花にまつわる幾つもの話

子供時代の花にまつわる思い出や、他さまざまな興味のあることについて書いていきたいと思ってます。

天然石標本~クロンカイト&ファンシーカラーの瑪瑙&ダイアスポア~

2023年06月01日 | 天然石標本
本日は最後となる戦利品第三弾のご紹介をしたいと思います。

まずはこちら

「クロンカイトorクレンカイト
 :Krohnkite(和名:ソーダ硫酸銅石(クレンケ石))
  Chuquicamata, Antofagasta, Chile産(チリ・チュキカマタ銅山)

ネットによる詳細は以下の通り。

2017年に発見された新種鉱物。
美しく鮮やかなブルーで、丹礬に似ているが、
成分は、硫酸ナトリウム+硫酸銅から成る。
 また、珍しい石だが、チュキカマタには大量に存在する鉱物。
水溶性鉱物のため水に溶けやすい。
乾燥した不毛の土地産出ならではのもの。
硬度は低く2.5〜3.0。
 銅による発色なのでネオンブルーをしている。

こちらも色の美しさに魅かれて購入しました。
サイズは滅茶苦茶小さくて小指の先ぐらい
硬度が非常に低いので取り扱い注意ですね。

拡大した画像です。




続いてこちら

「アゲート(和名:瑪瑙)」
 オーストラリア産

産地情報については以下画像の標本ラベルをご参照下さい。

画像だとちょっとわかりずらいですが
ピンクとブルーのマーブル模様がファンシーで可愛いです。
ちょうどゴブレット・カルサイトを入手して
ホクホクした気分で歩いていたら偶然目に入った石でした。
白人の男性二人のお店で
ずっと英語で会話していたので
通じるかなぁ?と不安でしたが
対応はしっかり日本語でした(苦笑)。



最後にご紹介するのはこちら

クロンカイトと同じお店で購入しました。
産地情報については以下画像の標本ラベルをご参照下さい。

ネットによる詳細は以下の通り

ダイアスポアはロシアのウラル山脈で発見され、
1801年にフランスの鉱物学者によって命名されたといわれている。
別名ジアスポルとも呼ばれ、アルミニウムの水酸化鉱物の1つ。
 また、ズルタナイトとも呼ばれる宝石でもある。
名前の由来はギリシア語のDiaspeirein(四散する)から。
原石はさまざまな形状で産出され、表面に多数の条線が見られる。
加熱すると水分と遊離しパチパチと弾けて砕け散ってしまう性質をもつ。
結晶は繊維状構造。
見る方向によって異なる色を見せる多色性が強く、
中には光源によって色が変わるカラーチェンジ効果をもつものもある。
この鉱物が初めて宝石用にファセットカットされるのは 1970 年代になってから。
1970 年代から 2005年にかけて、コレクター向けにダイアスポアから
宝石が時々切り出されていたが、
2006年にこの鉱物は宝石用途に特化して採掘され始めた。
ダイアスポアは世界中のいくつかの産地で発見されているが、
宝石材料の唯一の産地はトルコ中央部のアナトリア山脈にある
ボーキサイト鉱床。この鉱床はもともとアルミニウムの抽出のための
経済的重要性のために開発されていたが、
現在はこの宝石の生産のためだけに採掘されている。

こちらも超微小サイズです。
特徴である多数の条線が見てとれます。
色はアスパラスグリーンでしょうか。
鏡面のような輝きが美しいです。
トルコ産なので、宝石質に近いレベルなのかもしれませんね。




久しぶりに海外からの出展者が多く
新種の鉱物や今まで見たことのない石と沢山出逢うことができました。
改めて招待券を送って下さったIさんには感謝しかありません。
残念ながらご本人とはお会いできませんでしたが
次の機会にでもまた色々と石談議ができたら嬉しいです。

コメント
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