霧島温泉郷は霧島連山の中腹に点在する温泉の総称で、硫黄谷温泉、明礬温泉、栄之尾温泉、林田温泉、丸尾温泉、栗川温泉からなる温泉群はその中心を成しています。その中の林田温泉は霧島いわさきホテル内の温泉施設、「御山の湯」でのみ入浴することができます。今回の鹿児島旅行では、この林田温泉と、このホテルが管理する緑渓湯苑が目的だったので、この霧島いわさきホテルに宿泊することにしました。
辺り一帯に漂う硫黄の匂いに期待を膨らませながら浴場の扉を開けたら、まずその広さにびっくり。そして、かなり大きな浴槽には熱いお湯が、やや小さい浴槽には温いお湯が掛け流されています。
蒼味がかったお湯は強い硫黄臭があるが、味は僅かに苦く、僅かに甘い。蒼く見えるのは白い湯の花が浴槽の底に沈殿し、光を反射させているからでしょう。
内湯から階段を下りたところに露天があります。ここは内湯にも増して驚きの広さ。プールかいな!
外光を浴びて、内湯以上に蒼く色づいています。広大な露天湯の上段には打たせ湯とやや小さい熱めの露天浴槽が。これだけの温泉を満たす湧出量って…恐れ入りました。
ここの泉質は酸性硫黄泉。なので肌の弱い方は合わないかもしれないが、ワタシのように面の皮の厚い人間にはピッタリ。
建物自体はやや古く昭和チック、広すぎて、メインテナンスの至らない部分も目に付くが、そんなウイークポイントもかき消すぐらいの圧倒的なお湯の質と量。このお湯を夜も朝も味わえるのは宿泊者の特権です。
気の毒なことに新燃岳の噴火による影響で、お客さんが少なかったのだが、実際、噴火の影響は全く感じない…ていうか、その新燃岳自体、見損ねたぐらい噴火のことを忘れてました。今こそこの霧島がお奨めです。
泉質:単純酸性硫黄泉 52度
場所:いわさきバス・霧島いわさきホテルBS
訪問日:2011年6月27日
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