MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、店舗型レンタル店の残日録。

代紋を捨てた男

2025-03-19 17:17:17 | 邦画
YouTubeで視聴したオールイン時代の任侠ドラマ
まぁYouTubeですので連続続き物でのオールイン時代やミュージアム時代に作られた作品を系統だって見る事自体が結構難しいので
できうる限り単発の作品をどうしても選択せねばならないのですが
ちょうど良さげな作品を見つけました

松田一三さんと言う事と監督画が原健一さんだったのでかなりのアクションを期待してのですが
結構情感に訴えてくるかなり地味目の作品でした
っていうか身内同士の復讐劇だったのね
松田一三さんの事務所であるMH企画が制作した作品で
なんと松田一三原案・企画・プロデュース・共同脚本そして主演と完全なるワンマン映画です
まぁVシネマなんですが一応はオールインが箔付のために限定劇場公開してくれてるので
ここのブログでのカテゴリーは邦画扱いになります

ステゴロでやくざに挑みボコボコにされながらも単身で城明男さんに勝負を挑んだ一匹狼の相場栄司
そのまんま事務所に連れてかれてなんと組長の渡辺裕之さんと結局サシの勝負になって
組長に惚れて組員にさせてもらう
そんな中で与えられた仕事は組長の15歳になる実娘の護衛
ストーカーに狙われてっていうには思春期の父親への慕情の裏返しって事で

今どこにいるか敵を倒してなんと彼は十年の刑を終えて沙婆復帰
まぁ組が子分の西守と國本とに割れていて
そんな中で西守グループが親分をとってしまい警察をも味方につけて
國本側はピン〜チ
まぁ親の敵を取らずに
関西に逃げて堅気になってしまう主人公

大阪でのフィクサーに津川さん、その手下で堅気のおでん屋に仁科貴さん
そのおでん屋で成功し今では関東に進出してきて西守たちと企業提携するけど
これが実は罠だった
そう身内に争いの禍根を残さないように堅気になって親の仇討ちを狙っていたって言うお話

仁義と義理と為さぬ仲での恋心を見せる松田一三さんがカッケェ映画
共同脚本に貝原クリス亮さんも名を連ねていらっしゃったのね

2015年製作、日本映画、オールイン エンタテインメント作品
松田一三製作・企画・原案・共同脚本・出演、藤原健一監督作品
出演:渡辺裕之、富樫あずさ、國本鍾建、西守正樹、城明男、武蔵拳、森羅万象、仁科貴、小沢仁志、津川雅彦
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

スター毒殺事件

2025-03-18 17:17:17 | 邦画
一昨日に引き続いての国際放映が保管する新東宝の遺産であるシネマアーカイブから“新東宝キネマノスタルジア”シリーズとして順次パッケージ化されて行く作品の今月リリース分の一本って言っても
先に書いた47分の映画「恐怖のカービン銃」との天地茂さん主演映画つながりでカップリングされてたもう一本の作品がこの「スター毒殺事件」という作品
 
恋人の美しさを知ってもらいたいとスター俳優が自社に売り込みかけたら
恋人に美しさに完全に瞬殺されたライバル二枚目スターに江見俊太郎(さんだよね、お若い頃はこんなにハンサムだったしこの作品では江見渉名義なんだね)のどんファンぶりにどんどん彼女が惹かれていき
さらに「ライムライト」じゃないがあっという間にスターダムに
 
そんな彼女が江見とホテルで同衾してるとこ(って普通鍵けてるよねホテルのドアには、なのに施錠してないんだよね)を見てしまい
ついに嫉妬と殺意を感じることで煩悶を通り越して撮影中の消えもの小道具であるウィスキーを毒入りと取り替え、さらに元江見の恋人女優で捨てられた俳優のイニシャル入りハンカチまで偽造して
撮影中に2人を消そうとするが死んだのは江見のみ
 
そんな天知を密かに追いかけてた助監督の沼田曜一も殺して完全犯罪を達成したかに見えたものの
万里が天知を詰りに病院から抜け出してきたのに愛を強要して反抗されてこれまた縊死させてしまい万里の死体もろとも死のうと逃げる天知を追う警官隊・・・
 
