下の娘のことで確認したいことがあって、8年程前の家族DVDを見ていたら、
上の娘が中学1年生の時の発表会での演奏が入っていました。
曲は、モーツァルトのコンチェルト第3番 第1楽章。
決して上手ではないのですが、とても素直で癖のない、爽やかな演奏でした。
モーツァルトは、まだ邪気のない子供が弾くか、
大人であれば、完璧な音程と豊かな音楽性がなければ弾けないと言われていますが、
その意味が今になってよくわかります。
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ピアニストさんの譜めくりをしている若い男性。
彼は、なんと、ヴァイオリニストの「佐藤俊介」さんなのです。
縁あって、パリ駐在時代に知り合いました。
まだ20代前半の頃で、ジェラール・プーレに師事するために、アメリカからパリに
留学?していました。
頭脳明晰で、向学心にあふれていて、礼儀正しく、
日本の同世代では絶対に見つからないタイプの非常にしっかりした好青年でした。
幼少期にアメリカでデビューを果たしていて、天才と言われてきた人ですが、
もっと勉強をしたいと、演奏活動をお休みして、興味のあった古楽器を学びに
ドイツの大学に留学されました。
天才とはこういう努力ができる人のことを言うのだなと、その時強く思ったのを覚えています。
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