REPORT

SHIMANO Racingの活動をブログで紹介します。

【Report】入部のエスケープ実らずTour of Thailand 2018 第4ステージ

2018年04月04日 | レースリポート・動画

『ツアー・オブ・タイランド2018 第4ステージ』
【カテゴリー】UCI2.1
【開催地:タイ】SCENICAL WORLD KHAO YAI-NAKHON RATCHASIMA  Distance=183km
【開催日】2018年4月4 日 
【出場選手】入部正太朗 木村圭祐 秋田拓磨 横山航太 小山貴大

ツール・ド・タイランド4日目、第4ステージは183㎞で行われました。総合成績でのジャンプアップを目指す入部が序盤から少人数のエスケープグループに入り100㎞以上先行しましたが、ゴール前7㎞で大集団に飲み込まれタイムを稼ぎ出すことはできませんでした。

序盤先行する4名のグループを容認する動きをリーダーのベンジャミン選手擁するSTジョージチームが見せた瞬間を狙いすまし入部がアタック、そこにチームUKYOの横塚選手も同調し4名をとらえます。

山岳ポイントで2名ドロップし再び4名となった先頭集団は順調にペースを刻みますが、見通しの良いコース、若干の向かい風、複数チームの集団牽引等が重なり、差を2分以上に広げることができません。


▲入部正太朗ふくむエスケープグループ photo:Satoru Kato(http://www.cyclowired.jp/)

残り20㎞、コースの方角が変化し、風向きが追う形となり望みをつなぐべくペースアップを試みますが、後続集団も猛烈な追い上げを見せラスト7㎞で入部らは捕まってしまいました。

集団スプリントはチームイルミネートのラース選手が制しステージ優勝、シマノレーシングは同タイムで横山航太の17位が最上位でした。

明日からもチャンスをつかむべく集中して挑みます。


▲photo:Satoru Kato(http://www.cyclowired.jp/)

シクロワイアードの記事ももご確認ください

 

 

ツアー・オブ・タイランド 第4ステージ結果
1位 マーティン・ラス(チームイルミネート) 4時間8分56秒
2位 モハド・ザミリ・サレー(トレンガヌ・サイクリングチーム) +0秒
3位 レイモンド・クレダー(チーム右京) 
4位 中島康晴 
5位 アンドリス・ボセカルンス(ヘンジャン・サイクリングチーム) 
6位 アブディ・ガニ(KFCサイクリングチーム) 

個人総合順位(第4ステージ終了時)
1位 ベンジャミン・ディボール(セントジョージ・コンチネンタルサイクリングチーム) 12時間31分1秒
2位 アルテム・オベチキン(トレンガヌ・サイクリングチーム) +16秒
3位 トマ・ルバ +18秒
4位 サラウット・シリオンナチャイ(タイランド・コンチネンタルサイクリングチーム) +2分9秒
5位 ジョージ・カミロ・カスティブランコ(チーム・イルミネート) +2分10秒
6位 イェフゲニー・ネポムニャフシー(ヴィノ−アスタナモータース) +2分16秒

ポイント賞(第4ステージ終了時)
1位 マーティン・ラス(チーム・イルミネート) 50p
2位 中島康晴(キナンサイクリングチーム) 38p
3位 レイモンド・クレダー(チーム右京) 29p

山岳賞(第4ステージ終了時)
1位 ベンジャミン・ディボール(セントジョージ・コンチネンタルサイクリングチーム) 28p
2位 アルテム・オベチキン(トレンガヌ・サイクリングチーム) 20p
3位 トマ・ルバ(キナンサイクリングチーム) 20p

チーム総合順位(第4ステージ終了時)
1位 キナンサイクリングチーム 50時間5分3秒
2位 タイランド・コンチネンタルサイクリングチーム +1分44秒
3位 セントジョージ・コンチネンタルサイクリングチーム +3分37秒


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【Report】Tour of Thailand 2018 第3ステージ

2018年04月04日 | レースリポート・動画

『ツアー・オブ・タイランド2018 第3ステージ』
【カテゴリー】UCI2.1
【開催地:タイ】ARANYAPRATHET-Khao Yai  Distance=177km
【開催日】2018年4月3日 
【出場選手】入部正太朗 木村圭祐 秋田拓磨 横山航太 小山貴大


photo:Satoru Kato(http://www.cyclowired.jp/)

ツアーオブタイランド第3ステージは、登りゴールのこの大会もっとも力を試されるステージとなりました。

前日リーダージャージを獲得した入部正太朗は2位以下と4秒の差を持ちスタートラインに立ちます。トップクライマーからいかに遅れを取らずにゴールできるか。また、他の選手が逃げに乗れば、その集団でも有利な状態でレースを進める事ができチーム内でのリーダージャージの移動も可能と考えました。

