フリージア工房 国道723号店

ハロプロメンバーを応援してアイドル音楽を愛するエッセイブログ

ヲタとファンの融合の行方

2009-04-21 21:32:52 | ハロプロ2009

 四月ももう下旬になりましたが、新生ハロプロの動向はいかがでしょうか?
 年度が変わり、メンバーが変わり、急に大きな変化が表れるとは思っていませんでしたが、今のところ活動内容には不満を感じています。ウワサレベルの話も聞こえて来ますが、それらがもし事実になるなら、今後は多少なりとも楽しくなってきそうなので、もう少し様子を見たいとは思っています。
 そんな訳で、今日は現在のハロプロを見ていて思う事をちょっと堅い記事にして書いてみようと思います。

 少し前の話題ですが、雑誌「日経エンタテイメント」にタレントの指数みたいなのが掲載されていたそうです。記事を見ていないので人づたいに知った話のうろ覚えですが、モーニング娘。の認知度は80%、期待度は30%だったかと思います。それに対して℃-uteは、認知度30%を切る辺りながら期待度は50%だったそうです。ちなみに、Berryz工房はどちらも30%だったと記憶しています。
 数字の信憑性はともかく、これはなかなか鋭いところを突いている。私はそう思いました。それぞれのグループが現在置かれている立場をよく表しているように思えたのです。
 つまり、モーニング娘。は名前はある程度浸透したメンバーもいるが、ファン以外の人達の関心は薄れている。
 ℃-uteは個人の知名度は今一つだが、ある程度グループの特徴みたいなものは浸透しており、注目しようとしている人はいる。ちなみに、期待度の数値は、現在勢いでハロプロを上回るとされているAKBを僅かに上回っていました。
 そして、Berryz工房はメンバーの知名度もまだまだで、ファン以外の人からの注目も残念ながら今一つという事です。

 これには、色々言いたくなる方もいると思いますが、私も一歩下がったところからハロプロを見たら、こんな感じの認識になると思います。
 ハッキリ言って、今のハロプロはファンが少なく、ヲタに支えられている。そういう現実が見えるデータではないでしょうか。

 ヲタ比率が高いという事はグッズの売上の安定や、コンサート動員の安定、特に地方で開催した場合の遠征してくる人の数などに好影響を与えるので、事務所的には悪くはない傾向かもしれません。儲けを出して行かなければ企業は成り立たないし、ハロプロへの投資もままならないですからね。
 しかし、ここ数年ヲタに頼りすぎた結果、新規ファンが入りづらくなり、特にコンサート会場がコアな雰囲気になっていきました。モーニング娘。のコンサートを長年見続けている方なら実感出来ると思います。
 コアな雰囲気になった会場がどうなって行くのかと言うと、客席でのノリ方に「お約束」が増える。「振りコピ」のようなコアとライトの立場の差が明確に表れる応援スタイルが生まれる。その結果が今のコンサート現場の姿です。

 私はヲタと呼ばれる側の人間なので、会場の雰囲気がコアになるのは、それはそれで構わないのですが、本当にそれで良いのだろうか?と去年くらいから強く思っています。その思いを強くさせてくれた現場が、「℃-uteの忘れたくない夏ツアー」であり、「きらりん☆レボリューションスペシャルコンサート」でした。

 ℃-uteの会場には中高生の男女が多く訪れ、限られた小遣いで推しメンバーの生写真やウチワを買っていました。そして、コンサートが始まると、ヲタの勢いに気後れせず自分なりの応援をして、次第に雰囲気に慣れてくると周囲のヲタと同じように拳を振ったり、跳んだりと熱くなっていく。そんな姿をあちこちの℃-ute会場で見ていた私は、ヲタとファンの融合は出来るのだ!と嬉しく思ったのでした。
 思えば、モーニング娘。が国民的アイドルグループだった時代は、ヲタとファンが一体となってコンサートを楽しんでいたように思います。やはり、学生ファンが限られた小遣いで推しメンのウチワなどを買っていた事を思い出します。
 きら☆レボコンサートは、まさにそんな昔の娘。コン的な雰囲気に包まれていました。小さな子供から女子高生から大きいお友達(早い話がヲタ)まで、みんなが一つになって月島きらり、Milky Way、そしてSHIPSにも(笑、いや笑ってはいけないですね)熱い声援を送っていました。

 こういった光景を見た私は、まだまだハロプロはいけるのではないか? 可愛い女の子が歌やダンスをカッコ良く、あるいは可愛く魅せる事に対する需要はまだまだあるのではないか? そう実感しました。ハロプロも出来て10年が過ぎました。新しいイメージを作っていけるのではないか!と期待を込めたものです。

 しかし、実際はそこから先へは突き抜けられていない印象です。このままでは、忘れたくない夏ツアーや、きら☆レボコンサートに来ていたファンは冷めて他へ行ってしまったり、アイドルというジャンル自体に興味をなくすのではないだろうか?

 先日、℃-uteのツアーが始まりました。去年とは会場の雰囲気は変わっていたのか? ファン層はどうなっているのか? その疑問に答えが出せるほどの大きな変化はまだ感じられていません。しかし、気になる事がありました。そこに気づいた私は、℃-uteの新曲「Bye Bye Bye!」の売上への影響を気にするのでした。
 そして、本日チャートの結果が出ました。次回は、その結果を踏まえて、ヲタとファンの融合と宣伝展開について書いてみたいと思います。つまり、次回も堅い記事行きます(苦笑)。


 ※ 新生ハロプロで気づいたのですが、このブログのカテゴリーは今まで通り、旧エルダ系、つまり今春ハロプロを卒業したメンバーも「ハロプロ(ソロ)」や、「ハロプロ(ユニット)」というカテゴリーで書かせていただきます。カテゴリーがややこしくなるので、そのままでという事です。「ハロプロ」という言葉に「元ハロプロ」も含めて考えていただければという事です。よろしくお願いします。

コメント (3)
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