まぁ撮影所とその撮影機材とかクレーンとかフルに活用しての作品でしたが
オープニング東京の外観を写してるのにこんな映像が
 
なんと懸垂式モノレールですね、調べたらこの時代上野動物園を中心にして走行していたらしい
まぁこう言った当時の街とか銀座の夜景とか見られるし
憎たらしい時代劇の悪役以外の江見さんが見られたし
犯人でありつつもその罪と万里への愛に嫉妬で煩悶する天知さんが見られるという
ある意味いろんな意味で楽しめた作品ではありますが
ミステリーとしては欠陥だらけの作品
 
ノンクレジットで撮影所っていう設定で中山昭二さんがカメオ出演されていましたねぇ
 
1958年製作、日本映画、新東宝作品
赤沢長義監督作品
出演:天地茂、万里昌代、三原葉子、江見渉、御木本伸介、沼田曜一、城美穂、江川宇礼雄、中村彰、林寛、高田稔
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

恐怖のカービン銃

2025-03-16 17:17:17 | 邦画
新東宝の映画をコンスタントにDVD化してくれてる国際放映の“新東宝キネマノスタルジア”シリーズの今月のニューリリース作品の一本がこの47分の作品と「スター毒殺事件」との抱き合わせなんですね
さすがに1954年の古い47分の映画をDVD一本としても売れないってことでの
天知茂さんと三原葉子さんお二人が共通ってことで抱き合わせたんでしょうね
今回はまずこちらから
 
なんとも実際にあったらしい事件
そう調べても調べられなかったんですが、映画のオープニングで実際の事件を元にドキュメンタリー風に作った旨のスーパーが流れてタイトルインでしたからねぇ
まぁドキュメンタリー風という企画なんですが犯人側も捜査する側って言っても予算もないようで
1人の新聞記者そう若き日の近藤宏さんの出演と彼のなれションでほぼ映画は進行されていく作りになってて
 
そのナレーションで捜査側の説明を尽くして
映像は犯人側の天知茂さんを追って作ってるんですね
オープニング1954年の東京銀座の街並みの俯瞰映像から始まり日比谷通りを逃げる防衛庁幹部と追う犯人たちに映像がフォーカスされてゆき逃げおおせた防衛庁幹部が保護されて
今回の事件が明るみに出るわけですが
1954年と言ったら昭和29年ですか戦後9年の東京の復興がすごいですよね
戦禍の後など銀座では全く見られない
 
まぁそう言ったこともこう言った古い映画だと現実の姿を記録してくれてるから
ある意味歴史的な価値も映画自体にもあるのでしょうね
 
見終わって周辺調べたら三原葉子さんのデビュー作でもあるらしい
天知さん演じる主犯格の彼女役
まだヴァンプ女優のレッテルが貼られる前の三原さんは当時21歳でまさにはちきばかりのお顔してらしたんですね
 
まぁ結局天知茂さんの逃避行を描いてるだけの作品でしたが
近藤宏さんがラストどうやら讀賣新聞社の屋上で事件の述懐するシーンで終わるんですね
盛り上がりもなんもなくただただ逃避行を続ける犯人側の映像を点綴してるだけに
ちっとも面白くもなんともない作品であったかな
 
貴重なのは先にも書いたように製作当時の1954年の
ロケをしていた東京の街並みが見られることだけかも
 
1954年製作、日本映画、蟻プロダクション作品、新東宝配給
浅野辰雄脚本・共同監督、田口哲共同監督作品
出演:天知茂、三原葉子、村山京司、加藤章、三砂亘、児玉一郎、上野綾子、有馬新二、倉橋宏明、川部守一、近藤宏
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

陽炎4

2025-03-13 17:17:17 | 邦画
もうここまで来るとこの「陽炎」シリーズもネタ疲れがでてきてるようで
っていうのも完全に高島礼子さんにおんぶに抱っこ状態でとうとうVシネマの範疇になってきて
松竹の子会社製作になり
俳優人も小粒と言っては失礼に当たるかもしれませんがそんなキャスティング
 
第二作の橋本以蔵監督の原案プロットを脚色して井上昭が監督した作品
見せ場は一応女胴師ですからクライマックスはシマをかけての対立する組同士の手本引での五番勝負っていうことで
ここで一応煽っておいての立ち回りって寸法になるのですが、かなりシノプシスがあまりにも強引すぎて
 
