閑静な温泉街の岩井温泉には「岩井屋」「明石屋」「花屋」のたった3軒しか旅館はありません。その僅かな旅館のうち、岩井屋のお湯をいただくことにしました。雑誌「温泉博士」の温泉手形を使うとなんと無料になるとのこと。ありがたいのはありがたいが、なんだか気を遣ってしまうな。
この老舗旅館の和風モダンなロビーから中庭を渡ったところに、この温泉街が決して紛い物ではないことを体現する、実に豊かなお湯があります。日本秘湯を守る会の提灯が誇らしげなお浴室は、足元のすのこから源泉がプクプクと湧出するとのことだが、今日は調子が悪かったのか、全然実感できません。
それでも実に上品に漂う温泉の香りと、浴槽から溢れ落ちる湯は、来てよかったなと思うことができる上質なもの。僅かに苦味のある温泉は湯温も高めで、じっくり浸かっていると意識を失いそうになりますね。
- 泉質:カルシウム・ナトリウム‐硫酸塩泉 47~50度
- 場所:岩井温泉BS
- 訪問日:2008年6月24日
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