花にまつわる幾つもの話

子供時代の花にまつわる思い出や、他さまざまな興味のあることについて書いていきたいと思ってます。

天然石標本~青く蛍光する琥珀&オレンジ色のトムソン沸石他~

2024年01月24日 | 天然石標本

遅ればせながらですが、

新年あけましておめでとうございます。

今年一発目のブログは、昨年ご紹介できなかった戦利品の残りです。

最初はこちら

ブラックライトで青く蛍光する琥珀です。

購入した先がパワーストーン系のお店だったせいか、

産地等は不明です。

ブラックライトで青く輝きます。

こちらが通常の状態になります。

続いてはこちら

トムソン沸石とメソライトの共生タイプです。

オレンジ部分がトムソン沸石、白い部分がメソライトです。

トムソン沸石の詳細については過去ブログ(「2011.12.15」)をご参照下さい。

過去のトムソン沸石も少しだけオレンジがかっていました。

 

『メソライト(中沸石)』

ネット等による詳細は以下の通り。

細針状、放射状の球体で産出される珪酸塩鉱物。沸石の一種。

1816年シチリア島のカターニア近郊のサイクロペアン諸島で発見された。

石名はギリシア語の『mesos(中央)』からきており、

石の構成成分がソーダ沸石とスコレス沸石の中間にあたることから中沸石と呼ばれる。

 

メソライトの特徴である細針状結晶はわずかですが、

オレンジの粒があられみたいでとってもキュート!

本当にお菓子っぽいです。

 

最後はこちら

極小サイズですが、結晶が非常に美麗なアメシストと水晶の共存したクラスター(群晶)

とってもお安くて(値段は三桁)、思わず手が出ちゃいました(笑)

お店の方から、良いのを選びましたね、と褒められたのが嬉しかったです。

 

かなり拡大して撮りました。実物は小指の先ぐらいです。

以上で2023年に購入した戦利品全てとなります。

 

最後に、能登半島地震で被災された方々に心よりお見舞い及びお悔やみ申し上げます。

日々のニュースに胸を痛めるばかりです。

少しでもお役に立てればとせめて募金だけはがんばろうと思っております。

こうして趣味の石を愛でることができるのも平穏な日常があればこそ

一日も早い生活の復旧を祈ってやみません。

 

 

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天然石標本~過去最高のオレゴン・サンストーン~

2023年12月28日 | 天然石標本

今年、最後の戦利品がこちら

引退する友人から破格のお値段で譲っていただいた

大好きなオレゴン・サンストーン

過去最高の品質です!

銅の赤色が美しいですっ!!!

 

オレゴン・サンストーンの詳細については過去ブログ(「2012.11.11」)をご参照下さい。

 

おまけで、私が所有しているオレゴン・サンストーン揃い踏み画像がこちら

真ん中の石が今回友人から譲っていただいたもの。

改めて断トツの美麗さですよね!

Iさんからの素敵な贈り物、大事に保管したいと思います。

 

今回は体調不良で、ブログ更新がだいぶ遅くなってしまいました。

気づけばクリスマスをまたいでしまい(汗)

ここ数年本当にダメダメですね~

来年一発目の更新で、今回の紹介から漏れた石もご紹介できたらと思います。

あくまで予定は未定ということなので(笑)。

 

最後は恒例のこの言葉で今年最後のご挨拶とさせていただきます。

皆様、良いお年をお迎え下さい。

 

 

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天然石標本~美麗な水晶たち~

2023年12月27日 | 天然石標本

戦利品第二弾はこちら

「レインボー・スモーキー・クォーツ」(産地不明)

今年に入って二つ目のレインボー・クォーツ

前回はアメシスト(和名「紫水晶」)でしたが、

今回はスモーキー・クォーツ(和名「煙水晶」)です。

実はこちらレインボーの表記はなく

たまたま購入したスモーキー・クォーツの中に

クラックによるレインボー効果が見られたもの。

本当に偶然の産物でした。

 