悪役が柴俊夫だとどうにも締まらないって感じたのは私だけなのかなぁ
ものすごくいいやつに見えるんだけど実は奸計を巡らせておりんまでをも肉体的にも精神的にもつまり身も心も蕩してしまう訳なんですよね
まぁこう言った女任侠映画が各社避けて来ていた”おんな“の性的な部分を出して来てることは理解できて
まぁヒロインおりんさん自身今作では“おんな”を前面に出し切ってくるわけで
そこいら他社の女任侠映画とは一線を超えたっていう作品ではあって
やっぱここからはみ出さないとって言う意図は理解できるしそれが高島礼子さんだからできたっていうのもわかるんだけど
それはそれでいいんだけど
 
もう1人おりんと張り合う女胴師が出てくるんですが
彼女との組の代表胴師をかけての手本引き勝負もあるにはあるんだけど彼女の立ち位置がどうにも中途半端でしかなくて実に勿体無い作品
アクの強い演技で場面をかっさらっていく本田博太郎さんも何故かこの作品では生かし切れてなかったし
 
ほんとなんか”陽炎“っていう割には燃え滾った陽炎が見えてこない作品でしたね
この4作でシリーズも終わりってことですが
この4作目を見る限り仕方ないだろうなって思える
 
1998製作、日本映画、松竹配給
井上昭監督作品
出演:高島礼子、柴俊夫、本田博太郎、沢木麻美、大門正明、高橋長英、中村敦夫
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

陽炎3

2025-03-12 17:17:17 | 邦画
五社英雄監督が生んだ松竹版女賭博師シリーズの第三弾
前作「陽炎2」に引き続いて高島礼子さんの主演で作られてます
その役名通り凛とした佇まいの高島礼子さんはこの作品では、完全に水を得た魚の如き存在感を示してきたんですが
前二作目まではある意味映画を回してきてる存在だったもので
クライマックスの大立ち回りに関しても不知火のおりんは完全に第三者的存在として
一作目では仲代達矢さんに二作目では原田芳雄さんに譲ってきてたんですが
 
どうしたことでしょうか二作目の入りが芳しくなかった?
ある意味これが松竹の女賭博師であるっていうようにある意味本筋には胴師として絡んでくるもののクライマックスに絡まないとなると
まぁイロモノとしての女剣戟ドラマとして客が寄ってこない
そんなわけで盆越しの胴師だけではあかんっていうことに・・・
 
個人的には映画会社のカラーが出てて大映の江波杏子さんの”女賭博師“シリーズのようにきちんと他社と女賭博師の立ち位置をシリーズ通して殺陣はやらない
クライマックスは盆茣蓙の勝負での緊張感で見せるって言うポリシーをある意味貫き通して欲しかったものの
 
この映画三作目になるとなんとも東映さん日活さんで作られている
凡百の典型的な二組の対立抗争の中に嫌が上に巻き込まれ、ヒロインの加担する組長やその他が惨殺されての我慢の緒が切れての殴り込みって言うプロットに変わってしまい
そうヒロインに変わって最後に殴り込みに行く男優さんも出演せず
ヒロインがドスを振り回す凡百の任侠映画にシフトダウンしてしまったようですね
 
まぁそれはそれで見てて楽しいしカタルシスも得られるんですけどね
女性映画の松竹と言った前二作の松竹的なカラーが消えてしまっていたのはある意味残念ですよね
でもまぁ「暴れん坊将軍」で覚えた立ち回りが高島礼子さんにはこう言った形で生かされる結果
そうさらにはこの立ち回りが東映さんの「極妻」新シリーズへとつながっていくんですから
女優人生って言うのもわからんもんですよね
 
1997年製作、日本映画、松竹作品
吉田啓一郎監督作品
出演:高島礼子、石山律雄、遠藤憲一、深水三章、あらいみち子、梨本謙次郎、火野正平、長門裕之
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

辰巳

2025-03-12 05:05:05 | 邦画
日本映画を積極的に見ていこうと言う企画で視聴した作品
ある意味やくざ映画の範疇にはいるだろうっていう作品
ってもいわゆる私が好んで見てるやくざ
そういわゆる反社会的組織に属する構成員またはその組織に属さずに1人さすらう旅人というか渡世のしきたりを守って生きるという任侠の世界とはほど遠い世界観で蠢く人物を描いた作品だった
 
