何をしているときが一番幸せ？

　尋ねられるととっさに答えられない質問。「何をしているときが一番幸せ？」
　先日、何の脈絡もなく突然こんな深い質問をされたものだから、ついついふざけて「食べているとき！」と面白くもなんともない回答をしてしまった。これじゃ会話が続かないわね。もちろん本音は違います（そりゃ食べるの幸せだけど）。私の場合、これが一番というのはないなあ。でもまあ具体的に答えるとしたら「山にいるとき」「本を読んでいるとき」「絵を描いているとき」ですかね。抽象的な言い方をすると「一期一会に感謝できたとき」これが全てを網羅するかなあ。一輪の可憐な花、美しい風景、濃密な時間を過ごさせてくれる本、偶然が必然になる様々な出会い。
　するほうもされるほうも覚悟の要る質問だ。されるほうは自分の人となりを端的に表してしまうから正直に答えるのに勇気が要る。するほうは質問すると同時に自分自身にも問いかけることになるからやっぱり勇気が要る。さらに返ってきた答えによってはリアクションが難しい。友情にヒビが入る可能性だってあるかも？！「食べてるとき～」なんてふざけたものだとがっかりする反面ほっとするんじゃないかな。正直に答えなくてよかったのかも、と思ってしまったりする、今日この頃。・・・自分のことを説明するのってとってもムズカシイ。