フリージア工房 国道723号店

ハロプロメンバーを応援してアイドル音楽を愛するエッセイブログ

制約が生み出す本能

2008-07-10 23:42:19 | フリーテーマ
 先ほど、東急田園都市線や大井町線を乗ってました。夜9時を回ってるのに、車内に女の子の姿が多い。明らかに海側の我が地元とは車内風景が違う。
 そういえば、駅前もセイジョーとかのドラッグストアやTSUTAYAがあったり、いわゆる深夜営業の店が駅前に多く、ちょっと海側とは景色が違う感じ。海側は、大体駅の近くに細い商店街があり、並ぶ店のチェーン店率はやや低め。
 そんな海側の我が地元にもTSUTAYAがあり、毎週水曜日は旧作が一本200円で借りられるので、昨日DVDを三枚借りてきました。
 借りたのは、「機動戦士Zガンダム」の劇場版、昔の特撮の名作「ウルトラQ」のVOL.1、ロバート・デ・ニーロ主演の映画「タクシードライバー」。ジャンルがバラバラな三枚ですが、そのバラバラ具合に自分の趣味の定まらなさ加減が出ていて我ながら笑えます。基本、アニメも特撮も映画も好きで、ジャンル問わず色々見ています。

 まずは「ウルトラQ」だけ見ました。1960年代の作品だから白黒です。でも、作りが非常に丁寧。台詞まわし、動き、間、とても良い。30分に一話を収めるため、多少強引な展開や終わらせ方もあるものの、それさえも観る側の想像に委ねるためなのかもと思わせるほど、いい感じの余韻の残し方なのです。
 何から何まで、きちんと回答を付けて物語を終わらせる必要はありません。観る側に考えさせる余白を与えておくというのは、映画やドラマに限らず、音楽でも小説でも大切な事かもしれません。
 作品が白黒と、制約が大きかった時代ならではなのかもしれませんが、制作側のおせっかいが気になる作品が少なくない現代の眼で見ると、「便利」が傑作や名作を生むのではない!という事を改めて感じさせてくれるのでした。

 今日のBGM MONA / ルースターズ
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする