今回は、震災被災車輌のうち、E721系関連を見ていきたい。
最初は、E721系トップナンバー、クモハE721-1ほか4連である。後の2連はともかく、前2両は、震災当時新地駅にて被災、津波で大破した。平成19年7月、福島駅での撮影である。
同時に被災したのは、P19編成であった。写真手前は同編成、クハE720-19である。同日、仙台駅での撮影である。
平成19年に、仙台空港鉄道が開通し、E721系の同形、SAT721形がデビューした。写真は、そのデビュー間もないSAT721系、クハSAT720-103、平成20年1月の姿である。新車で、光沢もまだまばゆい。
同編成は仙台空港駅で被災、路線が水没したため、同駅構内に長期残留ということとなった。
E721系は優れた電車であったが、低床車で、嵩上げしていないホームに対応していたことから運用範囲が広く、結果被害が出てしまった。
現在、主に郡山と秋田で被災車輌の修繕を行っているのであろうが、戻せる車輌は早期に復旧してもらいたいものである。
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