それでは、連載第370回目は、上信電鉄デキ2をお届けします。
大正期、ドイツのシーメンスで、3輌製造されたデキ1形。予備機を含めて3輌とのことでしょうが、後に上信での貨物輸送が廃止となり、余剰となり、結果デキ2が廃車、現在富岡市の運動公園にて保存されます(写真)。
運動公園の駐車場の中で、スポーツをする人が興味を持つことはあまり考えられず、忘れ去られた存在となっています。
反対側から(写真)。横のホーム状の施設から中を覗くことが出来ます。中には入れません。
しかしこれは、戦前ドイツの電機技術を今に伝える貴重な遺産であり、再度注目される日が来ると良いと思います。
それでは、次回をお楽しみに。