それでは、連載第113回目は、EF63の5回目、13号機をお届けします。
EF63 13は、引退後現在はカットモデルとなり、JR東日本大宮車両センターにて保存されます(写真)。こちらが軽井沢方、電車等と繋ぐ側です。
少年の横にあるのがジャンパ栓受け、量産機共通のものです。連結する系列毎に、異なる連結器を間違いなく繋ぐのが、連結手の仕事です。協調、非協調、繋ぎ間違えると大変です。
また、中心には、柴田式自動連結器にも、電車用密着連結器にもなる、双頭連結器があります。後方のピンで外し、向きを変え変更します。
碓氷線の一番の醍醐味は、電車と機関車が連結し、協調して勾配を上下するところで、これは日本だけの技術です。62も63もまだあるのですから、復活はどうでしょうか。採算の見込みは無いので、法外な価格となるでしょうが。
生徒だった頃、夏合宿の往き道に、夜行急行「妙高」に乗り、長野まで行ったことがあります。1年の時は169系で、今思えば貴重なシーンを逃しました。2年では189系に置き換え、二度と走ることはありませんでした。残念。
それでは、次回をお楽しみに。