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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

OUT/アウト(2023)

2024-07-20 05:05:47 | 邦画
品川ヒロシ(原作とか監督の場合品川ヒロシ名義)原作のあの「ドロップ」の狛江の狂犬こと井口達也の後日譚を漫画にしたんでしょうか
その井口達也が年少を出所して仮尺中に西千葉のおじ夫婦にあづけられた保護観察期間の千葉での彼の日常を描いた作品
 
まぁ「ドロップ」もそうでしたが芸人が監督して芸人を出演させてるとことかちょっとヤンキー映画の箸休め的に芸人が使われてるんだけど
こう言った箸休め風なもんっているのかなぁ
っていつも思うんですが、まぁこの映画喧嘩ばっかで二時間十分持たせてくれてる作品のプロットは見事
ヤンキー映画はこうでなくちゃって言う見本にしっかりとしあげてるとこはさすが
 
でも退屈なんですよね、どうしても喧嘩シーンも人が死なないから
まぁフィクションだからそう言えるわけでこの作品の根底にはヤンキー同士の喧嘩の果てに1人死んでるって言う設定があって
さらに更生期間中ってことで狛江の狂犬にはある意味枷がかけられてて
それがあんまり効いてないちゅうか
 
そんな達也を評しておじさんの口癖は“お前はバカだがクソではない”これがこの映画の裏テーマだったのね
相変わらずのヤンキー映画の定番である男同士の友情が結ばれる喧嘩あり
そう言った喧嘩の中で育まれていく友情というか男同士の心意気は日本映画っていうか任侠ドラマの原点でもあるんですが実はある意味浪花節なんだよね時代や形は変わっていってるんだけどその根底はしっかり浪花節
そういう意味では個人的にはこう言ったヤンキー映画も根本的には好きだし基本プロットは任侠ドラマと変わりないものの
そこでドスとかチャカで人が死んでいくのが任侠ドラマであり
ヤンキー映画はあくまで人が死なないのが鉄則
 
まぁ時代が変わっても友情だって言葉が変わってるだけで浪花節的な基本プロットになんの変化もないから
個人的にはこう言った作品を見てられるんだと思いますけども
まぁさほど監督作は少ないもののこう言った喧嘩シーンでのケレンとしての演出の仕方に何故にたけてるのか品川ヒロシは・・・今作では相方の庄司智春のマッチョな肉体が役に立ってたようで・・・
 
さてエンドロール終わりの映像って続編ありきって言うっことなんでしょうかね
 
2023年製作、日本映画、「OUT」製作委員会作品(幹事会社吉本興業)
品川ヒロシ脚本・監督作品
出演:倉悠貴、醍醐虎汰朗、与田祐希、水上恒司、與那城奨、大平祥生、金城碧海、小柳心、久遠親、山崎竜太郎、宮澤佑、長田拓郎、仲野温、シソンヌじろう、大悟、庄司智春、渡辺満里奈、杉本哲太

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