ネット等による詳細は以下の通り

水晶内のアルミニウムが放射線などの影響を受けて茶色〜黒色に近い色合いとなった水晶を「スモーキー・クォーツ」と言う。

 

かなりはっきりと虹色が出ています。

違う角度から撮影したのがこちら

こちらからだと普通のスモーキー・クォーツに見えますね。

 

続いてフローライト(和名「蛍石」)

ここ最近、ヤオガンシャン産のフローライトとは本当によく出逢います。

今、一番人気も産出量も高いのでしょうね。

詳細については過去ブログ(「2022.5.30」)をご参照下さい。

色目はシックですが、デンドリティック・クォーツに似た内包物があるようです。

冬の森林のような風景が美しいです。

 

最後がこちら

ネット等による詳細は以下の通り

2020年夏から秋にかけて採掘が開始された新鉱山。イギリスLady Annabella Mineのフローライト。紫外線ライトを当てると蛍光する。同じイギリスのロジャリー鉱山のフローライトともどこか似ています(蛍光するところも一緒)。ちなみに鉱山自体は2023年6月には閉山したようです。本当にあっという間だったんですね。ロジャリー鉱山の方も既に閉山していますし。

可愛いハート型!

しかもまたもや緑の石!!(笑)

 

明日は今年、最後の戦利品の紹介となります。

 

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天然石標本~癒し系の緑色の石達~

2023年12月26日 | 天然石標本

今年最後のミネラルショー

池袋ショーの初日に参加してきました。

今回はいつもチケットを送ってくれる

友人Iさんの最後の出店となります。

以前から年齢的にイベント参加が辛いと話していましたが

ついに今回がラスト。

正直寂しい気持ちは一杯ですが、

彼女の新しい門出をお祝いしたいですね。

 

それでは最初の戦利品はこちら

 

ビビアナイト(和名「藍鉄鉱」)

ネット等による詳細は以下の通り。

鉄の燐酸塩鉱物。酸化によるブルーグリーンの色合いで、見る向きで色が変化する二色性が見られる。名前の由来は、最初の発見者イギリスの鉱物学者、J. G. Vivian(J. G. ビビアン)にちなんで、1817年に名付けらた。化石の空洞によく形成されることで知られており、貝化石やクジラの骨とともに見つかった例もある。今では鉱物コレクターに大変人気の石だが、欧米では、絵の具の青色の原材料(いわゆる顔料)としてなじみ深い鉱物。昔は岩の表面や洞窟などの壁画に描かれた「岩絵」によく使われていた。また、ビビアナイトは大変酸化に弱い鉱物で、空気にさらされると酸化して黒くなったり、水分が抜けて結晶が脆くなったりする。保管には密閉できる容器が好ましい。光線にも弱いので、光のあたらない場所での保管が望ましい。ボリビア産が高品質で有名。

 

私が購入したのはブラジル産。

今回は第二会場入場列に並んで、最初に目に飛び込んできたのがこの石でした。

二色性は特にありませんが、とにかく透明感のある緑色が綺麗です。

購入したお店は恐らく初めてのところ。

年配のご主人がとても親切に色々説明して下さいました。

お値段もお手頃だったので即ゲット!

 

続いてはこちら

だいぶ昔に一度ブログに登場しています。

バリシア(バリッシャー)石

バリシア石の詳細に関しては過去ブログ(『2011.1.11』)をご参照下さい。

湖水地方のような緑色が非常に美しいです。

何よりお値段が一番良心的でした!(笑)

円安で、最近石の値段はどこも半端なくお高いものですから

どうしても購入際に価格帯は非常に気になります。

 

最後がこちら

これもだいぶ昔のブログでご紹介しました。

今回は比較的大きめのタイプ。その分色目がくっきりとして綺麗です。

ウグイスメノウ

ウグイスメノウの詳細に関しては過去ブログ(『2013.1.9』)をご参照下さい。

裏表を撮影してみました。

どちらも黄緑色のグラデーションが美しいです。

 

