それでは、連載第187回目は、EF65の14回目、EF65 535をお届けします。
EF65F形登場後、その運用を単機でこなせるEF66が登場、一方で65P形が不足したことから、車両需給の関係で、65一般形から、65P形に改造された、いわゆる「シンデレラP」と呼ばれる機関車が発生しました。その1両が、EF65 535です(写真)。高崎での、最後の国鉄色P揃い踏みの時の写真です。
この時の写真がまだあった気がしましたが、残念ながら単機で写っているのはこれだけでした。
その後退色しにくい新塗料で美しく塗装された同機でしたが、遂に同機も引退の時を迎えました(写真)。大宮でのイベント時の一枚です。
502号機以降、JR貨物に引き継がれた65Pとしては、最後まで国鉄直流特急色のまま現役を維持した同機でしたが、残念ながら引退しました。正に、「惜別」です。
それでは、次回をお楽しみに。