MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、店舗型レンタル店の残日録。

背中合わせのふたり

2024-05-19 19:19:39 | ピンク映画
2022年の<OPフェス>にエントリーされたR−15版の作品
R−18のピンク映画劇場公開版では「挑発デリバリー 誰にも言えない裏メニュー」というタイトルで70分の尺でしたが
このR−15版の「背中合わせのふたり」は濡れ場カットでドラマ部分を付け足しての81分の尺

見終わって調べたらきみと歩美さんが当初キャスティングされてる映画ではなかったらしいけど
まぁ彼女で十二分に楽しめる作品っていうか
ある意味本当にメインであったかと思わせてくれる役だったのがベテラン姐御の加藤ツバキさんだったような気がするものの
あのラストシーンは新宿南口の甲州街道だよね
いくら撮影でもヒョコ着ぐるみでしたねぇ
まぁ濡れ場でも被り物は取らなかったなぁ

中年ダメ男のファンタジー物語っていう一言では片付けられない深い内容って見るのか
女は実にしたたかであると見るドラマなのか
見る性別によっても分かれるかもしれない作品だったかな
加藤絵莉さんってあれほどのちっぱいでしたっけ、最近では稀有と言ってもいいようなピンク映画に出られる普通の女優さんなんだよねぇ

きみとさんと重松さんとのふたりして「背中合わせ」で銃を撃つっていう重松さんのお前を守ってやるという意思表示のイメージシーンなんだけど銃弾発射はCG処理されたものだったようで・・・

きみとさん加藤ツバキさんそして加藤絵莉さんのほかに初愛ねんねさんとなんと4人の女優さんが脱がれてる作品だったのね
まぁ加藤絵莉さんは濡れ場の際中に性転換されていましたよね
これは完全なる映画マジック

2022年製作、日本ピンク映画、OP・PICTURES作品
石川欣脚本・編集・監督作品
出演:きみと歩実、加藤ツバキ、初愛ねんね、加藤絵莉、重松隆志、安藤ヒロキオ、稲田錠、仲野茂、小滝正大、加賀谷圭、柳沼宏孝、BATA、山鼻朝樹
コメント (12)
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ポトフ 美食家と料理人

2024-05-19 05:05:36 | 洋画
今月のレンタルDVDのリリースはGW という興行界の商機のために
4月下旬から5月3日までの間に怒濤のリリースラッシュで
さらに5月10日にもちょっとしたリリースでしたが、実はそれを最後にして22日と29日にちょっととってつけたように隙間を埋めるって言うだけのリリース具合でして
なんとここまで順調に見続けて来はしましたが
ついに来月5日の6月新作リリースまで
毎日更新の作作が計算上では不足するということで
普段は避けて通るようなこんな作品まで見ることに・・・
 
でもまぁいわゆるヒロインを今や老年の域に差し掛かって来てはいるもののまだまだお美しいジュリエット・ビノシュさんが演じてらっしゃらなかったたらレンタルしてなかったかもしれませんけど
そうなんですよ私食い物の映画って好きでなくて
映像で見る料理ってなんか作り物めいてて見てても美味しそうにも感ぜず
なんの感興もわかない人ですから、TVのヴァラエティーショーでも料理の番組やなんかも全く見ない人でして
まぁこんな機会でなければ避けて遠てってた作品
 
オープニングではなんと30分も尺をかけて美食家が同好の士を集めて食事をするために
その料理を美食家の主人ドダンとその20年来の料理人ビノシュ演じるウージェニーが
近所の農園の娘で絶対味覚を持つ少女ヴィオレットをアシスタントにして様々な料理を全くキッチンを縦横無尽にも使って作り上げて行く様を実にテンポ良く撮って行くことで我々を映画の世界に引きずり込んでいくのは見事というしかない
 
その後一つ一つのオープニングで作られた料理の解説を兼ねて美食家ドダンの説明を聞きつつ同好の士たちがこれまた料理を一つ一つ食すシーンで綴られて行く中で
厨房ではその一つ一つの料理をヴィオレットに食させてなんの材料や調味料を使っているかのテイスティングとか見せてくれるんですが
基本この映画は美食家ドダンといわゆる食事を彼の意のままに作り出せる専門料理人でありつつも食事以外の人間のもう一つの欲望の方も叶えさせていたウージェニー
 
そんな彼女は長年の過労がたまったのか肉体に病巣ができてあえなく命を落としてしまう
ドダンの悲しみは幾ばくのものかってことで
彼女以外の料理人の料理は全く気に食わずヴィオレットを助手として1から叩き込もうっていう中でようやっとい意にかなった料理人を見つけたかって言うそれをもとめに行くとこで映画が終わる
 
先にも書いたように料理に全く興味のない私にはちっとも面白くもなんともないものの
ジュリエット・ビノシュってことだけで一応落ちずに(全くの奇跡でしょうか)二時間十六分見てられたって言う作品でしたが
なんの感興も感想も浮かばない作品でしかなかった
ネオチしなかったから私が自分を褒めてあげられる作品だったかな
 
2023年製作、フランス映画
トラン・アン・ユン脚本・監督作品
出演:ジュリエット・ビノシュ、ブノワ・マジメル、ガラテラ・べルージ
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