MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

弁護人

2018-06-20 16:34:06 | 韓国映画
これって昨年4月だかにDVD化されており、
私は見てないんですよねぇ・・・ってことでCSの衛星劇場で6月6日にOAされていたものをエアチェックしといたものを視聴したのですが
地元のGEOさんでは韓国映画の新作としてこれまた6月6日に新作だけど"一週間レンタル"作品になっていますが
私は見てないということで
多分TSUTAYAさん限定先行だったんでしょうね、4月末日に閉店しちゃってて調べようもないですが
CSで録画してあるのでレンタルせず、エアチェックの方での視聴

いや流石韓国映画、実にすごい映画を観させてもらいました
相変わらずなんの情報もいれずに観賞したのがよかったようですが
見終わって調べたら
商業高校を卒業後に紆余曲折を経て裁判官になり
学閥がないため先に見込みなしと今度は釜山で弁護士開業
新法律の改訂から司法書士の不動産分野に割り込んで弁護士事務所を繁盛に導きます

ということで、実はお金が儲かって儲かってって言うウハウハ状況の中
弁護士としての商才を認められ財閥からも顧問弁護士との契約にも・・・
そんな中、昵懇にしている食堂の大学生の息子が国家保安法の拡大解釈のもとで
不当に逮捕され、監禁、拷問までされるという事件が
そうなんですよね劇中のTVでも全斗煥大統領云々って言うニュースが流れて今したが

全斗煥大統領の時代って韓国は未だ軍事政権なんですよね
一応フィクションということで主人公の名前も、事件も違う名前になっていますが
ストーリーは明らかに盧武鉉(ノ・ムヒョン)がモデルということですか
ってallcinemaさんの受け売りですけども・・・

軍事政権下ですから検事も判事も皆政権の言いなりということですか
韓国映画特有のある意味扇情的過剰な作劇術なのだと見てましたが
案外ある意味そこには過剰な演出ってなかったのかも・・・
って思うと僅か2、30年前のお話に寒気がするんですが

戦前の日本の軍国主義の時代と全く変わりがない訳ですが
劇中の公安警官の台詞ではないけども韓国は未だに戦争中なんですよね
こないだの米朝首脳会談でも終戦宣言はなされておらず
戦争中なんですねぇ

よくまぁ如何にも悪役顔のクァク・ドウォンとか
食堂の息子のハンサム度が半端ないけども
アイドルZE:Aのイム・シワンという子だったのね
こう言う子が拷問・虐待されるってのも栄華としてのケレンだよね

1987年の追悼集会を先導した罪で逮捕、裁判に掛けられる場面で映画は感動的に終るが、
実際のノ・ムヒョンの人生は大統領退任後の人生は実に悲惨でしたよね

2013年製作、韓国映画(日本公開作品)
ヤン・ウソク脚本・監督作品
出演:ソン・ガンホ、キム・ヨンエ、オ・ダルス、クァク・ドウォン、イム・シワン、ソン・ヨンチャン、チョン・ウォンジュン、イ・ソンミン、イ・ハンナ、リュ・スヨン
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欲望のバージニア

2018-06-19 19:52:01 | 洋画
男勝りの女性をたてつづけに演じてるジェシカ・チャステイン
昨日「モリーズ・ゲーム」での胸をというか谷間を強調したドレス姿を見ていたら
なんだか中身を見たくなって、既視のBlu-rayとDVDの山を探しまくって
「LOWLESS 」のBlu-rayを汗だくになって探し当てました

と言うことでジャステインのオールヌード画像を鑑賞させてもらいました

1931年の禁酒法時代のアメリカバージニアで酒を密造し販売していた実在の三兄弟のお話し
次男を演じるのはなんとトム・ハーディってことで
「マッド・マックス」でブレイクする前のトム・ハーディですが
やっぱりトム・ハーディはこう言った無口な男がよく似合う