入部は最後の登坂区間に備え力を温存、他選手は可能性を求め逃げグループ形成をめざしました。

レース中盤、好調の秋田拓磨含む5名の集団がエスケープを成功させます。1名遅れ4名となったこのグループは一気に1分以上差を広げ、シマノレーシングとしては良い形を作り上げることに成功しました。しかしながら、序盤から繰り返しアタックを試みていた秋田の体力は想像以上に消耗しており、苦しい状況が続きます。

各選手の体力も消耗をはじめ先行集団のペースが乱れたところで崩壊。HENGXIANG CYCLING TEAMのMa選手が単独で先行し、秋田等は集団に戻ります。ここからペースアップが開始され、残り35㎞続く登り区間へ突入。

入部が粘りの走りを見せますが、集団内で生まれた僅かなギャップが生まれます。数名と追走しますが万事休す。メイングループからもさらにアタックがかかり入部は2分以上の遅れをとってしまいリーダージャージを失いました。

チームとして全力を出し切った結果とし受け入れ、明日からのステージで再び勝利を目指します。

シクロワイアードの記事もご確認ください。

ツアー・オブ・タイランド 第3ステージ結果

1位 ベンジャミン・ダイボール(セントジョージ・コンチネンタルサイクリングチーム、オーストラリア) 4時間16分52秒
2位 アルチョム・オベシュキン(トレンガヌ・サイクリングチーム、ロシア) +12秒
3位 トマ・ルバ(キナンサイクリングチーム、フランス) 


個人総合順位(第3ステージ終了時)
1位 ベンジャミン・ダイボール(セントジョージ・コンチネンタルサイクリングチーム、オーストラリア) 12時間31分1秒
2位 アルチョム・オベシュキン(トレンガヌ・サイクリングチーム、ロシア) +16秒
3位 トマ・ルバ(キナンサイクリングチーム、フランス) +18秒
4位 サラウット・シリオンナチャイ(タイランド・コンチネンタルサイクリングチーム、タイ) +2分9秒
5位 ジョージ・カミロ・カスティブランコ(チーム・イルミネート、コロンビア) 

ポイント賞(第3ステージ終了時)
1位 マーティン・ラス(チーム・イルミネート、エストニア) 34p
2位 中島康晴(キナンサイクリングチーム) 26p
3位 サラウット・シリオンナチャイ(タイランド・コンチネンタルサイクリングチーム、タイ) 24p

山岳賞(第3ステージ終了時)
1位 ベンジャミン・ダイボール(セントジョージ・コンチネンタルサイクリングチーム、オーストラリア) 28p
2位 アルチョム・オベシュキン(トレンガヌ・サイクリングチーム、ロシア) 20p
3位 トマ・ルバ(キナンサイクリングチーム、フランス) 20p

チーム総合順位(第3ステージ終了時)
1位 キナンサイクリングチーム 37時間38分15秒
2位 タイランド・コンチネンタルサイクリングチーム +1分44秒
3位 セントジョージ・コンチネンタルサイクリングチーム +3分37秒

 


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【Report】入部正太朗が勝利!Tour of Thailand 2018 第2ステージ

2018年04月03日 | レースリポート・動画

『ツアー・オブ・タイランド2018 第2ステージ』
【カテゴリー】UCI2.1
【開催地:タイ】CHAINATHABURI-ARANYAPRATHET  Distance=173km
【開催日】2018年4月2日 
【出場選手】入部正太朗 木村圭祐 秋田拓磨 横山航太 小山貴大


▲photo:Satoru Kato(http://www.cyclowired.jp/)

ツアー・オブ・タイランド第2ステージにて入部正太朗がステージ優勝し、リーダージャージに袖を通しました。

大会2日目は173㎞のレイアウト。序盤に山岳ポイントが設けられているものの、勝敗はその後ゴールまで続くアップダウンと平坦区間のアタック合戦から生まれる可能性があると予想されました。

初日のゴールスプリントで落車し、ダメージをを負ったスプリンターの黒枝はこの日の発走をキャンセル。期待されたスプリンターが不在となり、シマノレーシングは逃げからの展開にてチャンスをつかむ事を目指します。

