平成17年冬、石巻方面を訪問した。その時、何気なく写した、DE10 1199である。当時、この機関車の最期を予測することは、全く不可能だった。同機は後に更新工事を受け、JR貨物更新色に改められたが、震災の際、石巻港貨物駅構内で地盤沈下部分に転落した。同機はもう二度と動くことはない。
続いては仙石線、仙センM7編成である。同編成は震災時も写真と同じ石巻駅にいて、床下浸水の被害に遭った。
続いて、DE10 1642である。同機の姿も石巻での撮影であるが、被害を受けたかどうかは記録がない。運が良いのか。
次はDE10 1595である。同機も、同様に難を逃れたのか。
今回の最後は、女川駅のキハ40 519である。同車は当時既に引退しており、駅横の女川温泉の施設として使用されていたが、女川駅もモロに震災被害を受けた場所、当然被災した。転覆した姿が残っている。
被災車輌の在りし日の姿を見ていると、複雑な心境である。これらの日々は、もう戻らないのである。
次回は、平成19年の訪問の際の写真を載せたいと思う。
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