それでは、連載第127夜は、平成26年初春、閉館間近となった大阪の「交通科学博物館」からお届けします。
大阪環状線弁天町高架下に設けられた同館、年を追うにつれ収蔵車両が増えましたが、結局「梅小路蒸気機関車館」と統合されることが決まり、閉館も間近となり再訪しました。
館内は閉館関連企画が催され、こちらも注目でしたが、今回のテーマとは合わないのでパスします。
今回のテーマでは、先ずは「走るホテル」20系食堂車、ナシ20 24です(写真)。奥側が食事席、調理室の業務用ドアが手前に見えており、電車・気動車・客車を問わず、当時の特急用食堂車のスタイルです。まだ中では、エビフライカレーは食べられましたが、結局食べず、今でも後悔しています。
寝台車はもう1両。青帯の2等寝台から、2等級化でA寝台となった、マロネフ59 1です(写真)。残念ながら、車内は見学出来ませんでした。
同館のほとんどの保存車両は、この春開館した「京都鉄道博物館」所蔵車両となっており、再び逢えるはずです。また、そのうちに。
それでは、次回をお楽しみに。