長先生は急戦で

61金が離れているのがチャンス、ななめ棒銀を採用して弱い角頭を狙います。

大山先生の36歩から45歩というのは手筋の受けです。

大山先生には角打ちがあるので案外難しいです。

ななめ棒銀が進出してまずまずの局面です。ここでいろいろあって、24同金同飛22歩31角33銀は互角、25歩36飛24金31飛成は先手よし、43金には形勢不明、というところでしょうか。本譜は22飛で

23歩に72飛というのが違和感があります。後で袖飛車を見たものでしょう。

米長先生は銀をさばいて36飛というのが良い味です。

大山先生は銀を投入して受けますが

米長先生は桂馬ではなく11香を取りに行きました。

少し米長先生のほうが良さそうですが、26飛はどうだったか。というのは

66桂を食らってしまうと

駒損なのです。この大山先生の74歩が72飛からの予定ですが、敗着になってしまいます。

香車を先着されたのが痛かったのです。74歩で84香なら少し良かったか。

米長先生の自陣角が急所で、75桂が狙いです。

駒損でも93金と変な場所に打たせるのなら構いません。桂馬で追撃して

もう一枚。

1枚とられても

清算して馬取りに銀を出るのがぴったりです。

馬を取れて

迫られましたが

これで詰めろ。

そのまま詰まして投了図です。

大山先生はダブルタイトル戦の王将戦第1局は取りましたが、そのあとは7連敗の結果です。米長先生はこの次の年度に四冠王になった、一番強い時期でした。
大山先生はタイトル戦の連敗で、かなり変わった作戦を採用しました。簡単に悪くなると思ったらずっと難しくて、一時は逆転していたと思います。好調な米長先生に鋭い寄せが出てしまいました。

#KIF version=2.0 encoding=Shift_JIS
# ---- Kifu for Windows V7 V7.31 棋譜ファイル ----
手合割:平手  
先手:米長邦雄棋王
後手:大山十五世名人
手数----指手--
1 7六歩(77)
2 3四歩(33)
3 2六歩(27)
4 4四歩(43)
5 4八銀(39)
6 4二銀(31)
7 6八玉(59)
8 5四歩(53)
9 7八玉(68)
10 5三銀(42)
11 5八金(49)
12 4二飛(82)
13 2五歩(26)
14 3三角(22)
15 6八銀(79)
16 6二玉(51)
17 5六歩(57)
18 7二玉(62)
19 3六歩(37)
20 8二玉(72)
21 5七銀(68)
22 3二金(41)
23 3五歩(36)
24 同 歩(34)
25 4六銀(57)
26 3六歩(35)
27 3五銀(46)
28 4五歩(44)
29 3三角成(88)
30 同 金(32)
31 2四歩(25)
32 6四角打
33 2六飛(28)
34 2四歩(23)
35 同 銀(35)
36 2二飛(42)
37 2三歩打
38 7二飛(22)
39 3三銀成(24)
40 同 桂(21)
41 3六飛(26)
42 3五歩打
43 同 飛(36)
44 4四銀(53)
45 3四飛(35)
46 4三銀打
47 3六飛(34)
48 1九角成(64)
49 3四歩打
50 3二歩打
51 2二歩成(23)
52 2五桂(33)
53 1一と(22)
54 4六歩(45)
55 同 歩(47)
56 2九馬(19)
57 2六飛(36)
58 5六馬(29)
59 2五飛(26)
60 6六桂打
61 8八玉(78)
62 5八桂成(66)
63 同 金(69)
64 7四歩(73)
65 5七銀(48)
66 3四馬(56)
67 2一飛成(25)
68 5二銀(43)
69 8六香打
70 9四歩(93)
71 4七角打
72 9三金打
73 6六桂打
74 5五歩(54)
75 7四桂(66)
76 9二玉(82)
77 7五桂打
78 5六歩(55)
79 同 銀(57)
80 7四飛(72)
81 8三桂成(75)
82 同 金(93)
83 同 香成(86)
84 同 玉(92)
85 4五銀(56)
86 5六歩打
87 同 角(47)
88 7三香打
89 3四銀(45)
90 6四桂打
91 7四角(56)
92 同 香(73)
93 6五角打
94 7六桂(64)
95 7八玉(88)
96 5七歩打
97 8六飛打
98 8四桂打
99 7五金打
100 7七歩打
101 同 桂(89)
102 5八歩成(57)
103 8四飛(86)
104 7二玉(83)
105 8三飛成(84)
106 投了
まで105手で先手の勝ち
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