そう簡単に言っちゃうといわゆる堅気にもなれずにしのぎのために反社組織には属さずに彼らからの下請けで
ある意味堅気的な生活手段をも隠みのとして暴力に生きる
そう筋モンの世界からは半グレって呼ばれてるような連中を主人公にした映画だった
見終わって周辺調べるとまぁ総じてジャパニーズノワール映画って言ってるようですが
どう見ったって半グレ集団の抗争劇にしか見えなかった
それもかなりなバイオレンスで描かれてる作品でしたの見てる分にはそれなりに面白く見てられた作品と言える
 
が、ある意味復讐劇ですよね基本シノプシスは
まぁそんな半グレ集団でもある意味鉄の掟があるようで
オープニング主人公の辰巳は実弟をシャブ喰った関係で始末をつけなければならないって言うことをしっかりと見せといて
そんな鉄の掟の中で組の金を持ち逃げしようとした男を始末してるとこに
そこの工場の奥さんが見てしまった関係である意味殺しキチ○イの兄弟に姉を殺された
これまた無鉄砲な妹が復讐に燃える・・・
 
こう言った連中の殺し合いで出た死体の始末屋
そう遺体を捨てるにしてもそのまんま捨てたら歯型や指紋で身元がバレることを避けるために指を10本剪定鋏で切り落とし
歯型を壊しさらに顔もわからなくする仕事をしてるのがこの映画の主人公辰巳
でどこのグループにも属さずにきちんと仕事した証の耳たぶを依頼人に渡すという念の入り様
 
そうなんです姉を無残に殺されてっていうかその姉っていうのが辰巳の元カノだったりしており
そんな関係で自分の持つツテを頼りに妹の姉への復讐を手伝う姿を追っているだけの作品でしたが
まぁある意味2人のロードムービーであるような作品でしたかね
こんな半グレ集団でも連帯と義理みたいなものもあったりと
普段見てる反社の任侠ドラマとはまた違った感じの作品に接しれてそれはそれなりに面白く見てられたけど
 
まぁ自主作品ってこともあって主役の役者さん含めて皆さん知らない人たちばっかりでして
こう言った実に役にハマった役者さんたちっていっぱい居るんだなぁって改めて思って見てました。
 
2023年製作、日本映画、自主制作映画、インターフィルム配給
小路紘史脚本・監督作品
出演:遠藤雄弥、森田想、佐藤五郎、倉本朋幸、松本亮、藤原季節、亀田七海、後藤剛範、渡部龍平
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

陽炎2

2025-03-11 17:17:17 | 邦画
樋口可南子さん主演で五社英雄を監督に迎えて奥山和由プロデュースだ松竹がなんと東映日活大映での女賭博師というか渡世人映画
そう昔って言ったらいわゆる女剣戟を映画で紡いで見せて
いわゆる色物なんですが、それが当たってみれば我が社もって事で松竹さんが作ったのが「陽炎」だったわけで
まさかの東宝さんまで女渡世人の映画を作ってしまうと言うこんなん時代に

 
って事でさらにこの「陽炎」のヒロイン不知火のおりんを高島礼子さんに受け継がせてなんと続編作ってしまったのがこの作品
1966年製作ですから前作から5年も経ってから作られたんですね、まさか続編があったなんて知らなんだし高島礼子さんなら適役ですよね2〜4まで作られたようですね
YouTubeで見つけての視聴です。
 
高島礼子さんったら岩下志麻姉さんの後を継がれて東映ビデオでVシネマではあるものの「極道の妻たち」の続編も作られていましたよね
それも知らなくて、大阪行った時新世界の三本1000円の映画館で上映されてるのを見た記憶がありますが、高島礼子さんになった「極妻」は
いわゆるVシネアクションに特化してたなぁっていう感想を持った記憶がありますが
この「陽炎」も、五社英雄さんが亡くなられてるってこともあってVシネマではなくちゃんと松竹映画の富士山ロゴまでついてるものの
やっぱ第一作からはだいぶ変わってるなぁって言う感じの作品でして
 
第一印象はやくざ世界を描いてる作品ではあるものの
なんか義理も人情も全く感じられない作品だったかなって思って見てました
樋口可南子さん同様に高島礼子さんの女胴師としてのその役名と同じく凛とした佇まいはいいのですが
お話自体がいわゆる胴師としての師匠筋にあたる小柳ルミ子さんのアクが強すぎて
もうこれ以上のビランはいないっちゅうくらいにあくどくギラギラしてて
実に悪役としての演技が強すぎて
ヒロインの高島礼子さんを完全に喰ってしまってる演技に圧倒される映画
 