三男にシャイア・ラブーフ、このラブーフ演じるジャックの孫が原作を書いてるようですね
「トランスフォーマー」では頼りなげなラブーフですが
今作でも、最初はそんな頼りないキャラクターでしたが、
後半は密造酒事業の販売拡張に頑張る事実上の主役でしょうか
キャスティングではいの一番に名前が出てくるし

鑑賞目的のジェシカ・チャスティンは大都会シカゴから流れてきて
彼らの店で働く内に次男トム・ハーディと愛を交わす女
田舎にはそぐわない洗練さに色々と誘惑受けるは、犯されるは
でもハーディとお互いに情を交わす一途な女性です
ハーディがこっち向いてくれなくてオールヌードになって彼女から彼のベッドに

そうですよね画面が暗いけどしっかりとヌードにこんだけの著名女優でもちゃんと脱いでる訳ですねぇ
どっかの国で女優やってます、って言う人は是非彼女の爪の垢を煎じて飲んでいただきたい

そうなんですよ、この時代って司法の方々も腐っていた時代なのね
オープニングから密造酒卸しに行くときにシェリフには袖の下としてのお酒をわたしてるし

ってかシェリフの上に立つ新任の特別補佐官
こいつが全くのワルでねぇ高額の賄賂を要求してくる
それを突っぱねたために補佐官と兄弟の確執がメインストーリーになるんですね

次男と三男のロマンスと密造酒を扱うゲーリー・オルドマン扮する
ギャングも絡んできてね
そんな派手な映画ではないけどもヴァイオレンスシーンを適度に挟みつつ115分飽きずに見られる

クライマックスの銃撃戦はなんかリアルですケレンとしての派手なドンパチ銃撃じゃなくてね
ラブーフもハーディの被弾するんですが・・・ってハーディは途中で喉を切り裂かれても死ななかった

ほんでもってエンディングはハッピーエンド
三兄弟がそれぞれ意中の女性と結婚し子供たちに恵まれてるシーンで終わる
って言うか1917年のお子ちゃま三兄弟の実際の写真も
これは実に男臭い男の映画と言った方がいい映画であり三男の成長のお話でもあったんですね

2012年製作、アメリカ映画
ジョン・ヒルコート監督作品
出演:シャイア・ラブーフ、トム・ハーディ、ゲイリー・オールドマン、ミア・ワシコウスカ、ジェシカ・チャステイン、ジェイソン・クラーク、ガイ・ピアース
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モリーズ・ゲーム

2018-06-18 03:55:54 | 洋画
現在41才になられるんですか、ジェシカ・チャスティン
なぜだか彼女が銃規制法案のロビイストを演じた「女神の見えざる手」って言う映画にはまってしまい
普通なら二度目、三度目って言うのは1ヶ月は離れないと見ないのですが
二時間十三分の映画を4日連続で見てしまったりしました
別に女優さんのDDである私がジェシカ・チャスティンにはまったわけではないとは思いますが
映画にはまってしまったと思ってはいるのですが・・・

そんなジェシカ・チャスティンの最新作のアメリカ盤Blu-rayを見つけたので購入しておいたのですが、
レンタルの繋ぎとしてようやく見ることができました
ってことでジェシカ・チャスティンに填まってる訳じゃないですよね
確かに魅力的な女優さんではありますし、
この映画でも谷間を強調しすぎなドレスばっか着用してますし・・・
って彼女のフルフロンタルヌードは「欲望のヴァージニア」って言う映画の米盤Blu-rayで
しっかりと拝見させてもらってますし

さてこの映画Based on True Storyでありまして
タイトルにもなってるモリーとは実在の人物で
実はオリンピックのモーグル選手でしたが、 モーグルのゲレンデで草にスキー板が乗っかって怪我のために予選敗退してしまい
そこから競技を離れた数奇な運命に生きていくことになる

お父さんをケビン・コスナーが演じており
その人物像もある意味見所ですが
モーグル選手であるうら若き20歳のモリーまでをもチャスティンが演じていて
つくづく女優さんは化けるのが商売やねぇって言うほどの化けっプリです

さて競技人生を捨てて彼女が見つけた第二の人生はなんと裏というか闇カジノ
米国ってどこでも賭博OKのように思ってはいましたが
結構細かい法律に縛られてるようでして
彼女がFBIに逮捕されるシーンが早々にあっての回想形式で映画は進むのですね

最初はロスでセレブ相手の闇カジノの雇われマダム
ロスでのセレブって言うとそれは所謂ハリウッドの方々
そこで一通りのカジノのシステムを学び、ちょいとした行き違いで

彼女は独立し、より豪華な闇カジノの経営に
成功はするものの、裏オーナーともめてロスを棄てる羽目に・・・
しかし、これでおわらない根性の持ち主であるモリーはNYCで再び闇カジノの経営に
ロスと違ってNYCでの顧客はロシアやイタリアのマフィアだったり

なんとなんとこの映画「女神の見えざる手」よりも10分以上も長い映画だったのね
ちょっと長くて途中で一回オチそうになりそうだったんですが・・・
「ダークタワー」のイドリス・エルバがFBIに捕まったモリーの弁護士に扮して

なんと微罪というか社会奉仕とかで結審させて貰うんですが
監督があの「スティーブ・ジョブス」の脚本家アーロン・ソーキンということなのか
なんでしょうか、自負じゃないですがある程度英語の台詞を理解できるんですが
どうも普通の映画より台詞回しがちょいと早くて英語字幕表示してても
あんまり理解できんかったのが・・・オチそうになった原因のひとつかもね
最後に一言、この映画もチャイナマネーで作られているのね

2017年製作、アメリカ映画
アーロン・ソーキン脚本・監督作品
出演:ジェシカ・チャステイン、イドリス・エルバ、ケヴィン・コスナー、マイケル・セラ、ジェレミー・ストロング、クリス・オダウド、ビル・キャンプ、サマンサ・イズラー、パイパー・ハウエル、ブライアン・ダーシー・ジェームズ
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スリー・ビルボード

2018-06-17 21:41:33 | 洋画
6月にアカデミー賞を受賞した2作品がDVDリリースされてるのに
GEOさんには導入されてきません
って言うかこの「スリー・ビルボード」「シェイプ・オブ・ウォーター」の2作品ですけども
GEOさんには導入されないと言うことは、TSUTAYA限定先行なんでしょうね
地元のTSUTAYAが閉店しちゃっているから状況的にこう言った推測するしかないのですが

やっぱり大手で独占先行しちゃうと弊害がでるのは当たり前で
私は個人的にTSUTAYAさんでも独占先行はレンタルしないと言う一人レジスタンスをしてるんで
「シェイプ・オブ・ウォーター」は輸入盤で見ちゃっていましたので
この「スリー・ビルボード」は日本版のBlu-rayを購入しておりまして
レンタルの繋ぎにようやく見る機会を得ました

最初に言っちゃいますと、ラストはぶつット切れて終わります
つまり賛否がある観客にここから先は丸投げしてるんですね
結論は各自で・・・って言う私の一番好きな終わらせ方
そこまでに映像的にはすべてをあなすところなく我々に考察刷るための情報はすべて与えてくれてる親切な映画でもあります。

日本では道路脇ではなく新幹線の車窓から見る巨大看板
アメリカですから街道脇に立ってる巨大看板
ミズーリ州の田舎町エビングの、寂れた道路脇に立つ3枚の古びたというか捨てっからしにされてる立て看板に、
地元警察への辛辣な抗議メッセージが・・・
これはその看板近くに住むミルドレッドがレイプ後焼殺された娘の捜査が進展しないことで
警察署長に出したメッセージだったのだが

その看板は南部特有の保守的かつ人種差別的な小さな町を騒動にまき込むには十分だった
人格者である警察署長にウディ・ハレルンセン
差別主義の警官にサム・ロックウエル
被害者の母親で広告主にフランシス・マクドーマント
この三人が織りなす三者三様の人生模様が交差するときに何が起きるのか

淡々と日常が綴られて行くもののガンである署長は自殺するンですね
母は町中から村八分にされるものの、実は娘のレイプは自分が躾の一環としてクルマを貸さんかったのが原因と悔やんでおり
人種差別的な警官は常に暴力的で高圧であるのだが

警察にくしで放火してしまう母親とか
その放火で大火傷する高権警官とか
署長の遺書によって人生を見直すことになって・・・

ラストは恩讐を越えて人種差別的な警官と被害者の母が被疑者候補であるものの
DNAが合致せずアリバイのある人物を法で裁けぬなら殺しに行くしか・・・
ここで映画はプツンと終わるんですね

母親の心理は十分に分かるし
保守的な町の人々の集団心理も分かる
だけに見てると切なくなる映画ですが、
高圧人権無視の警官が署長の遺書に自分の中のなにかが変わってしまうのも分かる
その重要なシーンは自分が入院させた人物からの暖かい接し方だったんですねぇ

2017年製作、アメリカ・イギリス合作映画
マーティン・マクドナー製作・脚本・監督作品
出演:フランシス・マクドーマンド、ウディ・ハレルソン、サム・ロックウェル、アビー・コーニッシュ、ジョン・ホークス、ピーター・ディンクレイジ、ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ、ルーカス・ヘッジズ、ケリー・コンドン、ダレル・ブリット=ギブソン
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番格ロック

2018-06-17 18:09:24 | 邦画
一日1本エロチック作品を見ていく企画
今日の一本は何にしようかって悩んでいたのですよ・・・
ところが突然の地震、群馬で震度5弱だとかでしたが
なんでしょうか最初のドンッってのが大きかったようで
DVDの山が崩れて・・・その中から東映チャンネルで録画してあったものの中から
この作品を整理中に見つけた

そうタイトルは「番格ロック」ようやっと見つけた、それもうそみたいな状況で
嬉しかったなぁ
キャロルの肖像権問題で一旦決まったソフト発売も、上映も、放映もNGになり
ただでさえカルトな映画が超カルトになっていて貴重な録画です・・・
ってまだ地上デジタル放送になる前のOAだったんですね録画サイズが4:3のTVサイズの
ヴィスタサイズでしたが

二本立て併映用のBムービーとして東映さんにはピンキー映画の代名詞とも言える
池玲子、杉本美樹主演の"女番長シリーズ"がありますが
"女番長シリーズ"は東映京都で作られてるポルノチックな映画ですが、
その基本シノップスは"不良番長シリーズ"同様東映十八番のヤクザ映画ですが

この映画は東映大泉の作品です、一応スケバン映画ではあるけど
どっか京都製作の"女番長シリーズ"とはどこか異なる匂いの作品でした

主役の山内えみ子さんはキャラとしてはそんなにしゃべらず
顔や目のアップが多く、目力で芝居してるんってのは敵対する、柴田鋭子と
所謂女ではありますが"俺の目を見ろ何にも言うな"って言うような基本的にこれまたヤクザ映画なんですねぇ
タイマン勝負はすれども心と心が通いあってるって
やっぱそこいらが東映映画、京都だろうが東京だろうが東映カラーは変わらんし

山内えみ子のカレシのチンピラヤクザに誠直也、若いねぇ、時代だねぇ
その兄貴分には鹿内タカシ

赤羽や池袋の街頭ロケはゲリラですねぇ、一般の歩行者で気づいてる人が結構後ろを何度も振り返ってる
スケバンがシネスコ画面フルに横一線に闊歩するシーンにキャロルのロックがかぶるタイトル&クレジット画面
普通こう言った女番長映画だと歌謡曲というか演歌なんでしょうけど
なぜかキャロルの曲調が素晴らしく似合うなぁこの映画には

やっぱ昔の映画だから、全く台詞の説明もなくラストのカタルシスに行ちゃってるけど
そこに至るプロセスはちゃんと観客にはプロットとして映像でちゃんと提供してくれてるから
カタルシスとしてちゃんと機能してるんですね
しかし、山内えみ子さんっておっぱい結構なボリュームったんですねぇ
「ネオンくらげ」とか昔見てるけどこんだけの見事なおっぱいの大きい人だと思ってもいなかった

1973年製作、日本映画、東映作品
内藤誠監督作品
出演:山内えみこ、誠直也、鹿内タカシ、ボルネオ・マヤ、山谷初男、初井言栄、片山由美子、小林千枝、室田日出男、三重街恒三、絵沢萠子、小松方正、柴田鋭子、キャロル
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3つの不倫

2018-06-16 23:46:50 | 洋画未公開
一日1本エロチック作品を見ていく企画
今日の一本はオーストリア映画
そうですねぇ南太平洋にある国はオーストラリアでして
オーストリアはヨーロッパに位置する国、ドイツ語を主言語にしてるはずなのに
この映画オーストリア映画なのにダイアローグはナゼかフランス語でして
ってフランス版のDVDだからフランス語翻訳音声な訳ね

ウィーンにある集合住宅が乱立するとある団地
夫と多感な10代の娘を持ち、幸せな生活を送る看護師のイヴァ
家庭がありながら、元恋人のイヴァと不倫関係を続けようとするトマシュ
スーパーのレジ係りで彼氏依存症にソーニ、彼氏マルコは
ソーニの執拗さにうんざりして、同じ団地の別棟のバツイチ子持ちのニコルと浮気している
そのニコルに元夫のアレックスは子供を餌に復縁を迫っている。

様々な男女の関係がある自動車事故で一つに繋がる・・・
っても狭い限られた生活圏で生きている人々ですので
オープニングの交通事故に彼らが収斂されるまでは、お互いが不倫仕合い
日常の生活の営みの中ですれ違うシーンが重なるのですが・・・
違う角度から撮っていて本人にしかわからないエピソードとか付随してきたりと
結構斬新な映画作りをしているんですが

ヨーロッパ映画ですから性的なシーンが実に直截的に描かれていて
イヴァとトマシュの濡れ場なんぞはイヴァがトマシュのナニを口に含んでのサッキングだったり
大股開きの股間をトマシュがインスタントカメラで撮影したり
逆に朝の勃起チ○ポをイヴァが撮影したりと結構ハードなシーンが・・・
ってことでちょっと期待したのですがトマシュとイヴァだけで後は濡れ場さえない始末でして
期待は竜頭蛇尾に終わってしまいましたが
結構ハードなセックス描写なのにフランスではRー12指定になっててちょっとびっくり

登場人物の関係がある交通事故で一つに繋がるという作劇術は
特に珍しいものではありませんが、
この映画での当該人物同士の不倫関係が時系列的に並んでいないのですが
すれ違うところのシーンが、ああここだったんだって思うところがありまして
狭い団地での人間が同じ空間で生きているんだと
違和感なく結びつけているところはさすがでしたが

先にも書いた通り最初のキンポー不倫の2人のセックス描写があまりにも刺激的過ぎて
後は人間の心理面での弱さ脆さに表現をおいてしまってるので
ちょい拍子抜けしてしまうのが難点だったかな

2004年製作、オーストリア映画
ゴッツ・スピルマン脚本・監督作品
出演:ペトラ・モルゼ、アンドレアス・パットン、ズザンネ・ヴースト、デニス・キュービック、アンドレアス・キーンドル、マルティナ・ジナー

なお、日本では2013年にアットエンタテインメントからDVDスルーされてるんですね
その時のジャケ写
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バーフバリ2 王の凱旋

2018-06-16 17:48:12 | アジア映画
未だ根強くどっかで公開されてるようですね
さらに日本で公開されたものは1より10分ほど長い141分もある長尺ですが
なんと160分もある完全版ってのも公開されたようですが
TWINから発売のBlu-rayは141分版
劇場での公開がどうであるのかはよくわかりませんが

前編である「伝説誕生」の時にはエンドクレジットが結構長く
かつ主題歌で映画全体の説明歌詞になっていましたが
後編ではエンドクレジットって無いに等しく
スタッフ・キャストの表示もなく、劇場での公開システムとか
製作関連のロゴだけが・・・ってIMAXのロゴもあるんですね・・・表示されてぶつ切れで終わっちゃうのね

ってことで便宜上前後編と2本になっていますが
この映画どこから見てもいいように作られていてリンクというかある意味ループしてるんですね
だから1で最初に赤ん坊を片手であげて死んでいったのが国母だった理由も後編でしっかりとわかるように作ってあるし
日本で言うところの歴史大河ドラマって言う作りになってるんですね

それにしてもインド人って男優さんも女優さんも実に濃い顔をされてるんですね
男優さんは濃いと強そうに見えるのですが
女優さんの濃い顔は美人を通り越して逆に怖いわーって感じになるんですねぇ

初代バーフバリは姿を表しませんが、"1"では三代目バーフバリの成長と
数奇な運命を背負って生まれてきた二代目バーフバリと兄との権力闘争をカーラケーヤ軍との戦争をクライマックスとして回送形式に描いて来ましたが

後編ではその後の王位の継承を巡ってのバーフバリと兄のバラーラデーヴァとの権力闘争とか
バーフバリと三代目バーフバリの母となるデーヴァセーナとの
恋愛模様を盗賊団との戦いを通して描いており
ここでは一本の矢ならぬ、指は4本っていって3本同時に矢を射るシーンの連続技の見せ場もあったりして
クライマックスの敵討ち戦闘のケレンといい
面白さは"1"より面白くなっていますが
前半3分の2は二代目バーフバリの回想物語で、
彼がカッタッパに殺された後の後半3分1は三代目の敵討ちというか
王位の奪還のお話に占められてる構成なんですが

二代目も三代目も顔もおんなじということで一人の役者が演じていて
これまた演じ分けさせてもいませんが、実に分かりやすい映画になってるのも
人気があるんでしょうね

王宮のセットとか軍団のひき絵とか物凄いCGとかエキストラの動員数とか
実にお金がかけられていて、金さえ使えば面白いものが作れるんだって言う見本みたいな作品ですが
7億のパイが見込めるインドというか
映画が未だ娯楽の王様であるインドだからできる技なんでしょうね

いつものように完全版のBlu-rayがリリースされると多分購入してしまうんだろうな

2017年製作、インド映画(日本公開作品)
S・S・ラージャマウリ脚本・監督作品
出演:プラバース、ラーナー・ダッグバーティ、アヌシュカ・シェッティ、ラムヤ・クリシュナ、ナーサル、サティヤラージ、タマンナー
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バーフバリ伝説誕生

2018-06-16 03:32:26 | アジア映画
ボリウッドダンスのないインド映画
歴史活劇にはやっぱり物語のプロットに関係なく突然踊り出してダンスのために
ストーリーが中断されるのは・・・観客の感興をそぐということでしょうか
でも一応は史劇ですので、王宮での美女たちのダンスのシーンはあるし

インド映画特有の主人公の内面心理を歌唱で表現する
インド映画特有のミュージカル性はしっかりと受け継がれておりますし
それによってのシーンはミュージカルに合わせて色々と変化するのがいかにもなインド映画です

史劇と言うことで多分にインドに伝わる英雄伝説だとは思うのですが
オープニングでの赤ん坊のシーンとかはどっから見ても「ベンハー」ですよねぇ
王位の血を継ぐバーフバリを認識するマヒィシマテの兵士や奴隷が
村人に川から拾われて育てられた子供を一目見てバーフバリって認識するのは
顔が似てるからだけなんですねぇ

まぁ、同じ役者さんが演じてるだけということではないんでしょうけども
例えば王位の継承を示す痣みたいな特徴的なものとか、
王位の継承を意味する宝物とか何もないのに
皆バーフバリってひざまづいてしまうんですね
ここいらは細かく考えない方がいいのでしょう

でバーフバリと認識されてから、本人が納得するように父親である初代バーフバリに関する王位の継承の賭けて10万のカーラケーヤ軍との高戦いがクライマックスのケレンとなっているんですね
この戦いのシーンが実に凄まじい
死体が飛び交い火だるまになるし
なんと戦車の馬の前にくるくる回って敵を味方を人間楯にされてる国民を斬り裂いていくんですね
弩も飛びますが、火薬のまだ見つからない時代ですから石だけが飛んでいき敵軍を薙ぎ倒すだけですが
それでも十分にケレンとなってるし
CGとの合成ではあるものの、よくまぁこんだけのエキストラを集めに集めたりだし
エキストラに戦闘はさせられないでしょうし
スタントマンもよくまぁ集めたりと思える
インド映画恐るべしですねぇ

二時間十三分の尺の映画でしたが退屈せずに見てられる
一応前後編の二部作ということで面白いところで終わるのは当然ですが
後編は完全版があったり、一部劇場では爆音上映したりと・・・
一応私は前後編と一気見を狙って両方Blu-rayを購入しております

2015年製作、インド映画(日本公開作品)
S・S・ラージャマウリ脚本・監督作品
出演:プラバース、ラーナー・ダッグバーティ、タマンナー、アヌシュカ・シェッティ、ナーサル、サティヤラージ
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監獄の首領

2018-06-15 23:26:47 | 韓国映画
韓国映画らしい面白い映画だった
二時間の尺全く飽きずにって言うか、見てるこっちの緊張感も途切れず見ていけた
兎に角韓国映画ってどうしてこう私を惹き付けてやまないのか
実に痺れた映画だった

オープニング3人組がある男を偽装殺人するシーンから始まるが
なんとことを終えて隠れ家に帰って来て着替えたのは囚人服
韓国の囚人って選別されてるようですね
紺色の囚人服に白地で囚人番号と名前が記載されているのが普通の囚人
赤地の番号と名前が死刑囚、黄色地に番号と名前は要注意囚人
カーキ色の囚人服は模範囚と刑務官が人目でわかるようになってるんですね

でそんな刑務所に検挙率100%の元刑事ソン・ユゴンが、
ひき逃げ・証拠隠滅・収賄の容疑で収監されてきます、彼は黄色地に囚人番号と名前がついています
また元刑事と言うことで刑務官にも尊大に接し、他の囚人たちと問題を早速起こし
いきなり懲罰独房暮らしに
懲罰独房明けてもまた問題を起こすのだが

この刑務所では模範囚の囚人服を着用したチョン・イクホが裏で牛耳ってる刑務所だった
彼はは、犯罪組織のボスで囚人たちの他に刑務官どころか、刑務所長までをも実は
彼の指揮下の人間でして実は刑務所に君臨する首領だったのだ
そうなんです、刑務所外にも配下が暗躍しており
裏稼業というか実は表稼業で暗殺や人殺しなどを大金を受取り

それぞれ専門的な犯罪者を刑務所から塀の外に派遣して
政財界の汚ない仕事を引き受けていたのである
刑務所から簡単に仕事に出て刑務所に帰る訳ですからアリバイは完璧ですよねぇ

でも一人の新聞記者が何となくチョン・イクホと見抜いて
刑務所に入所して証拠集めに奔走するものの命を落としていたのである
犯罪者を矯正するはずの刑務所が実は一人の犯罪者の犯罪の温床となってると言うこのアイデアが実にいい

