柴犬多頭飼い コクマチャどん

コロクロ日記で07年に開設したブログ。15年から『コクマチャ日記』、さらに24年から『コクマチャどん』になりました。

多頭飼いしてみて その5 (うまくいかない関係)

2015-07-27 10:08:35 | 多頭飼い

今回は書きたいことがありすぎて文章が全くまとまらず、書いては消し書いては消しを繰り返していたので更新がすっかり遅れてしまった。(結局、まとまらないままアップです。また、書いた文にあう写真も探しきれず、あまり写真もありません)

コロとクロだけだったときは、「2頭いれば出費は2倍になるけれど、楽しさは2倍どころか無限大。多頭飼い最高~」と思っていた。 が、先住犬がシニアになってから迎えたパピッコは元気すぎだった。 マロは小さくてもかなり気が強く、上の子に会わせるとギャウギャウ言いながら立ち上がり、パンチして向かっていくような子だった。(ケージに入っていても出して出してと柵を囓り、ギャンギャンよく鳴いていたマロ)

 

そして、そんなマロに対して腹の立つクロが吠えると、コロがクロに「まぁまぁ。小さい子なんだから、怒っちゃダメだって」とクロを止めに行っていた。 大好きだったコロが、マロではなく自分にダメと言ってくることがクロにはショックだったらしく、今度はコロのそばに行かなくなったり、イライラしてコロにガウガウッと言ったりするようになった。先住犬たちとマロがうまくいかないだけでなく、とても仲の良かった先住犬2頭の関係まで不協和音が生じてきて、どうしていいかわからず、3頭目を迎えたことを本気で後悔していた。

気が強いこと、甘噛みがひどいこと、上の子たちとうまくいかないことで、パピー教室に行くことにしたマロ。 飼い主と一緒に全8回。 教室では、小型犬より大型犬パピーちゃんとの遊びが好きで大喜びで通っていた。(フリータイムは大型犬と小型犬と分かれたが、マロは大型犬の方に行きたがったので、いつも大型犬方に入っていた。 自分も大型犬のつもりだったのだろうか。大きいのは体ではなく態度だったけど)

マロは大きくなるにつれ、怒らないコロを自分より下に見るようになり、ますます3頭の上下関係が作れなくなった。ひとりでもエンドレスで走り回り、走り回っているうちに興奮してきてガウガウ怒り出すようなマロに、クロのストレスはそれまで以上に増えていった。そのうち、クロマロは喧嘩するようになり、喧嘩を止めようとして、私は何度もマロに噛まれるというようなことにもなっていった。

子どもの頃、2頭飼いしていた時の子たちも仲良しだったし、コロクロも仲良しだった。いつも拝見している多頭飼いブログの方々のワンちゃんたちも仲良しばかりだったので、私の中で多頭飼いの難しさを身近に感じることがなかった。が、3頭飼いがうまくいかなくなって、多頭飼いの悩みについて検索しまくった。 多頭飼いがうまくいかなかった方の体験談をお聞きする機会も、その後何度かあった。 先住犬がフレンドリーな子だったので、大丈夫だろうと思って迎えた子が気が強く、上の子がひどいストレスを抱え完全に別々に飼っている方や、もともと仲が悪かったけれど仲良くさせようと近づけたところ大喧嘩をして先住犬が重症を負い新しく迎えた子を手放した方の話もお聞きした。そういう話を見聞きするうちに、ますます先の見えない我が家の3ワンの関係に真剣に悩むようになった。

興奮しやすく激しい性格のマロの扱いをどうしていいのかわからないし、3ワンはうまくいかないし、ストレスのたまっているクロと私自身もホッとする時間がほしいということで、朝から夕方までみていただけるパピーケア(躾教室)に入れることにした。そこはパピーだけでなく、成犬の子たちもたくさん来ていたパピーと成犬は分かれて躾されるのだが、フリーの時は成犬の子たちとも遊べる。 マロはパピッコ相手より、大型犬の成犬の子と遊ぶのが好きだったらしい。週に2回の通園にマロは大満足だったし、マロが留守にしている間、私とコロクロは、お散歩に行ったり、お出かけしたりして穏やかな時間を過ごしていたが、春にはいったん終了して家で様子を見ることにした。(マロが幼稚園に行っている間にいろんなところにお出かけしていた先住犬たち)

ただ、家の中ではなかなかうまくいかなかったが、なぜか外に出ると特に問題なく一緒にいられる3ワンだったので、それだけが『いつか、室内でも一緒にいられるようになるかもしれない』という希望の光だった。

また、ガウッチの末っ子によりストレスで体調を崩していたクロなのに、マロが避妊手術で元気がなかったとき、ずっとそばに寄り添っていたのも、マロが落ち着いてくれさえしたらクロも受け入れてくれるだろうと思える1つの姿だった。

マロが手術のあと、ますますパワーアップしてからは、今度はクロは本気の一喝をするようになった。マロが調子に乗って興奮し、めちゃくちゃに暴れてガウガウッと言ってくると、「いいかげんにしなさいっ」という感じでかなりの勢いで一喝。それ以来、マロの中ではクロは自分より上ということを完全に認識した。(暴れまくっていたときクロに一喝され、部屋の隅で固まるマロ) ただ、クロに対しての上下関係は確立したが、優しいコロにはますます強気になっていったマロ。

初夏まではせっせと3ワンを連れて外に出ていたが、その先は暑くて日中いろいろなところに出かけられない。 マロの有り余るエネルギーを発散させられないので、今度は幼稚園に入れることにした。 それまで行っていたパピーケアの教室はいい所だったが、ちょっと遠いうえに送る時間と迎えに行くときがちょうど渋滞の時間にはまり、片道1時間もかかってしまっていたので、近くの幼稚園に入れることにした。 料金は前に通っていたところよりも高かったが、それでもお願いしたかった。マロの教室に払った金額は合計するとかなりの金額。  (一度、幼稚園にコロクロも連れて行ったときの写真。マロがコロをしつこく追い回していると、クロが間に入っていく)

 

合計3つの教室に入れてみて、マロ自身の性格も3ワンの関係もあまり変わらなかったけれど、マロを預けている間に私も先住犬たちもホッとする時間ができたことや、マロは幼稚園の先生が大好きで、いろんなお友達と遊んでパワーを発散させてくるので帰宅後はよく寝て落ち着いていたこと。 自分の悩みを先生に聞いていただくことで心が少し軽くなったことは良かったと思う。ただ、結局犬同士の関係は、犬同士が決着をつけていくしかないんだろうと思った。

いつもコメントくださっている皆様、なかなかコメントを残すことができないでいます。読み逃げばかりですみません

最近の4ワンの様子は【花まる日記】にて更新中。

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