推薦実技試験当日の朝、娘は落ち着いていました。
前日、E先生のレッスンから帰って来た時も爽やかな表情をしていました。
「今日はもうあんまり練習しなくていいって言われたー」 と言い、
その通り、通し練習を2回と、気になった部分を軽く練習しただけで、
終わりにしました。
前々日のE先生の叱咤激励は、娘の心に響くものがあったようで、
心に覆いかぶさっていたものが少し取り払われたようでしたし、
多少なりとも自分に自信を持てるようになったように感じます。
母から見て、一皮剥けたかなって思います。
そんな娘の様子を見て、私もあまり不安になることなく、平常心でいられました。
本番を前にした下の娘に対し、今回初めて、「大丈夫かもしれない」 と思えました。
毎回、本当に心臓がバクバクしますからね。
当日の朝、送り出す時も、特別なことは何も言いませんでした。
いつも本番の朝といえば、その時の娘の精神状態や曲の仕上がり具合などを観察して、
最適な言葉をかけようといろいろ考えるのですが、今回は必要ありませんでした。
本人の心持ちにブレが感じられず、前をしっかり見据えている気がしたからです。
試験開始時間は午前10時でしたが、早めに行って、練習室で最後の調整をしました。
今回、残念ながら、E先生は娘の学年の審査員にはいらっしゃいませんでした。
ですが、他学年の審査に向かわれる午前10時少し前まで、
娘のために最後のレッスンをしてくださいました。
前日のレッスンの時に、娘の予約した練習室の部屋番号を聞かれたそうで、
お忙しい中、わざわざ訪ねて来くださったのです。
本当にどこまでも優しく、熱心で、娘のことを思ってくださる先生です。
高さ12cmの小さなハロウィーン飾り物。
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