山本文緒作「眠れるラプンツェル」を読みました。題名がグリムから付けられたみたいで興味を持ちました。とても読みやすくてスラスラと読み進めます。同じマンションに住む隣人の人生模様。家族でもないのに主人公28歳女性と隣の旦那さんとその義理の息子中学生が内緒で時々主人公の部屋に集まり、まるで家族のように寛いで楽しい時間を過ごします。その時に「水道管ゲーム」をすると書いてありました。水道管ゲームは私にとっても思い出のゲームです。三男が高校生の時に友達から水道管ゲームをもらってきて、毎晩家族3人でずっとはまっていました。上の2人の息子は地方の大学へ進学したのでこの時は3人暮らしでした。メジャーではないゲームが出てきて急にすべてが身近に感じられました。いろいろな人生模様を小説を通じて疑似体験出来て私も一歩成長した感じです。
人生は後悔しないように自分で考え自分で決めた道を歩むしかありません。独りよがりの考えにならないように忠告は素直な気持ちで聞いたうえで、よく考え決断していくのがいいのでしょうね。。自分の行く道を信じて。この本は恋愛小説でした。趣味で忙しい中、ホッと出来た小説です。
2021-1-25(月) 図書館資料 請求番号:B/ヤマ