任侠映画数多作られてる中でも筆頭にあげてもいいくらいの悪役非道の極地を演じて小柳ルミ子さんに尽きる映画だったかな
作品としても高島礼子さんを生かし切れてないような気がする
今後続編見てみたい気がするんですよね高島礼子さんがどんだけ成長していくかって言う意味も含めてね
それにしてもまた言うけど仁義も人情もない作品だったよな
 
1966年製作、日本映画、松竹作品
橋本以蔵脚本・監督作品
出演:高島礼子、田村英里子、原田芳雄、北原佐和子、絵沢萠子、神戸浩、田辺誠一、塩見三省、渡辺裕之、石橋蓮司、小柳ルミ子
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

スオミの話をしよう

2025-03-03 05:05:05 | 邦画
日本映画を積極的に見ていこうという企画と長澤まさみさんで視聴した作品
あんまってかほとんど映画の情報入れない人ですから
この映画が作られてたのも知らなかったし、DVDでレンタルリリースされてて長澤まさみさんがジャケットにいるから借りてきただけ
円盤回してなんだ西島秀俊さんが出演してるんだ
 
まぁお話としては長澤まさみさんが誘拐され、元夫の刑事西島が隠密理に呼ばれて
超お金持ちの旦那さんの詩人が
ここいらのやりとりで
ん!?、このセリフ回しと雰囲気はひょっとして三谷幸喜?
っていう感じで見てたら
舞台がほぼ固定されての会話劇だし、なんと今夫と元夫の5人がそれぞれ違うスオミの人間を語り出す
 
まぁそんなこんなで三谷幸喜さんの舞台劇の映画化作品かと思ったてたら、三谷幸喜は三谷幸喜であっても舞台劇ではなくそんな雰囲気を出してる完全オリジナル脚本だったのね
っていうかフィナーレの大階段とか人物紹介的なステージを見せようってやっぱ三谷作品は凝ってますし
彼の作風はやっぱ今いろんな問題抱えて存亡の危機に瀕してはいるものの”面白くなければTVじゃない“って大見得きれるフジのカラーによく合ってるよね
 
今回は長澤まさみの誘拐事件を元夫たちが右往左往してのある意味ドタバタ喜劇ではあるんだけど
やっぱ終息のもってゆき方とか何気なくというか随所にさりげなく伏線を貼って置きつつその回収も見事だったけど
ちょっと今旦那とEX旦那が4人も登場すると流石に散漫になるし、ミステリーの結末も見えてくるという底の浅さを見せてしまっていたのが・・・
でもまぁ見てる分には毒にも害にもならないたわいのない2時間をつぶせるものの
EX夫の数が多すぎて長澤まさみの魅力が十分に生かしきれてなかった作品だったかな
 
なんと舞台出身の三谷さんらしく監督で、でんって座って見せずに
こんなスタッフクレジットの中にひっそりと
ここいらも舞台劇らしく見せてるんですね
 
 
2024年製作、日本映画、フジテレビ・東宝作品、東宝配給
三谷幸喜脚本・監督作品
出演:長澤まさみ、西島秀俊、松坂桃李、瀬戸康史、遠藤憲一、小林隆、坂東彌十郎、戸塚純貴、阿南健治、梶原善、宮澤エマ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ずべ公天使

2025-03-02 17:17:17 | 邦画
東映チャンネルで拾った高倉健さんの1960年製作の作品
時代的に第二東映作品かって思って会社ロゴを楽しみにしてたら普通に岩礁に砕け散る波頭のロゴでした
 
簡単にいうとある街に敵対するやくざ組織があって、それたに属さないずべ公組織も二組あって対立を繰り返しているものだから
黒雲会に属する高倉健演ずる大学出のインテリヤクザ岸田はヤクザ社会の先行きを憂いていた。そんな折、黒雲組と対立する清川虹子演じる大穴(ダイアナ)組女組長アン子が、黒雲会の縄張りを荒らし始めた。
岸田は、小宮光江演じるズベ公グループと山東昭子さん率いるグループの対立をまとめさらに彼女たちの将来を案じて
なんとダイアナ組にも相談ぶちかましてずべ公達を正業につかせるためになんと合宿して再教育を始めるのだった
 
