ここ2年程、本番で演奏する際に襲ってくる頭が
真っ白になってしまう程の強すぎる緊張感に悩ま
されていた上の娘。
先週末に行われたオーディションでは、とても久
しぶりにそんな嫌な緊張感から解放され、程よい
緊張の中のびのびと演奏することができました。
舞台袖で待つ間、自分を見失わない程度に落ち着
いていられたし、舞台に上がってもまだ十分自分
を保つことができたし、ピアノ伴奏の音もしっか
り聴くことができたし、暗譜が飛びそうになるこ
ともなかったし、暗譜が飛ぶことを心配する必要
がなかった分、表現に集中することもできたし、
本当にこんなにのびのび弾けたのはいつ以来だろ
うと。
何よりもまず、強すぎる緊張感に支配されること
のない状態で演奏できたこと、そしてその感覚が
戻って来たことが嬉しかったそうです。
「本当に久しぶりに気持良く弾けた!」
と、満足そうでした。
オーディションは公開だったので、私も客席で聴
いていましたが、娘が弾き始めてしばらく後、
今日は大丈夫だ!安心して聴ける!と思いまし
た。
そして、最後までヒヤヒヤすることなく、落ち着
いて聴くことができました。
とても良い演奏だったと思います。
とはいえ、それはあくまで娘の中でのスタンダー
ド。
知った上で受けたオーディションではあります
が、さすがにレベルが高かった。
娘の前後8名の演奏を聴きましたが、上手い人し
かいない。
モーツァルトのコンチェルト第3番か4番か5番し
かないのですが、みなさんモーツァルトの音だっ
たし、モーツァルトの音楽だったし(お一人だけ
ドヤ顔のやたら強めモーツァルトがいましたけ
ど)、音程も私の耳にはほとんど完璧にしか聴こ
えなかったし、何と言っても絶対にミスしないだ
ろうなという安定感を誰しもが持っていました。
カルディーカフェでおやつタイム。
定番のシナモンロール&アイスコーヒー。
チョコスコーン&アイスティ。