にゃんこのヨガ的生き方

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我愛台湾、『湾生回家』

2016-11-27 20:25:02 | 映画・ドラマ
勤労感謝の日から土日を含め五連休。遅い夏休みを取りました。旅行でもしようかと思いましたが、結局遠出はしないことにしました。映画を見たり、都内の温泉に出かけたり、行きたかったごはん屋さんに出かけたり。そんなふうにのんびり過ごしました。

映画、『湾生回家』。「湾生」という言葉を今回初めて知りました。

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湾生(わんせい)とは、日本統治時代の台湾で生まれ、第二次世界大戦後に日本本土へ引き揚げた日本人を指す言葉である。
第二次世界大戦終結に伴い、日本の統治下にあった土地や占領地から多くの引揚者が日本本土へ引き揚げた。日本統治下にあった台湾でもこうした日本人引揚者は多く、軍人や軍属を含めて約48万人いたと言われる。この内、湾生は約20万人いたとされる。

日本人のほとんどが戦後に本土へ引き揚げたが、湾生は生まれた土地が台湾であるため「私にとって故郷は台湾」と話す湾生もいる。

戦後数十年を経て台湾へ渡り、幼少期に過ごした場所や思い出の地を探し、その地を訪れる湾生も少なくない。

(Wikipediaより)
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仕事で台湾と取引するようになってから10年以上。恥ずかしながら当初は、台湾がどのような国なのか、どのような歴史を持つのか、全く知りませんでした。日清戦争、台湾割譲、そういえばそんなふうに日本史で習ったような。台湾R.O.Cって何のこと? その後台湾の歴史を知り、二二八記念館を訪れ、歴史書を読み、映画『台湾人生』を観たり。そして今回の『湾生回家』。

私は泣きました。声を出さぬよう、しゃくりあげて泣きました。涙が出てきて仕方ありませんでした。人は誰でも自分が生まれ育った場所を懐かしく思うものです。特に年を取れば取るほど。強制的に(見知らぬ国である)日本に送還された湾生たち。懐かしい祖国、台湾。帰りたいのに、帰れなかった人たち...

台湾に行き始めた頃はまだ、日本語を話す台湾のおじいちゃん、おばあちゃんが多くいました。スーパーマーケットで買い物をしていると、日本人?と話しかけられたものです。十数年経った今、その人たちは高齢化しています。これもまた、歴史を感じるひとこまです。

我愛台湾。

出身や立場により色々な見方があるでしょうが。それでももし機会があれば、ぜひ観てください、『湾生回家』。

主題歌『念郷』 <= 音楽が鳴ります
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