残り60km切り3名が先行する形に入部は集団から単独ジャンプアップ。

3名とのギャップは少なくなく、厳しい場面となりましたがこの状況を冷静に見た入部は、後続から来た中国選手1名を待ち2名で追走し追いついた。

中国選手はホットスポット通過後遅れ、タイナショナルチーム2名、チームイルミネーション1名の計4名で強調しレースをリードします。

4名はペースを意識し後半にスピードを上げてゆきます。

この走りに追走大集団はタイムコントロールに狂いが生じたか、ゴールまで10㎞を切ってからもタイムの短縮は不安定に。

残り3㎞はトリッキーなコーナーが続き大集団の利が少ない状況。逃げ切りが現実味を帯びてきました。

ここまでも高速を保ちながらも他の3選手より余裕があると感じていた入部は、先頭に立ち牽引する時間を他選手より多くとりながらも、力をセーブしゴールへ。

残り150m程の最終コーナーを2番手で通過した入部はそのままトップに躍り出て見事ステージ優勝とリーダージャージを勝ち取りました。

明日のステージはゴールまで標高を上げてゆくクイーンステージ、大きなタイム差がないリーダーを守る事は簡単ではありませんが、全力で挑みます。

シクロワイアードの記事も合わせてご覧ください。


第2ステージ(チャンタブリー〜アランヤプラテート 173km)結果
1位 入部正太朗(シマノレーシングチーム) 3時間55分7秒
2位 ジョージ・カミロ・カスティブランコ(チームイルミネート、コロンビア) +0秒
3位 サラウット・シリオンナチャイ(タイランド・コンチネンタルサイクリングチーム、タイ) 
4位 マーティン・ラス(チームイルミネート、エストニア) +4秒
5位 中島康晴(キナンサイクリングチーム) 
6位 パク・ソンベク(KSPOビアンキ・アジア・プロサイクリング) 

個人総合成績(第2ステージ終了時)
1位 入部正太朗(シマノレーシングチーム) 8時間14分4秒
2位 サラウット・シリオンナチャイ(タイランド・コンチネンタルサイクリングチーム、タイ) +4秒
3位 レイモンド・クレダー(チーム右京、オランダ) +5秒
4位 ジョージ・カミロ・カスティブランコ(チームイルミネート、コロンビア) 
5位 マーティン・ラス(チームイルミネート、エストニア) 
6位 モハド・ザミリ・サレー(トレンガヌサイクリングチーム、マレーシア) +40秒


ポイント賞(第2ステージ終了時)
1位 マーティン・ラス(チームイルミネート、エストニア) 31p
2位 中島康晴(キナンサイクリングチーム) 25p
3位 入部正太朗(シマノレーシングチーム) 18p

 

 


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【Report】Tour of Thailand 2018 第1ステージ

2018年04月02日 | レースリポート・動画

『ツアー・オブ・タイランド2018 第1ステージ』
【カテゴリー】UCI2.1
【開催地:タイ】PATTAYA ‐ CHAINATHABURI  Distance=207km
【開催日】2018年4月1日 
【出場選手】入部正太朗 木村圭祐 秋田拓磨 横山航太 小山貴大 黒枝咲哉

ツアー・オブ・タイランド初日は時折雨が降り高温多湿の中でのレースとなりました。スタートからアタックの掛け合いがありシマノレーシングもチャンスを伺いますが逃げは容認されません。

最初のスプリントポイントでは黒枝咲哉が2位通過し2秒のタイムボーナスを獲得します。シマノレーシングとしては黒枝以外の5名でエスケープのチャンスをうかがい、最終的にスプリント勝負となれば黒枝のステージ優勝を狙いたいと考えていました。

レースは大集団のスプリント勝負にもつれ込みますが、一旦ドライとなった路面がラスト1㎞から完全に濡れた状態となり、滑りやすく危険なスプリントとなりました。

残り1kmのコースプロフィールが事前に知らされていたものと異なり残り200mで右に緩やかに曲がりながらゴールへ向かうレイアウト。

コーナー外側、左端から単独追い上げた黒枝でしたたが、集団中ほどでスリップダウンした選手と巻き込まれた選手が進路をふさぎ、数十名が路面に投げ出される大クラッシュになり、黒枝と横山航太がこのクラッシュに巻き込まれます。

フェンスに衝突し、後続選手の下敷きとなった黒枝はしばらく動く事ができず一旦は救急車に搬送されましたが、レース継続を望み、徒歩にてゴールラインを切りました。

初日は不運がありましたが、残り800㎞以上レースは続きます。集中力を切らすことなく2日目以降に挑みます。

 

第1ステージ結果
https://www.cyclowired.jp/news/node/260237
1位 レイモンド・クレダー(チーム右京、オランダ) 4時間19分8秒
2位 モハド・ザミリ・サレ(トレンガヌサイクリングチーム、マレーシア) +0秒
3位 タナウット・サニクワティ(タイランド・コンチネンタル・サイクリングチーム、タイ) 
4位 中島康晴(キナンサイクリングチーム、日本) 
5位 ステファン・アスタエフ(ヴィノ-アスタナモータース、カザフスタン) 
6位 アブディ・ガニ(KFCサイクリングチーム、インドネシア)

 


▲入部正太朗に付き添われ徒歩にてゴールする黒枝咲哉


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