しのの気まぐれ日記

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天麩羅

2007年02月17日 12時52分32秒 | 資料話?付
伊庭八郎のルルブ(題名ぐらいちゃんと書いてやれよ!!正式名称覚えてないんだもん!!)のなかに、たびたび『天麩羅をもよおす』って、天麩羅パーティーを開催した事が載ってますが。
もしかしたら、鰻に不満があったように、京都の天麩羅も不満だったから自分で作ったんだったら可愛いな!!
というのも、当時の江戸と京の天麩羅はかなり違うんですよね。

江戸の天麩羅は衣を厚く胡麻油でカリカリサクサク茶色くなるまで揚げます。
対して京の天麩羅は、薄衣で油はカヤの油を混ぜるので白くふっくらと揚げます。

多分、伊庭は江戸風の天麩羅を催したのかなぁと。
いや、京の味に目覚めて京風の天麩羅だったってのも面白いけどさ(笑)。


あと、天麩羅パーティーには関係ないけど、江戸前の天丼は『ご飯は真っ白、天麩羅はつゆにサッとくぐらせたのをポンと乗っけて客に出す』(つーか、サッとくぐらすだけで天麩羅が真っ黒になるって!!)
京の天丼は『ご飯はつゆでグッショリ、天麩羅を乗せてから蓋をして客に出す(蒸気が回ってしんなりします)』
(京の天丼は出された時点で味が完成系で、江戸のは口の中で味を完成させる、って感じ?)
歳さんは、『こんな物、天丼じゃねぇ』とか言って二度と食べなさそうだ(笑)。
あんがい近藤さんの方が食べ物の適応が早そう。(気のせい)
コメント (4)
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