花にまつわる幾つもの話

子供時代の花にまつわる思い出や、他さまざまな興味のあることについて書いていきたいと思ってます。

天然石標本~アップルグリーンのクリソプレーズ~

2013年10月15日 | 天然石標本
前回に引き続き、戦利品後編をお届けします。


今回最大の目玉
アップルグリーンのクリソプレーズのタンブルです。


『chrysoprase』
(和名:緑玉髄(りょくぎょくずい)、
    緑翠(りょくすい)、翠緑玉(すいりょくぎょく))
 タンザニア産



書籍及びネット等の詳細説明によると


アップル・グリーン(青林檎)色の宝石。
その色合いから金の中から生まれた宝石と考えられ、
ギリシア語の金を意味する『chryso』と、
野生の韮(にら)を意味する『prason』が合成した。
なお、クロム化合物の緑色で着色されたカルセドニーを『クリソフレーズ』、
くすんだグリーンの色合いのカルセドニーは『プレーズ』という。
産出量が非常に少なく、そのためカルセドニーグループの石の中で
最も価値が高い石とされている。
珪酸溶液中にニッケルを含む鉱物が混入し、
コロイド状になって固まってできるといわれている、いわば石のゼリー。









裏面です。


目にも鮮やかな緑色のタンブルです。
これほど綺麗な色合いは宝飾品として
販売されている以外では結構珍しいかも?
しかも値段も手頃で
この価格帯としてはかなりの高品質。
最後のお店で見つけたのですが
即ゲットと相成りました♪


昔はクリソプレーズ自体に
さほど興味が無かったのですが
石友さんからとても美しい
アップルグリーン色のクリソプレーズの
ブレスレットを教えてもらって以来
原石の状態で似たような色の石が
手に入らないかとずっと探していました。
ちなみにその素敵なブレスレットは
お値段が万単位だったので
石友さん自身も購入を躊躇していたようです(苦笑)。
やっぱり誰が見ても美しいものは
お高いんですね~。




続いて、これも以前から気になっていた石
『クォンタム・クアトロ・シリカ』です。
別名『エンジェルストーン』とも呼ばれ
シャッタカイト(ロイヤルブルー)、マラカイト(ピーコック・グリーン)、
ダイオプテーズ(フォレスト・グリーン)、クリソコラ(スカイ・ブルー)
の4つの石からなる混合結晶。

名前の由来は
クォンタム=量子・エネルギーの小さな固まり
クアトロ=4つ
から。


『QUANTUM QUATTROSHIRIKA』
南アフリカ・ナミビア産





ゴッホの絵画の空のような
青と緑が入り混じったとても不思議な色合い。
私のイメージではこの色合いが
一番クォンタム・クアトロ・シリカっぽいです。





こちらは更にスモーキー・クォーツが混ざり
青と緑がせめぎあって
まるでバリアリーフのよう。
実は最初に目をつけたのはこちらの石で
結局、両方欲しくなってつい大人買いしてしまいました。


次回は12月の池袋ショー後でしょうか。
その際にはまた素敵な石をご紹介できればと思います。
コメント (1)
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