まぁ当時の東映東撮の若手女優さんたちを集めての映画ですが
芯になるのは主演の、小宮光江と山東昭子大先生
当時は代議士先生ではなくすけ番だったのね
また小宮・山東両氏でもちょっと董が立ってたけどまぁ無難にすけ番こなしておりましたが久保菜穂子さんはやっぱ無理ってことでクラブのママさんで健さんの恋人役
 
黒雲一家の組長に柳永二郎さんでしたが、今までとは違うメイクで最初誰だかわからなかったけどセリフ回しと声質で確認した
ってかこのアイデァが当たりすけ番たちが堅気の企業に就職し、会社の機密を黒雲の幹部に漏らしたことから・・・
なんと当時の舞台劇だったものを映画化した作品だったようですね(wiki 調べ)、
なおこの後再び小宮さんで続編「続すけ番天使 七色の花嫁」という作品が作られたようですが
主演が江原真二郎さんということで
東映チャンネルでもOAはむづかしいかな
 
1960年製作、日本映画、東映作品
小沢茂弘監督作品
出演:高倉健、小宮光江、星美智子、山東昭子、久保菜穂子、清川虹子、水木襄、浦野みどり、小林裕子、柏木優子、小笠原慶子、炎加世子、醍醐都子、並木和子、五十嵐藤江、小林万里、柳永二郎、植村謙二郎、安部徹、山本麟一、曽根晴美、大村文武、加藤嘉、神田隆、花沢徳衛、飯島与志夫、大東良、岡村文子、トニー谷、大泉晃、林家三平、光岡早苗、月村圭子、増田順司
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ラストシャーク 心霊調査ビッグサマー

2025-03-01 17:17:17 | 邦画
2月5日にアルバトロスからリリースされたこの作品
実は「イド・シャーク 心霊調査ビッグサマー」「ラブ・シャーク 心霊調査ビッグサマー」に続く”心霊調査ビッグサマー“シリーズの第三弾の作品でして
見てもお分かりのように一作目はリンクされてませんって言うことで未見ですが、
二作目も記事にはしてるものの個人的にフェイクドキュメンタリーって言うジャンルが好きではないのと
こう言った心霊みたいなフェイクにあんま興味も湧かないんだけど
 
ジャケットの絵面とそういや二作目見てたなって言うのと私が使わさせてもらってるGEOさんには導入されておらず
2月のリリース作品が足りるかどうかもわからずに購入していたのでしたが
ここきて2月作品がそれなりにWつき気味になってきてるので二部の作品としてここんとこ潤沢に消化していってますよね
 
相変わらずの独りよがりの演出と映像で作られたフェイクドキュメント作品
夏目大一朗のわざとらしい演技が実にウザいんですよね
今作ではビッグサマーへの依頼者として範田紗々さん
彼女ひょっとしたら、ノンヌードでのOVへの出演って初めてなんでしょうか
って完全こっちのエロ目線での撮られかたしてるのですが全く脱がれておりません
 
彼女の持ってきた不可思議映像、そこにはヨガサークルで暴れ出した参加者が、突然消える動画が収録されていた。
その驚愕の映像に興味を抱いた桃果と夏目は、わずかな手がかりとしてワニのロゴからある宗教団体ではないかと
そこには潜り込んでいくわけですが
 
ヨガ参加者たちが徐々に不可解な言動からなんと桃果と夏目は、謎の男たちに襲われて、目覚めた時に二人は互いに体が入れ替わったおり・・・
まぁこれにサメが相変わらず関わってくるんですが範田さんは最初に出てきてそれっきりでしたし
 
桃果の妹あづさも登場してきたりで一応これで三部作は終わりを見せるような見せないような終わらせ方でした・・・
私がつかってるGEOさんで導入されてへんのも理解できるわさ
 
2024年製作、日本映画、ビッグサマー作品
夏目大一朗出演・監督作品
出演:旭桃果、三石悠月、川奈まり子、範田紗々、岩田将克、野々原さやね、広島フレディ、十二月田護朗、かめや卓和、山崎祥子、春園幸宏、中沢健、はおまりこ、岸本誠たっくー
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする