日曜日、娘たちは2人揃って地元の演奏会に出演しました。
昨年10月に演奏会出演者募集のポスターを見かけ、
これは良い機会だわ!とすぐに娘たちの演奏をコピーしたCDを作成、
応募しました。
審査を通過して出演が決まったのが、11月末でした。
あれから3ヶ月、ようやく本番を迎えました。
2人の実技試験日に近いことがわかっていたので、
試験曲と同じ曲を演奏しました。
約500人収容のホール。
これほどのお客さんの前で弾くのは2人とも初めてなので、
かなり緊張していました。
前日のリハーサル、当日のリハーサル、共に私も付き添いましたが、
とりわけ下の娘の緊張が激しく、
本番をいかに無事に切り抜けるか、慎重に言葉を選んで接しました。
前夜も、「無理。出たくない。出ない。」と言い出したので、
「インフルエンザに罹ったって嘘ついて、やめる?
今から電話しようか? みんなにものすごく迷惑かけるけど、そうする?」
まあ、本人も出るしかないことはわかっているので、なんとか収まりました。
今回の本番前の声掛けのキーワードは「さよならシューマン」。
この半年、片時も忘れることなく、ずっと付き合ってきたシューマン
(正しくはアベッグ変奏曲ですけど)、この日でいよいよ最後。
「きっともう弾くこともないだろうから(弾くかもしれないけど)、
最後は感謝をこめて楽しんでおいで~」
と送り出しました。
リハーサルの時は、音が良くなかったり、急ぎ過ぎて間違ったりもしていましたが、
本番では彼女らしい音楽が流れていました。
ミスタッチはありましたが、許容範囲(ということにしよう)。
本人も楽しく弾くことができたそうで、
心の底からホッとし、そして満足していました。
上の娘の方は、超絶技巧曲をほぼノーミスで堂々と弾ききりました。
音程が微妙な箇所はありましたけど。
2人とも良い経験となりました。
このような貴重な場を与えてくれた地元自治体にも感謝します。
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当日は、夫の両親、私の両親、Kちゃんママ、Mちゃんママの他、
娘たちのヴァイオリンの手ほどきをしてくださったS先生も
聴きに来てくださいました。
12年ぶりにお会いして、お話しできてとても嬉しかったです。
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