今年は不思議と緑色の石に縁があるようです。

無意識に癒しを求めているのでしょうか(笑)

 

明日はちょっと珍しい水晶や蛍石をご紹介したいと思います。

 

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天然石標本~クロンカイト&ファンシーカラーの瑪瑙&ダイアスポア~

2023年06月01日 | 天然石標本
本日は最後となる戦利品第三弾のご紹介をしたいと思います。

まずはこちら

「クロンカイトorクレンカイト
 :Krohnkite(和名:ソーダ硫酸銅石(クレンケ石))
  Chuquicamata, Antofagasta, Chile産(チリ・チュキカマタ銅山)

ネットによる詳細は以下の通り。

2017年に発見された新種鉱物。
美しく鮮やかなブルーで、丹礬に似ているが、
成分は、硫酸ナトリウム+硫酸銅から成る。
 また、珍しい石だが、チュキカマタには大量に存在する鉱物。
水溶性鉱物のため水に溶けやすい。
乾燥した不毛の土地産出ならではのもの。
硬度は低く2.5〜3.0。
 銅による発色なのでネオンブルーをしている。

こちらも色の美しさに魅かれて購入しました。
サイズは滅茶苦茶小さくて小指の先ぐらい
硬度が非常に低いので取り扱い注意ですね。

拡大した画像です。




続いてこちら

「アゲート(和名:瑪瑙)」
 オーストラリア産

産地情報については以下画像の標本ラベルをご参照下さい。

画像だとちょっとわかりずらいですが
ピンクとブルーのマーブル模様がファンシーで可愛いです。
ちょうどゴブレット・カルサイトを入手して
ホクホクした気分で歩いていたら偶然目に入った石でした。
白人の男性二人のお店で
ずっと英語で会話していたので
通じるかなぁ?と不安でしたが
対応はしっかり日本語でした(苦笑)。



最後にご紹介するのはこちら

クロンカイトと同じお店で購入しました。
産地情報については以下画像の標本ラベルをご参照下さい。

ネットによる詳細は以下の通り

ダイアスポアはロシアのウラル山脈で発見され、
1801年にフランスの鉱物学者によって命名されたといわれている。
別名ジアスポルとも呼ばれ、アルミニウムの水酸化鉱物の1つ。
 また、ズルタナイトとも呼ばれる宝石でもある。
名前の由来はギリシア語のDiaspeirein(四散する)から。
原石はさまざまな形状で産出され、表面に多数の条線が見られる。
加熱すると水分と遊離しパチパチと弾けて砕け散ってしまう性質をもつ。
結晶は繊維状構造。
見る方向によって異なる色を見せる多色性が強く、
中には光源によって色が変わるカラーチェンジ効果をもつものもある。
この鉱物が初めて宝石用にファセットカットされるのは 1970 年代になってから。
1970 年代から 2005年にかけて、コレクター向けにダイアスポアから
宝石が時々切り出されていたが、
2006年にこの鉱物は宝石用途に特化して採掘され始めた。
ダイアスポアは世界中のいくつかの産地で発見されているが、
宝石材料の唯一の産地はトルコ中央部のアナトリア山脈にある
ボーキサイト鉱床。この鉱床はもともとアルミニウムの抽出のための
経済的重要性のために開発されていたが、
現在はこの宝石の生産のためだけに採掘されている。

こちらも超微小サイズです。
特徴である多数の条線が見てとれます。
色はアスパラスグリーンでしょうか。
鏡面のような輝きが美しいです。
トルコ産なので、宝石質に近いレベルなのかもしれませんね。




久しぶりに海外からの出展者が多く
新種の鉱物や今まで見たことのない石と沢山出逢うことができました。
改めて招待券を送って下さったIさんには感謝しかありません。
残念ながらご本人とはお会いできませんでしたが
次の機会にでもまた色々と石談議ができたら嬉しいです。

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