バスde温泉

バスで行く温泉旅日記

金沢@石川県

2014-02-09 21:40:59 | まち歩き

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北陸地域の中心的都市であるとともに、国内外から多くの旅行者を集める観光都市、金沢。この金沢の市街が形成されたのは、16世紀半ばに本願寺が布教の拠点として「金沢御堂」を置いたことにはじまります。その後、前田利家がこの地に城を定め、加賀百万石の城下町として発展、藩政時代には江戸、大坂、京都に次ぐ規模の大都市であったとのこと。

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金沢の観光資源として、なんといっても金沢市の中心部に位置する兼六園は外せません。江戸の代、加賀藩により金沢城の外郭に造営された藩庭を起源とする、広さ約11.7ヘクタールの日本庭園です。国の特別名勝であり、日本三名園の一つとしてつとに知られていますね。ちなみにあとのふたつは水戸の偕楽園、岡山の後楽園です。

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金沢城の石川門から旧百間堀の底を道路とした百間堀通りを橋で渡ったところが、この兼六園のメインの入り口。

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明治になって市民の公園として開放されて以来、1976年までは無料で24時間開放されていたとのことだが、現在、維持・保存のために有料。といっても大人300円で一日楽しめると思えば、こんなコスパのいい観光名所はないですね。

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この兼六園では季節ごとに様々な表情を見せるが、なかでも冬の雪吊の情景は情緒が溢れていますね。

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犀川からほど近いところに城下町ならではの茶屋街が今も残っています。「ひがし茶屋街」は、重要伝統的建造物群保存地区に指定され、石畳の再現や無電柱化などの整備がなされたことで、かつての風情が蘇っています。整然と並んだ出格子のお茶屋や石畳が風情を感じさせています。最近は芸妓さんの数も増えているらしいですね。

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お茶屋遊びは一見さんには敷居が高くて無理だが、昼間は内部を公開していたり、気軽に体験できるイベントを開催している施設もあるとともに、建物を利用したカフェやレストラン、土産物店も多数。旅行者でも楽しむことができます。

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金沢の魅力は、食にもあります。藩政時代からもてなしのための料理が根付き、加賀料理として確立されています。地元金沢港で水揚げされる魚介類、加賀野菜として知られる新鮮な山、野の幸などなど…それらの根底を支えているのが近江町市場です。

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むさし交差点の南東側一帯に位置し、約2,8haの敷地に約170店の商店・飲食店が軒を連ねている。石川県特産の加賀野菜や海産物を扱う店が多く、市民の台所としてだけでなく、いまや金沢ならではの観光名所のひとつとなっていますね。

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金沢の食を支えているのは素材だけではない。ここ金沢は料理人のレヴェルが驚くほど高いんです。

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金沢は国のバス利用促進総合対策事業「オムニバスタウン」に、浜松に続いて2番目に指定されていて、バスの弱点である表定速度の遅さの改善や利用者の利便性・快適性向上を、国や県の支援の下、市と事業者で一緒に話し合って解決を試みているとのこと。それによって、ノンステップバスの導入や、コミュニティバスの開設が進んでいます。

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金沢ふらっとバス」も金沢市オムニバスタウン計画の一環として開設された、いわゆる「100円循環タイプ」のコミュニティバスです。これは市内中心部の循環バスということで、観光スポットも沿線には多く、旅行者にも役立つようになっている。これ以外にも「兼六園シャトル」など、観光に使えるバス便が整備されている。

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ただ、一般の路線バスとの補完関係は希薄なような気がします。たとえば金沢駅と中心街の武蔵・香林坊の間は、どのバスでも一律100円にするなど、制度面の改善が望まれます。

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北陸新幹線の開業を来年に控える金沢。新幹線よって、東京方面からの入れ込みが爆発的に増えることが確実な状況で、地下鉄もなく、路面電車を早々に廃止してしまった状況下、多くの需要をバスだけでいかに捌いていくか…金沢の真価が問われるのはこれからです。