そこに元刑事が入所してきて、他の囚人と対立しつつ、チョン・イクホの窮状を助けたりして
徐々に彼の信頼を獲得していく様を刑務所内での暴力とか権力闘争とかで・・・
もうここまで書けば勘のいい人ならお分かりですよね
元刑事と言えば、そうなんです囮捜査って言うのことを・・・

邦題のタイトルになってる”監獄の首領”を演じてるハン・ソッキュが実にいい
というか、心底そら恐ろしさをにじみ出させている
人を殺すことをなんとも思ってなく、そして人を絶対的に信じておらず
静かなだけに時折見せる暴力が実に凄まじい

そうなんですか、韓国の警察って囮捜査認められていないようで
刑事が首領に取り入るために犯した罪状によって再び刑務所に戻されるンですね
いい忘れていました・・・元刑事を突き動かしていた動機は個人的な復讐だったのだ

2017年製作、韓国映画(日本公開作品)
ナ・ヒョン脚本・監督作品
出演:ハン・ソッキュ、キム・レウォン、チョン・ウンイン、キム・ソンギュン、シン・ソンロク、チョ・ジェユン
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DESTINY 鎌倉ものがたり

2018-06-15 15:08:22 | 邦画
ある意味見る気がしない映画でしたが
ここのブログにコメント下さる「銀幕大帝α」のヒロ之さんが
ある意味手放しで誉めておられた映画ということと
私自身あんまり情報をいれない人でしたが、"黄泉の国に愛する妻を迎えに行く"映画
って言うと『古事記』『日本書紀』のイザナギ・イザナミのエピソードじゃんと

見ないであれこれ言うのも無責任ではないかと、あんまりこう言った邦画見ないのですが
そうですねぇ見終わって知ったのですがこれって「三丁目の夕日」の西岸良平原作だったんですね
通りでこの映画も昭和30年代の鎌倉が舞台だったようですね
2時間越えの映画でしたが、不思議と退屈せずに最後まで見られましたが
この映画メインの堺雅人と高畑充希の一色夫妻の夫婦愛のお話だけでなく
堤真一、吉行和子と橋爪功夫婦、さらに堺雅人の両親三浦友和・鶴田真由夫婦
そしてその反面教師的な木下ほうかの殺人とか
究極の夫婦愛のあり方をテーマにした映画だったのね

私個人的には伝奇的なお話が好きで、そういった本をフィクション、ノンフィクション問わずに読み耽った時期がありまして
そんな遠い記憶の中では西は京都、東は鎌倉に魔界というか黄泉の国というかにつづく場所があるというような
記憶が甦って来ましたが
西岸良平さん辺りがこの物語の舞台を鎌倉に設定したのもわかるような・・・

表題の”DESTINY”って最初は文字通り”運命”と思っておりましたが
転生輪廻の世界観の中で常に現世で夫婦を続けてきたということで"DESTINY"って"宿命"ってことになっていたようですね
映画的には色々と伏線を張ってちゃんとひとつ残らず回収していましたし
死神の安藤サクラさん実によかったなぁ
貧乏神の田中泯さんも・・・て言うかあの茶碗、割れたものがくっつくって
これまた"破鍋に綴蓋"の故事と一緒ということですよね

確かに鎌倉に妖怪はよく似合うなぁ
まさか天賞堂の鉄道模型が出てくるとは
「三丁目の夕日」を3Dにするよりは、黄泉の国の3D映像が見たいと思うくらい
よくできてるCGだった
自分的には似合わない映画ではありますが、まぁ合格点の映画と言ってもよいのかな

2017年製作、日本映画、「鎌倉ものがたり」製作委員会作品
山崎貴脚本・CG・監督作品
出演:堺雅人、高畑充希、堤真一、安藤サクラ、田中泯、中村玉緒、市川実日子、ムロツヨシ、要潤、大倉孝二、國村隼、木下ほうか、鶴田真由、薬師丸ひろ子、吉行和子、橋爪功、三浦友和、古田新太(声のみ)
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