『ツアー・オブ・タイランド2018 第2ステージ』
【カテゴリー】UCI2.1
【開催地:タイ】CHAINATHABURI-ARANYAPRATHET Distance=173km
【開催日】2018年4月2日
【出場選手】入部正太朗 木村圭祐 秋田拓磨 横山航太 小山貴大
▲photo:Satoru Kato(http://www.cyclowired.jp/)
ツアー・オブ・タイランド第2ステージにて入部正太朗がステージ優勝し、リーダージャージに袖を通しました。
大会2日目は173㎞のレイアウト。序盤に山岳ポイントが設けられているものの、勝敗はその後ゴールまで続くアップダウンと平坦区間のアタック合戦から生まれる可能性があると予想されました。
初日のゴールスプリントで落車し、ダメージをを負ったスプリンターの黒枝はこの日の発走をキャンセル。期待されたスプリンターが不在となり、シマノレーシングは逃げからの展開にてチャンスをつかむ事を目指します。
残り60km切り3名が先行する形に入部は集団から単独ジャンプアップ。
3名とのギャップは少なくなく、厳しい場面となりましたがこの状況を冷静に見た入部は、後続から来た中国選手1名を待ち2名で追走し追いついた。
中国選手はホットスポット通過後遅れ、タイナショナルチーム2名、チームイルミネーション1名の計4名で強調しレースをリードします。
4名はペースを意識し後半にスピードを上げてゆきます。
この走りに追走大集団はタイムコントロールに狂いが生じたか、ゴールまで10㎞を切ってからもタイムの短縮は不安定に。
残り3㎞はトリッキーなコーナーが続き大集団の利が少ない状況。逃げ切りが現実味を帯びてきました。
ここまでも高速を保ちながらも他の3選手より余裕があると感じていた入部は、先頭に立ち牽引する時間を他選手より多くとりながらも、力をセーブしゴールへ。
残り150m程の最終コーナーを2番手で通過した入部はそのままトップに躍り出て見事ステージ優勝とリーダージャージを勝ち取りました。
明日のステージはゴールまで標高を上げてゆくクイーンステージ、大きなタイム差がないリーダーを守る事は簡単ではありませんが、全力で挑みます。
第2ステージ(チャンタブリー〜アランヤプラテート 173km)結果
1位 入部正太朗(シマノレーシングチーム) 3時間55分7秒
2位 ジョージ・カミロ・カスティブランコ(チームイルミネート、コロンビア) +0秒
3位 サラウット・シリオンナチャイ(タイランド・コンチネンタルサイクリングチーム、タイ)
4位 マーティン・ラス(チームイルミネート、エストニア) +4秒
5位 中島康晴(キナンサイクリングチーム)
6位 パク・ソンベク(KSPOビアンキ・アジア・プロサイクリング)
個人総合成績(第2ステージ終了時)
1位 入部正太朗(シマノレーシングチーム) 8時間14分4秒
2位 サラウット・シリオンナチャイ(タイランド・コンチネンタルサイクリングチーム、タイ) +4秒
3位 レイモンド・クレダー(チーム右京、オランダ) +5秒
4位 ジョージ・カミロ・カスティブランコ(チームイルミネート、コロンビア)
5位 マーティン・ラス(チームイルミネート、エストニア)
6位 モハド・ザミリ・サレー(トレンガヌサイクリングチーム、マレーシア) +40秒
ポイント賞(第2ステージ終了時)
1位 マーティン・ラス(チームイルミネート、エストニア) 31p
2位 中島康晴(キナンサイクリングチーム) 25p
3位 入部正太朗(シマノレーシングチーム) 18p